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秋晴れの裏六甲を歩く 地獄谷西尾根-三国池-石楠花山

地獄谷西尾根、石楠花山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (norakuro さん )

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行程・コース

天候

登山口へのアクセス

その他
その他: 神鉄「大池」駅から地獄谷登山口まで徒歩23分。

この登山記録の行程

大池駅(06:55)・・・地獄谷登山口(07:18)・・・西尾根分岐・・・水晶山(08:24)[休憩11分]・・・ダイヤモンドポイント(08:48)[休憩 8分]・・・三国岩(9:15)・・・三国池(9:21)[休憩 9分]・・・杣谷峠(09:51)・・・徳川道出合(09:58)・・・桜谷出合(10:40)・・・黄蓮谷出合・布引谷出合(10:49)・・・石楠花山(11:39)[休憩 19分]・・・天狗岩(12:04)・・・獺池分岐(12:21)・・・烏帽子岩(12:28)・・・上谷上(13:29)・・・谷上駅(13:43)

コース

総距離
約13.2km
累積標高差
上り約1,046m
下り約1,151m
コースタイム
標準5時間20
自己6時間12
倍率1.16

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 地獄谷西尾根に挑戦。山と高原の地図上では実線で特に注釈は無いが、未整備・ルートファインディングが必要な熟練者向きのコースらしい。下りでの道迷いは避けたいと思い、上りで歩くことにする。判らなければ来た道を引き返し下りればよい。
到着目標地点のダイヤモンドポイントを以前訪れた際、地図では水晶山へのルートが続いているが、まるで行き止まりのようで案内標の類は無く、足元の笹に覆われた中に人一人が歩けるような階段状の歩道がわずかに見えたのだがそこに降りていくのは少し躊躇われたのを覚えている。
その後のルートを考えて地図を見ていたら「石楠花山」が目にとまった。まだ未踏の地であり訪れることにし、炭ヶ谷を下り谷上へ向かう「裏六甲を歩く」コースとした。
 大池駅へ向かう早朝の神鉄内は山間部ならではと思えるひんやりとした冷気を感じた。
 地獄谷登山口からすぐの西尾根分岐を見落とし地獄谷を引き返す。よく見ると立ち入らないように張られた白いリボンテープがそこだけ欠けている。道標は無いが、見上げると踏み跡らしき道が奥へと続いている。
「行きたければ自己責任でどうぞ」と言われている気もしたが、行くしかない。
確かに未道標、未整備。本当に合っているのか不安をいだきながら藪の中を進む。精神的にきつい。
進行方向の目線の先に上りはじめた太陽がちょうどいい高さに大きく輝いている。時折木々に遮られるもののあまりの眩しさに歩が進まない。
人が通ったと思える所をなんとか辿り、水晶山に到着。短い石標が木に立て掛けある。眺望は無い。ここを過ぎると両脇の低い笹の間を抜ける道を通る。勾配のある階段状の歩道を上がると視界が開けた。ダイヤモンドポイント到着。ようやく明るい気持ちになる。
 三国岩、三国池に立ち寄る。静寂の三国池。朝日に照らされた木々に囲まれた中に秋空の青を映した水面が凛とした姿でそこにあった。杣谷峠へ向かう道で多数のハイカー達とすれ違う。ここまで誰とも会わなかったがやはりガーデンテラス、最高峰へと続くメジャールートは違うと思った。
 徳川道を下る。広い道幅。時折、沢沿いを行く。高い杉林間のなだらかで歩きやすい道も通る。歩が進む。黄連谷出合から石楠花山へ。再び上り。一旦下った後の上りがこたえる。山頂付近に出ると広場に大きな展望台があった。階段を上がると南側の眺望。少し赤身を帯びた木の葉が秋風に揺らいでいる。
5分ほど西へ進んだ所にある天狗岩へ向かう。多少のアップダウン有り。
「わぁ」っと思わず感嘆。視界を遮るものが無い西側に突き出たような岩に立つ。南西から北西までの視界が開けている。先ほどの展望台より良い眺めかも・・。写真を撮り拡大してみると淡路島の手前に明石海峡大橋がしっかりと映っていた。
 かわうそ池出合まで車が通れるほどの広い道幅を下る。烏帽子岩へ立ち寄る。こちらは山中に鎮座しており、下方から見るとなるほどそんな形にみえてくる。
 分岐に戻り炭ヶ谷を下る。倒木多数。ガレ場状、水枯れの沢内を進む。勢いで思わず下り過ぎたようだ。
何かが違う。明らかに道とは呼べない所を歩いている。降りてきた所を戻る。ほんの数分が長い時間に感じる。道標を見つけようやくリカバリーする。途中所々悪路有り。慎重に行かねば。
 やがて周囲の木々が減り、空間が開け、車音が聞こえ出す。下界が近い。阪神高速7号北神戸線高架をくぐりフェンス沿いを抜け一旦車道に出る。小休止。山中の非日常的空間から文明社会の現実に戻るような感覚。
無地下山できたことに胸をなでおろす。
秋晴れの晴天に恵まれた山歩き。裏六甲とは言え紅葉にはまだ少し早かったかも・・。
 住宅街を谷上駅へと向かう足取りは軽かった。

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装備・携行品

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登った山

石楠花山

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652m

よく似たコース

石楠花山 兵庫県

北六甲の名山・石楠花山に登り、森林植物園を訪ねる

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
3時間5分
難易度
★★
コース定数
15
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