行程・コース
天候
晴れ時々曇り。
すっきりしない天気で、薄着だと肌寒い陽気だった。
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
自家用車で富士川駅近くのコインパーキングまで移動。
この登山記録の行程
富士川駅(09:19)…太陽光発電所(09:42)…富士川キャンプ場(10:20)…金丸山山頂(10:26~10:32)…太陽光発電所(10:55)…富士川駅(11:11)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
※以前同じコースを辿っているので、一部同じ文章を用いています。
累積標高差が凄い数字になっていますが、実際には530m程度です。
三連休の中日、時間の掛かるハイキングよりも短時間で済むランニングのほうが良いかなと思い、富士川駅から富士川キャンプ場のある金丸山までランニングする事にした。
漫画やテレビの影響で富士川キャンプ場という名前はファンの間で有名になったと思うが、金丸山という名前は馴染みが無いかもしれない。
ちょっと複雑な話になってしまうのだが、金丸山とは蒲原丘陵と呼ばれる山域にある1つの山である。
蒲原丘陵とは大昔に1回だけ噴火して終了した山々の総称であり、標高が600mに満たない低山ばかりの集合体なので丘陵という名前が使われているらしい。
蒲原丘陵は静岡市と富士市に跨っているが、そのうち富士市側の蒲原丘陵に属している山々の総称として野田山という名前が使われている。
ただし、野田山健康緑地公園や野田山キャンプ場(現在は富士川キャンプ場)が金丸山にある事から、金丸山自体を野田山と呼ぶ事もあり曖昧な部分もある。
更に複雑なのは、現在の蒲原丘陵は静岡市と富士市に属しているが、2006年まで静岡市側は庵原郡蒲原町、2008年まで富士市側は庵原郡富士川町に属していた。
野田山と言う名前は旧富士川町の頃から使われており、2008年の合併で富士市がその名前を引き継ぐような形となった。
こういった経緯から、同じ山なのに複数の呼び名が使われていたりして分かりにくい部分が結構ある。
早い話が、富士川キャンプ場、野田山キャンプ場、野田山健康緑地公園、金丸山広場、金丸山山頂は同じ場所にあると思ってもらって差し支えないと思う。
同じコースは過去に何度か走っているが、いつも暑い時期に走っている記憶ばかりなので、冬に走れば快適に走れるかもしれないなとずっと思っていた。
今回、ハイキングにしようかランニングにしようか考えていたので良い機会かなと思い実行した。
同じコースを走るのは約半年ぶりになる。
富士川駅から金丸山は既に見え始めているが、麓は道が多いので冷静に地図を見ないと自分の現在地が把握しにくいので、事前にルート確認はしておいたほうが良いかもしれない。
地形図があれば御の字だが、舗装路を辿れば富士川キャンプ場に辿り着けるのでグーグルマップを参考にすれば良いかと思う。
その際に舗装路を外れて未舗装のハイキングコースなどに入らないように注意。
最初は住宅地だが、標高を少し上げると住宅地は終わり畑が目立つ典型的な里山の風景となる。
畑が多いので舗装された農道が多く、金丸山山頂まで殆どの区間を舗装路(簡易舗装を含む)で移動する事が出来る。
農地を過ぎると深い林の中を移動していくが、自然林よりも杉や檜の植林が圧倒的に多く自然という雰囲気は薄い感じがする。
中腹からは軽自動車でも通過が大変そうな道を走っていくが、道が荒れやすく枝や石が落ちている事が多かったり草が伸びている事も多い。
今回は草は綺麗に刈られており、落石なども殆ど見掛けず走りやすかった。
富士川キャンプ場は昔と違い管理人が居るキャンプ場となったため、キャンプ利用者でなくても立ち入る際には書面に氏名、住所、電話番号などを記入しポストに提出するよう義務付けられた。
以前は管理人への声掛けで大丈夫だったが最近になって変更されたようで、事務所とトイレの間の辺りにポストが設置されて備え付けの書面に記入する形式になっている。
その際ハイカーのように徒歩で訪れた人は無料だが、キャンプ利用で無くても車やバイクで訪れた場合は駐車料金が発生するため声掛けは必須となる。
ちなみに見学が可能な時間は8:30~16:45となっており、これ以外の時間は出入り口にチェーンと鍵が掛けられるため車の出入りが物理的に出来なくなるが、徒歩の人も立入禁止となるようなので注意。
この日は雲が多くヒンヤリした風も少し吹いていたが、長い登り坂を走る分には真に快適で夏に走るより数倍はマシ。
この山域は標高600m未満の低山が連なり、静岡県の海沿いにあって1年を通じて温暖なので、冬はあまり雪が降らず夏はかなり暑くなるため夏のハイキングはかなり過酷である。
個人的には冬から春にかけてのハイキングが良いかと思うが、晩秋は蜘蛛の巣が多いためハイキングコースを歩くのはかなり鬱陶しい。
麓で何とか見えていた富士山は、中腹で既に雲に隠れてしまいキャンプ場に着いた頃にも見えなかった。
キャンプ場は大規模に木々が伐採され、以前は一部の場所でしか見えなかった富士山がキャンプ場内のあちこちで見えるようになった。
南面はかなり大規模に整備されており、三保方面の眺望を案内する看板が建てられそちらを経由しても金丸山山頂方面へ行けるようになった。
こちらは整備途中なので、道がまだ簡易的で今回初めて未舗装路を走る事になった。
キャンプ場へ来るまでの途中、1人のハイカーと2名のソロキャンパーと思われる人とすれ違ったが、キャンプ場内では午前10時を過ぎた時点で複数のテントが張られておりキャンプ利用者も姿が見えていた。
チェックアウトの時間が近いと思うのが、すぐにテントや道具を片付けて撤収出来るものなのだろうか?それとももう1泊するのかな?
麓からでも良く見える金丸山山頂の電波塔は手前にロープが張られて入れなくなってしまっていたので、手前で引き返そうと思ったら近くにキャンパーと思われるご夫婦がおり声を掛けられた。
自分がここまで走ってきた事に驚いたようで、話が盛り上がり富士川キャンプ場が有名になる前の金丸山広場だった頃の話や、現在進行形でキャンプ場が整備されている話をしているうちにあっという間に時間が経ってしまった。
もう少し話をしていたいが、身体が冷えてしまうのが怖いので名残惜しいがお別れして下山する事にする。
帰路は同じ道を通るのだが、同じ道でも上りと下りは別の運動と言ってもいいくらい身体への負担が違うと思う。
上りでは疲れて息切れがしたり脚が上がらなったり、下りでは着地時に自分の体重以上の衝撃が伝わるため足腰が痛くなったり。
自分は上りが苦手なので下りは天国だと思っているが、さすがにランニングで下ると足腰が痛んでくるのが分かる。
無理せず走りながらも、上りよりも圧倒的に早いペースで富士川駅に到着して終了。
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装備・携行品
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