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琴平丘陵 秩父札所巡り

琴平丘陵( 関東)

パーティ: 2人 (MORO さん 、ほか1名 )

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行程・コース

天候

晴れ時々曇り

登山口へのアクセス

電車

この登山記録の行程

影森駅(10:37)・・・琴平神社(10:57)・・・円融寺岩井堂(11:10)・・・秩父修験堂(11:25)・・・護国観音(11:58)・・・大渕寺(12:10)・・・浦山歴史民俗資料館(12:30)・・・橋立堂・橋立鍾乳洞(12:50)・・・浦山口駅(13:43)・・・影森駅(14:10)

コース

総距離
約5.9km
累積標高差
上り約288m
下り約288m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

円融寺は秩父三十四観音霊場のうちの第二十六番の札所である。円融寺岩井堂は寺からかなり離れた場所にあって、参道は民間の工場の敷地内にある。非常にユニークであり、少々入るのに気が引けたが、受付で参拝の旨を話すと、快く入場させてくれた。受付の方は岩井堂を訪れたことがないと聞き、思わず笑ってしまった。受付から200m程、工場内を進むと琴平神社の参道入口の鳥居がある。150段程の階段を登ると琴平神社の境内である。境内には立派な相撲の土俵があった。大勢で賑わう行事があるようだ。社の右手裏に岩井堂に向かう参道がある。狭く急勾配の苔生した山道で、途中の数か所に小さな神社が建っている。分かり易い道標も建っていないので迷子になりそうであるが、足跡を辿れば大丈夫で、工場の音が下から聞こえるので安心感もある。途中の三叉路で他の登山者と行き会った。岩井堂付近には周回する山道があって少々複雑なようである。三叉路のすぐ先に岩井堂があった。山奥にしては奇麗で立派な懸造の御堂である。全体的な造りは福井の那谷寺の懸造の御堂と似ている。木漏れ日に照らされて美しい。御仏壇の扉は閉まっていて御本尊は見られなかった。お堂の裏手に、岩山を削り込んだ狭い急勾配の山道がある。険しい山道を50m程登ると仏像と「秩父修験堂」がある。秩父修験道の行者のために建てられたそうで、お堂中央の柱を周回しながら、柱に取り付けられた表面に「南無阿弥陀仏」と刻印された輪を周回毎に回し、それを12回繰り返すのだそうだ。今回は柱の真上にスズメバチが巣を作っていて、柱を回ることができなかった。岩井堂の前には手摺がある参道もあって、琴平神社を経由しない参道があるようだ。当初の予定では秩父鉄道沿いの道路を通って橋立鍾乳洞に向かう予定であったが、円融寺岩井堂下の山道の三叉路に「ハイキングコース」と大渕寺方向を示す表示があったので、ハイキングコースを利用して護国観音経由で西に向かうことにした。ハイキングコースの山道は幅50cm程で、所々で小さな岩山を越える険しい箇所もあるが、概ね勾配も緩く、非常に歩き易い山道である。岩井堂から離れるにつれて工場の騒音が小さくなり、聞こえなくなった時点で尾根を越えたことがわかる。迷子にならないようにコースを示す赤いリボンが所々に巻かれている。岩井堂下の三叉路から25分程で「護国大観音像」に達した。休憩用のベンチも設置されていて、眺望も良く、斜面の真下には大渕寺が見える中々素晴らしい場所である。観音像は間近で見るとそれ程大きくは見えない。護国観音から10分弱下ると大渕寺に着いた。秩父三十四観音霊場のうちの第二十七番の札所である。御堂(月影堂)は質素な、無垢の木肌のお堂で、堂内には小さく奇麗な像が祀られていた。総門近くで湧水が飲める。延命水とされる有難い水であるが、山道を歩いてきた人にとっては正に息を吹き返すような冷たい、美味しい水であった。橋立鍾乳洞は秩父三十四観音霊場のうちの第二十八番の札所の石龍山橋立堂の背面の切り立った崖に空いた鍾乳洞である。橋立堂は朱塗りの比較的小さなお堂であるが、前面に踏ん張るように柱が建っていて、堅牢な造りをしている。堂内には、真新しく感じる、小さな、奇麗な像が祀られていた。馬に纏わるお寺でもあるようで、本堂の脇には馬堂があり、馬の銅像が立っている。鍾乳洞の総延長はそれ程長くはないが、鍾乳石が上方、側方から突き出ていて、通路は這って進まなければならないほど狭い箇所も多く、また高低差が結構あり、狭い中での階段の昇降は足腰にかなり厳しい。入場口でリュック等の手荷物を置いて行くように言われた意味が良く解る。特に奇麗な鍾乳石が見られる箇所も殆どなく(観ている身体的余裕がなかったか)、危険な場所もないので、大人よりも子供に向いている施設かもしれない。

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装備・携行品

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