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塩山駅⇒乾徳山登山口バス停→道満山→乾徳山→乾徳山登山口バス停⇒塩山駅

( 関東)

パーティ: 1人 (もぎゅ さん )

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行程・コース

天候

利用した登山口

乾徳山登山口  

登山口へのアクセス

この登山記録の行程

乾徳山登山口(09:21)・・・大平高原分岐(10:42)[休憩 3分]・・・月見岩(11:07)[休憩 9分]・・・乾徳山(12:03)[休憩 25分]・・・国師ヶ原(13:23)[休憩 27分]・・・登山道入口(14:36)・・・乾徳山登山口(14:58)

コース

総距離
約10.6km
累積標高差
上り約1,387m
下り約1,387m
コースタイム
標準7時間20
自己4時間33
倍率0.62

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今回のテーマは「今年最初の2000mに行く」です。
前々から行きたかった乾徳山に行ってきました。
標高はそこまでではないかもしれませんが、ある程度技術を伴うとのことで、登山に慣れたら行こうと先延ばしにしていた山です。

慣れたらと言いつつ登山歴は11ヵ月、登山は28回やってきてます。多少の岩場くらいなんてことは無いでしょう。
乾徳山についてはそれよりも、バスの時間とコースタイムが壁に感じました。
塩山駅から始発のバスで向かっても09:10頃。最終バスは山梨市駅行きの16:51発です。
乾徳山登山口から道満山の尾根経由で登頂し別ルートで降りるコースの標準タイムが7時間20分であることを考えると、人によってはかなりシビアなんじゃないでしょうか。
かくいう我々も、0.85より速いペースでいこうと話をしつつ当日を迎えます。

朝08:15、塩山駅に到着します。
天気予報では14時ころまで晴れのはずが、青空ほぼ無しの曇り。おかしいな…。
バス待ちの列はすでに25人程度並んでいます。さらにぼくらの後ろに30人以上続きます。激混み!!
GWに被らず梅雨前の晴れの日となれば今のうちに行っておこうと思う人が多いのは仕方ないと言わざるを得ません。ぼくらもそうでしたから…。
バスは2台体制で6~70人程度の登山者を全員飲み込みます。なんとか座れました。

09:10、乾徳山登山口に到着しました。天気はやはり曇り。
乗客の80%ほどを吐き出し、甲武信ヶ岳目当ての登山者を運ぶべくバスは西沢渓谷に向かっていきました。
ほとんどが道満山の尾根経由ではなく、沢沿いを歩いて国師ヶ原に登るルートを選択しているみたいです。
登山靴に履き替えスタートします。

大平高原分岐までの3kmほどの区間はきついです。
特に危険とかではないんですが、ずーーっと登りでじわじわと体力を削られます。
景色はとくにありませんが、植生は広葉樹林で退屈な人工林に気が滅入ることはありません。
追い抜いたのが1人、先を行く人が1人でこちらは全然混んでいません。あれだけの人たちはどこへやら…。
スタートしてから45分ほどで道満山に到着。眺望無しのちょっとしたピークです。
しばらく平坦を進み、U字ターンする道路の横をすり抜けます。この道路は大平高原から伸びてきています。
そこからまたひたすら登りです。ときどき砂利の車道を横断していきます。

大平高原分岐あたりで標高は1500mくらいですが、この辺から植生はシラカバと熊笹など高山らしい景色に変わります。
上から降りてくる人と何度かすれ違います。
分岐から15分ほど登るとまた平坦になり、ところどころ大きい岩が目につきます。
曇り空で風もあるので半袖だと寒いくらいです。あとしっとりした感じがします。

太陽出てこないかなーと考えていると、突然森林が途切れて高原になります。どうやら月見岩の手前まで来たみたい。
国師ヶ原からたくさんの登山者が登ってきています。そっちが人気っぽい。
ここまで1時間巻くくらいのペースで登ってきていたので、いったん休憩します。

11:17ころ、山頂に向かいます。山頂は…見上げる限り雲の中です…。
ここから山頂までの区間は、がれ場や鎖場が多数あり、すれ違いが困難なところもあります。
周りを窺いながら脚を進めます。
岩場はすごい楽しいです!今まででこんな感じのところは無かったです。
両手両足を使って岩とか木の根っこに足かけてよじ登る感じです。
大きい岩の上から垂れる鎖を使ってよじ登るところもあります!
一応、ある程度の腕力と脚力が無いと難しいです。ゆっくりいけば大丈夫(ぶら下がるような垂直の壁ではないので)なんですが、なにせ人気の山で鎖1本の下には並びができます…。
山頂手前の鳳岩がやはりいちばんしんどいと思います。ぼくは大丈夫でした。

ということで12:03、乾徳山登頂です!スタートから2時間半、予定より1時間速かったです。
残念ながら、真上には少し青空が顔を覗かせていますが遠方はまったくダメで景色は微妙です。
晴れていれば甲府市街地とか南アルプスとか富士山とか、振り返れば甲武信ヶ岳なんかも見えたはずです。
山頂は岩場で狭く、大人数でのんびりできる感じではないです。
写真を撮った後、すみっこに陣取り15分くらい休みます。

下山は北に抜け山頂の西側を巻いていくルートを使うことにしました。なんとなくです。
看板にも書いていたりしますが、こちらのルートは急登で段差が多く、浮石多数。歩きにくいですし、登りだとなおのことしんどいでしょう。
急ぐ必要もなかったんですが、この日この時間はなぜか足が快調でスタスタ駆け下りていきました(同行者を置き去りにするくらい)
急登でぐぐっと標高を下げると、トラバースするようになります。ここまでくると楽です。
山頂から1時間ほど歩くと辺りが明るくなり森林が途切れようとする先に赤い屋根の建物が見えてきます。
景色が広がる瞬間はジブリ映画を思わせるようです。

高原ヒュッテはトイレアリで避難小屋としても使えるはず。4組ほど中と外で休憩していました。
小屋の横にいい感じの岩があったので座って休憩。ここまで1時間20分ほど巻いているのでたっぷり休んでも大丈夫。
もはや終バスにおびえる必要も無いですね。

そこからは来た道から戻るか沢の方に降りるかの選択ですが、せっかくなら沢の方から降りましょう。
みんなこっちから登ってきているみたいですし。
ぶっちゃけこのルートは強調するところは無くて、ゆるやかで歩きやすい、景色は退屈寄りというだけです。
カラマツから標高下げると松林、さらに下がるとスギ林って感じです。岩場とか急登もないのでエキサイトも無く…。
今日登ってきたルートの方が少し大変だけど面白かったかも?と思ったり。

1000mくらいになると道路に合流します。「乾徳山登山口」のでかい木の看板。
ここからはバス停まで歩くだけ。
15時前にバス停まで戻ってこれました。
ちょうど塩山駅行きのバスがあったのでそれで駅まで戻りました。
塩山駅周りって飲食店が少ないうえに夕方以降開店ばかり…。
そのなかでも空いてくれていた「五十番」という昔ながらの街中華のお店でチャーハンとタンメンを食べました。
満足な1日でした。
お疲れ様でした。

今回は今年最初の2000m級であり、今後を見据えて少し難易度も伴う乾徳山にいきました。
終わってみれば標準の0.62で走破していました。全然急いでなくてもこのペースでいけました。
難易度の格付けはCでしたが(山梨の公式)、なんてことはなかったです。
唯一の心残りは天気です。晴予報だからウキウキで出かけたのに…。いずれリベンジですね。

山自体は、最初に行ったように公共交通機関を使う場合は時間がシビアなので、普段から標準タイム以上かかる人はきついかもしれないです。
コースはなが~く登りが続きますし、がれ場浮石岩場と簡単ではないでしょう。
ある程度の体力筋力がないと余裕をもった山行にはできないかも。
景色は高原からや山頂からの景色はいいと思います(今回はよく見れず)
これは完全にぼくの主観ですけど、バスの激混みさ、時間のシビアさまで考慮するなら類似のエリアでほかにもあるような気がします。あくまで景色を楽しむ観点も考慮してですけど。

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登った山

乾徳山

乾徳山

2,031m

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