行程・コース
天候
晴~曇り(早朝から清々しい天候で風景もばっちり)
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
美濃戸口の八ヶ岳山荘4:00着。すでに山荘に近い駐車場は満車。2段目のところに駐車。
この登山記録の行程
美濃戸口(04:45)・・・美濃戸(05:42-05:55)・・・堰堤広場(06:43-06:49)・・・赤岳鉱泉(07:47-08:08)・・・中山乗越展望台(08:43-09:17)・・・行者小屋(09:28-09:58)・・・地蔵尾根途中お地蔵さん(11:08-11:22)・・・行者小屋(12:29-13:17)・・・中山乗越(13:25)・・・赤岳鉱泉(13:55-14:21)・・・堰堤広場(15:35-15:40)・・・美濃戸(16:34-16:39)・・・美濃戸口(17:26)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
南八ヶ岳に「ハイキング」してきました!
いろいろあって山に出向くのは久し振りです。リハビリをかねてのんびり歩こうと思います。
それで選んだのが・・・南八ヶ岳の峰々を一望できる「中山乗越展望台」です。ここは主峰の赤岳はもちろん横岳・阿弥陀岳・中岳に囲まれたまさに「展望台」。来る人も少ないので八ヶ岳を独り占めできる別天地です。美濃戸口からのアプローチはとても長く、筋肉を戻すには最適な場所?かもしれません(笑)。
■美濃戸口(八ヶ岳山荘)
赤岳・横岳・硫黄岳の玄関口です。多数の登山客がここを拠点にします。ここに車を停めますが駐車場150台と多数駐車ですがすぐ埋まってしまいます。今日も4:00に到着しましたが、山荘に一番近いエリアは満車。その次の2段目に停めました。その後もどんどん入ってきます。この日は4:00過ぎに山荘が空いて、受付で駐車料金(800円/1日)を払いました。奇麗なトイレ(100円)も24時間OKです。日帰りで入浴もできるので、下山後お風呂に入って帰る!ってこともできますね。ちなみに、車はさらに先の美濃戸まで入ることができますが、未舗装でかなり雨・雪で道路がえぐれている個所があって、車体の下を擦りそうで、いつも美濃戸に車を停めます。行ければ往復2時間の徒歩時間を短縮できます。
■北沢
美濃戸口~美濃戸までは林道をのんびり歩きます。八ヶ岳らしい森の中を意外とけっこうの斜度で登ります。美濃戸にある美濃戸山荘で冷たいお水とトイレ休憩。スイカがあるんです!この美濃戸山荘からルートは2つに分かれます。北沢と南沢に分かれます。北沢は赤岳鉱泉(硫黄岳を登る拠点)、南沢は行者小屋(赤岳と阿弥陀岳を登る拠点)へ向かう分岐です。それぞれメリット・デメリットがあってどちらを選ぶかは自分の気持ち次第ですね。北沢は比較的なだらかで空も開放的で、北沢の川にそって川を楽しみながら、最後は横岳が望めるルート。赤岳に行く場合に北沢を選ぶとさらに今回目指す中山乗越を超えないといけないため、距離と時間が大幅にかかります。南沢は、行者小屋まで最短でいけるルートだが、前半はアップダウンが激しいのと川での大きな岩との格闘、後半は目印が少ないので道迷いしそうな感じで注意がいります。最後は赤岳が望めます。
正直、いつも北沢を行きます。どうも南沢は苦戦してしまうので、のんびり登山なら距離が長くても北沢の方が楽ですね。
美濃戸から林道の終点が堰堤広場です。川を守る堤防があります。ここまでずっと林道歩き。考えることもなく、八ヶ岳のムード満点なのでまずここを目指してのポイントになります。堰堤広場から北沢にかかる橋を渡るとそこから本格的な登山道が始まります。北沢を何度も橋を使って渡渉を繰り返します。この日は北沢の水量が多く激しい濁流のような流れ、滑らないように注意しながら登山道を進みます。木道が多いので滑らないようにです。ずっと川沿いを歩き途中から横岳の大同心が見えてきて気分が高まります!後半は川を離れちょっと薄暗い森の中を進み、パッと景色が広がるとそこが赤岳鉱泉です。
■赤岳鉱泉
なんといっても宿泊したらステーキの夕食が待っている人気の山小屋。何度もきていますが、まだ泊まったことはないので、やっぱり一度は泊まってみたいですね。泊まらなくても、美味しいカレーが食べれたり、湧水が冷たく美味しいです。ここまで長い距離をかなり登り上げてきているので、どうしてもここでお休み!です(笑)。今日は開山祭りの70th周年の記念バッチと以前買えなかった横岳のバッチがあったので2つゲット。今日はいつもより短めでスタートしました。
■中山乗越
赤岳鉱泉から行者小屋を目指します。約40分くらい。南沢から登ればこの40分は不要です。また行者小屋に行くには中山乗越という1つ山を越えないといけません。エリア的に3つに雰囲気が異なり、乗越までは意外と面倒なことが2つあります。
1)赤岳鉱泉~中山の取りつき
まず目標はHP(ヘリポート)。赤岳鉱泉の一番奥から登山道が森の中へ伸びます。比較的広い道を斜度をもって登ります。一気に開けるのでそこがヘリポートです。問題はここから。森です。この日は雨が大量に降っている梅雨時期のラッキーな晴れ間。北沢の水量が多かったのと同様、雨水は至るところで水路を作ります。なんと登山道が川でした(笑)。沢登り?とも言えるような登りです。途中大きくえぐれた登山道になりますが、そこは完全に川となり、縁に人が入り込んだ後が道になっていて、そこを歩くようになります。もう完全に以前の道は川です。標識とかはないので、少し迷いそうな感じを受けますが、跡を確認しながら、スマホの位置情報で確認しつつ取りつきまで行きます。取りつきにはやっと看板があります。ここから鋭角に登山道が曲がり、いよいよ中山へ向かいます。
2)中山乗越までの登り。
ん~。ここが以前はとっても嫌でした(笑)。勝手に呼んでますが、通称マムート階段地獄です(笑)。象さんのマークで有名な登山メーカー。階段にこの像さんマークがたくさんついてます。これがなかなか急で段差もあって登りづらいです。以前よりも雨や雪で少し荒れ気味になっていました。が、この階段がなければ、さらに登りづらいはずですから、整備されていることにはやはり感謝です。後半は斜度も落ち着き森が奇麗なので、ひんやり感あって気持ちがいいです。
3)中山乗越
立派な標識が立ってます。以前はなかったように思います。ちょっと開放的に開けている部分があり、横岳の大同心を望めます。迫力あります!ここが登山道の頂点。ここから行者小屋へ下れます。が、ここからさらに森の奥へ踏み跡が続いて伸びています。以前はほんと踏み跡でしたが、もうしっかり登山道ですね。頂上直下はかなり斜度がありますが、ここも道がしっかり作られているので問題なく登れます。
4)中山乗越展望台(今回の目的地)
ここは南八ヶ岳を一望できる展望台です。横岳全山、赤岳天望荘、主峰の赤岳、中岳、阿弥陀岳 とすべてを近距離でみることができます。南八ヶ岳の峰々に囲まれる別天地です。しばらくここにいてただ景色を見てるだけでいい場所です。あまりここに人が来ないので独り占めです。結局1組だけきましたが、大半独占できました。この景色はいつみても絶景で大好きな場所です。
今回はちょっとチャレンジをしたくて、この展望台から実は奥に踏み跡があります。地形図では道はないです。行けるところまで奥にいってみました。少し行くと2つ石のお墓?ですかね、立派な石のプレートがありました。さらに奥に行けたので進みましたが、ほどなく道幅が狭くなり岩のトップを歩くようになり木々に塞がれる感じになったため、はえば行けましたがそこまでするのもと思い、そこまでとしました。木々の間から大きな阿弥陀岳を見て戻ったという感じです。
5)中山乗越から行者小屋
下りの通称マムート階段(笑)。こちら側も象さんを見ながらおります。こちら側はあまり斜度もきつくないので、森を楽しみながら行者小屋を目指せます。最後にえぐれた谷筋を渡ると赤い屋根の行者小屋が目に飛び込んできます。
■行者小屋
赤岳と阿弥陀岳を目指す拠点です。小屋の雰囲気がいかにも山小屋で好きです。広い色場でベンチも多く、テント場も広いです。
ここはなんといっても「カモシー」です!「山なめんなよ!」のカモシカのゆるキャラです。小屋の入口に「山なめんなよ!」などの多数の吹きだしのプレートがあって好きな言葉を選んで写真を撮ってる人が多いです。ちょっと笑えます。「山なめんなよ!」の絆創膏が売ってたので、1つお守りとして買ってきました。この絆創膏は使わないためのお守りだそうです。
そして、実はもう1つ目的があります。この行者小屋のラーメンです!正直、このラーメンを食べにここまで歩いて来たというのが本当の目的です。これを食べて帰る!ということなんですが・・・・・食べる前に、余計なオプションでチャレンジしてきました!
もともとしっかり登山計画はしてのことです。
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■地蔵尾根のお地蔵さんに会いに行く
赤岳に登るには2つのルートがあります。地蔵尾根と文三郎尾根です。その地蔵尾根は登りきると頭に赤い頭巾を被ったお地蔵さんが待っていてくれます。このお地蔵さん、実は地蔵尾根にもう1体いらっしゃいます。そこで、この地蔵尾根の途中に鎮座しているお地蔵さんに会いたい!というオプションを用意していました。久しぶりの高山登山。登山自体もほんと久しぶりなので、体調次第。中山乗越で素晴らしい景色をみたら、もう元気が出てしまっていくことにしました。
地蔵尾根もいくつかのパートに分かれます。
1)行者小屋から約半分に位置するちょっとした広場
2)階段とクサリ場の地蔵尾根核心部
3)途中のお地蔵さんから地蔵ノ頭(稜線のお地蔵さん)
1)行者小屋から約半分に位置するちょっとした広場
行者小屋から登山道に入ると斜度が出始めます。地形図ではまだ緩やかにみえますが、登ってみると意外と斜度がきついです。そして目標の広場まではざれた急斜面を登ります。さすが八ヶ岳の登ります。急です。森は涼やかないかにも八ヶ岳の森です。歩いていて気持ちいいです。気持ちいいがだんだん余裕がなくなっていくのがちょっと快感です。2500m付近がほぼ中間地点ですが、ここにちょっとした広場があります。この先から核心部に突入するのでちょっと休憩するには良い場所です。
2)階段とクサリ場の地蔵尾根核心部
広場のあと1段登ると、階段が目に飛び込みます。この広場以降急激に斜度が増します。階段鎖場がここから連続します。また、木々も低くなり、いよいよ高度感が増し、雄大な景色がつらい登山を後押ししてくれます!
2510m付近 ・・・ 最初の階段
2520m付近 ・・・ 絶景ポイント
2530m付近 ・・・ 網の階段
2540m付近 ・・・ 木々が少なくなった開放的な斜面
2570m付近 ・・・ 赤岳山頂部の眺望
2590m付近 ・・・ 絶景ポイント
2610m付近 ・・・ 地蔵尾根核心部の細い階段と斜面トラバースの高度感あるクサリ場
※この場所が最難関。細い階段がけっこう登りづらい。次のクサリ場はけっこうビビります。が、足場は段差があるので、しっかり体重をかけ踏み込んでおけば安定します。鎖は一応もっている感じで大丈夫です。下りはまともに高度感を感じるのと滑りやすいという直感が働くので注意が増します。
2620m付近 ・・・ クサリ場終了と絶景
※核心部を超えると世界が変わります。高度感ある大絶景です。それとここから強風に変わります。あたりは赤い岩だだけです。ここでも充分ですが、もう1つ上の段に登れば赤岳が見え、そしてお地蔵さんに会えます。
2630m付近 ・・・ 地蔵尾根途中お地蔵さん(目標地点)
お会いしたかったお地蔵さんです。感激でお地蔵さんと握手してしまいました(笑)。そして核心部よりさらに1段上がったので、赤岳・中岳・阿弥陀岳・行者小屋・中山乗越展望台・赤岳鉱泉・峰の松目・硫黄岳・横岳とすべてを見渡せる位置です。ここにお地蔵さんが立つのもわかる気がします。お地蔵さん自身もこの景色を望め、登って来た登山者はこれまでの苦難を乗り越えた感謝ともう一歩の稜線までの元気づけとしてとってもいい場所に鎮座してもらってると思います。
3)途中のお地蔵さんから地蔵ノ頭(稜線のお地蔵さん)
もうあと80m登れば地蔵ノ頭=稜線です。ここからが岩との格闘。手と足で岩をつかみ最後のひと勝負です。今回はこのお地蔵さんまでと決めていたので、あと少しで稜線!とかは思いませんでした。無理せず楽しむことも大切です。それに、梅雨の晴れ間で天気も不安定でお地蔵さんにあって景色を楽しんでいるうちに、だんだんと上昇気流が激しくなり、1つ1つ頂きが消えていき、風もより強くなってきました。なんかお地蔵さんに会うまで天気が悪くなるのを待ってくれてたような気さえします。これ以上行くなよ!ってお地蔵さんも言ってるように思えて、素直に下山です(笑)。
■地蔵尾根下り
高度感ある急坂です。前半は階段とクサリ場。中段は木が少ない開放的な岩の斜面と可愛いお花。後半は徐々に緩む斜度と八ヶ岳の森。行者小屋の赤い屋根が見えると戻ったー!っていう充実感です。
■行者小屋
それではお楽しみのラーメンです!(笑)。醤油ラーメンと味噌ラーメンの2つがあります。他にもカレー、牛丼があります。
ん~、醤油と味噌、どちらもなんでこんなうまいラーメンがここで堪能できるのか不思議です。どっちも最高!
でも、どちらがよりいいですか、と問われたら・・・・両者高いレベルの位置でですが、味噌ラーメンです。この味噌は、麺とからんでまた登山で抜けた塩分が取り戻されて、最高です。またコーンがいい役割を果たしています。もちろんチャーシュー!これはもうすごい分厚さで驚きです。ここまで来た甲斐があります!
■下山
中山乗越~赤岳鉱泉~北沢~堰堤~美濃戸~美濃戸口 と今日来たルートで戻ります。お地蔵さんまで登ってしまったので、帰りのこのルートはとっても長くて、1日で歩くのはなかなかハードです。リハビリには余計に堪えました(笑)。特に赤岳鉱泉~堰堤までは、滑りやすいのともう疲れていたのでかなりローペース。でも怪我なく無事に戻れれば、それでいいのです。予定より約1時間遅れましたが、よい登山になりました!景色もバッチリ、なんといってもお地蔵さんに会えたのでもう大満足です。
■下山後のご褒美
灯台下暗しとは良い言いますが、これだけよく美濃戸口に来ていたのに、存在を知りながら足を向けていなかったレストランがあります。今回、yatsugatake J&N というレストランで夕食を食べました!初だったのですが、素晴らしすぎて言葉はいらないほど大満足。シチューを頂きました。高原のお野菜がたくさん入り、お肉は柔らかい煮込んだ大きな牛肉が3つも入っていて、ソースが濃厚!好みでかける生クリームがまたいい!こんな美味しいお店があったなんて、なんで今まで寄らなかったんだと!後悔です(笑)。デザートにプリン、そしてお土産にカレーパンも買って、食べましたが、もう絶品でとっても美味しかったです。もう美濃戸に来たら、絶対にここによります!
ということで、久しぶりの登山は南八ヶ岳の峰々を見て楽しみ、山小屋のラーメンと下山後のレストランの食事で大満足の山行になりました。登山は頂上だけじゃない!っていうのがほんと面白いですね。いよいよ夏です!ここからの山行さらに楽しみたいと思います。
(登山DATA)
エリア:八ヶ岳連峰 南八ヶ岳
山名:中山乗越展望台(なかやまのっこしてんぼうだい)
標高:2,390m
岩質:安山岩・玄武岩質安山岩(溶岩・火砕岩)
ルート:【復】中山乗越展望台~地蔵尾根途中お地蔵さん(美濃戸口)<北沢>
グレーティング: 体力 4、定数 36、難度 C EK度数 39(きつい)
特徴:横岳・赤岳・中岳・阿弥陀岳の展望台
フォトギャラリー:104枚
美濃戸口に立つ八ヶ岳山荘。ここがスタートラインです。4:45登山開始です。
ここが登山口。
中に入ればもう八ヶ岳っていう森です!涼しい!
美濃戸に入り赤岳山荘の登山道進行方向に阿弥陀岳です!
川の水量が多いです。梅雨時期ですからね・・・。
美濃戸山荘前の「八ヶ岳」の看板です。これをみると八ヶ岳って感じます。そして戻って来た!って思います。わくわくです。この看板の裏手から南沢ルートになります。が、行くのは北沢です。
北沢は初めは林道歩きなので、のんびりとゆっくりと八ヶ岳へのアプロ―とを楽しみます。とっていも結構斜度があって登り大変です。ペースは自分のペースで、先もあるのでゆっくりローペースでいいと思います。
堰堤広場。
堰堤広場の橋を渡り、対岸を登ります。
この木製階段からいよいよ本格的な登山の開始です。
北沢にそって木道を進みます。
またこうして北沢を橋で渡します。北沢は何度もこうやって川を橋で渡りながら進みます。
川の流れがとっても激しいです。その分、とっても涼しい!
川の左側面を木道が長く伸びています。
その先に、ちょっと滑りそうな大きな岩をあるくので、ここは注意です。すぐ脇を流れの早い北沢が流れていますので、絶対に滑らないように。
そしてさらに木道が奥へ延びます。ここは雰囲気があっていい場所です。
一度川から少し離れます。そうすると苔の森になります。八ヶ岳っていう風景ですね!
そしていよいよ横岳!見えてきました。
大きな岩も目立つ登山道です。
落ち着いた苔の森は気持ちがいいものです。
ミヤマウツボグサ(深山靫草)ですかね?
とっても可愛く奇麗でした。
タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露)
紫の花が可憐で奇麗。結構目立って橋のたもとの登山道に咲いてました。
川から離れ森の奥へ入り込みます・・・・すると・・・・
赤岳鉱泉に到着です!横岳と赤岳です。
赤岳鉱泉の裏手から中山乗越へ向かいます。
登山道は川になっていました。
ヘリポートです。
苔がほんとうに奇麗です。
登山道はさらに奥へと続いています。
時折、横岳が見えます。
ここが中山乗越への取りつきです。ここから右へ鋭角に登山道は折れ、登りになります。
こういう階段の登山道です。この階段よーく見ると・・・
象さんのマーク!そうマムートです。マムート階段っておいつも読んでます(笑)。けっこうきつい登りです。
登るとどんどん奥へと高度を上げます。
またマムート階段です。
そして 中山乗越 に着きました!こんな立派な標識があります。
横岳の大同心がみえます。左の木に隠れて硫黄岳も見えます。
中山乗越から展望台へ向かいます。昔は踏み跡っていう感じでしたが、もう登山道ですね。
頂上直下のきつい登りです。がここも道がしっかりあります。
中山乗越展望台に着きました!景色はもう少し後に・・・この奥を少し歩きました。
こんな道が奥へ延びています。
が、木々に塞がれ道も細くなってきたので、ここまでにします。
木々の間から阿弥陀岳が大きく見えました!では中山乗越展望台へ戻り、景色を楽しみましょう!
まず、左側から横岳です。このギザギザ全部横岳。ここを歩くんですからすごいです。でも歩くと楽しいのでまた行きたくなります。
大同心、小同心、横岳頂上部です。
地蔵ノ頭~赤岳です。
八ヶ岳の主峰赤岳。展望台から見ると高度の関係から鋭さよりも岩塊のように見えます。
中山乗越展望台から見た赤岳・中岳・阿弥陀岳の3山。親子が手をつないでいるように見えます(笑)。赤岳がお父さんで、しっかりしたお母さんの阿弥陀岳って感じがします。中岳は幼稚園くらいでしょうか(笑)。
阿弥陀岳。ここから見ると迫力があります!
中山乗越展望台は、横岳・赤岳・阿弥陀岳とこれぞ八ヶ岳の景色が一望できるので、お勧めのスポットです。
中山乗越展望台を後にします。けっこう急なので注意です。
中山乗越に戻りました。
行者小屋に向かいます。こちら側にもマムート階段があります。
行者小屋に着きました!
行者小屋。カモシーが迎えてくれます(笑)
行者小屋前の広場。阿弥陀岳と中岳を望みます。
オプションで地蔵尾根にチャレンジ!ここが行者小屋からの地蔵尾根の登山口です。
だいぶ、登山道はえぐれています。
ざれた登山道をどんどん高度を上げます。
谷にぶつかります。その右側面を歩きます。
赤岳特有の赤茶けた登山道を、「登り」ます。もうかなり急斜面です。
少し広い休憩ポイントに着きます。ここから斜度が増し、いよいよ階段とクサリ場が連続します。
はじめの階段です。階段の踏み場が斜めになってるので、注意して登ります。
登りきると絶景が飛び込みます。硫黄岳~峰の松目の稜線です。青空が眩しくて気持ちいいです!
横岳が近づいて来ました!鋭利な岩峰がそびえています。
2つめのポイント、金網の階段です。これは安全です(笑)。
登りきると木々が少なくなり開けてきます。
赤岳が見えた!
阿弥陀岳がどっしりいい角度でそびえています。きつい登りですが景色が後押ししてくれます。
第3ポイント。細い階段です。手すりのある細い階段です。危険はないです。
高度感がいよいよでてきました。
赤岳・中岳・阿弥陀岳 と3座望めていい景色です。ちょうど2600m付近です。
硫黄岳の稜線もばっちり!
横岳が怖いほどにすぐそばです。
と、行く道をみると、とうとう来ました!地蔵尾根の核心部の階段とクサリ場の連続するところです。ここはちょっと注意がいります。高度感もあるので、少し怖いと感じるかもしれません。
まずはこの細い階段です。落ち着いて慎重に登りましょう!
続けて少し滑りそうな岩の露出した面をトラバースで斜め左上に向かいます。ここが怖いかもしれません。ただ、足元は段差があって、足を踏ん張れるので、クサリを補助に足に力点をおいて三点支持で登れば、問題なく攻略できます!落ち着いてゆっくり対処です。
クサリ場の最後です。ここを超えれば核心部は終わりです。
もう稜線が見えています。ここをもう1段だけ登ります!
そうすると、地蔵尾根の途中に鎮座するお地蔵さんに会えます!これを登りければ(80mくらいです)稜線の地蔵ノ頭です。が、今日はここまでです!ここまで来ると空気が違います。まず風が強くなります。そして岩場も険しくなります。
お地蔵さんからは、赤岳も見えます。
硫黄岳から伸びる稜線と眼下に行者小屋・中山乗越・赤岳鉱泉も見えます。
横岳の日ノ岳が目立って見えます。その奥に硫黄岳です。雲が次第に広がってきてしまって、ギリギリこの景色に会えました。
日ノ岳から赤岳天望荘へ伸びる稜線です。もう目の前です。
阿弥陀岳にガスがかかり始めました!また風も強くなり始めました。
お地蔵さんにも会えたので、今日はこれで下山します。目標は達成です!これだけ景色を見れればもう十分です。下りは高度感あり、急坂です。慎重に。
核心部を抜け、その下の細い階段を上から見ました。かなり急な階段です。
急な下りですが、上から見下ろすと行きでは気付かなかったお花に会えます。
ツガザクラ(栂桜)
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)
キバナシャクナゲ(黄花石楠花)
木が疎らな中間行きに入りました。
さらに下ります。
森に入りました。
行者小屋の赤い屋根が見えて、戻ってきました!
行者小屋です。それでは、お目当ての・・・!
ラーメンです!写真は醤油ラーメンです。醤油と味噌があります。どちらもほんとに美味しいラーメンです。これが食べたくて実はここまで来ました(笑)。それがほんとに登山計画です。特に地蔵尾根までも行ってきたので、お腹もすいて、もう大満足です。
行者小屋やを後にして、北沢ルートで帰ります。赤岳鉱泉から堰堤までお花がいくつも咲いています。
シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺)
ヤマオダマキ(山苧環)
けっこう疲れていますが、頑張って戻ります!
堰堤まで戻ってきました。ここからは林道歩き。のんびり歩きましょう!
美濃戸口に戻ってきました。
美濃戸口の八ヶ岳山荘です。
下山後のご褒美。今回初めて美濃戸口にある yatsugatake J&N という山小屋風の宿泊施設を備えているオーベルジュで夕食にしました!お店の名前はオーナー夫婦のイニシャルだそうです。これがもうとっても美味しいレストランでした!
シチュウーにしました。2週間も煮込んだシチュウーだそうです。お野菜がいかにも高原野菜。この下に大きな牛肉がなんと3つも入っています。ものすごいボリュームと美味しさです。とっても美味しかったです。もう美濃戸に来たらここです(笑)。
食後に、八ヶ岳プリンを食べました。レーズンが入ってるんですが洋酒が効いて最高でした。美味しすぎて、お土産にカレーパンを買って帰りの高速で食べました。カレーパンのカレーが美味しいのはもちろんですが、パンがモチモチで驚きました!
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ソフトシェル・ウインドシェル | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 |
| レインウェア | 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| 予備電池 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
| 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | ナイフ | 健康保険証 |
| ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 | 行動食 |
| テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |