行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
その他: 前日から銀山温泉の旅館に滞在、朝食後に観光
この登山記録の行程
能登屋旅館(8:10)→せことい橋(8:16)【1分滞在】→《洗心峡》→河鹿橋(8:21)【1分滞在】→夏したず坑(8:24)【2分滞在】→おもかげ園(8:30)【3分滞在】→延沢銀鉱洞南口(8:35)→延沢銀鉱洞北口(8:37)→《延沢銀鉱洞北側》→延沢銀鉱洞出口(8:48)→儀賀市郎左ェ門の像(8:53)→白銀の滝(9:05)【3分滞在】→疎水坑口(9:09)【3分滞在】→能登屋旅館(9:15)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
銀山温泉の上流部の銀山川沿いの400m程の区間に造られた遊歩道で、銀山温泉の公式HPには所要時間:20分~90分の3つのコースが紹介されていて非常に親切である。今回は朝食前に山の神神社方向を廻っていたので、朝食後から大石田駅への宿の送迎車が出発する10:00過ぎまでの間に所要時間:60分、歩行距離:1.4kmとされる「銀鉱洞直行コース」に倣って白銀公園→せことい橋→河鹿橋→夏しらず坑→おもかげ園→銀鉱洞→疎水坑跡を巡ってみた。地図情報で調べても遊歩道の具体的な道程が解るものがなく少々心配であったが、各観光ポイントが近接していて予想外に歩き易かった。白銀の滝の上流部、せことい橋から河鹿橋辺りまでの100m強、のんびり5分程の区間が洗心峡と呼ばれる浅い渓谷である。川岸の幅1m程の遊歩道は歩き易く奇麗に整備されている。川に露出した岩に渡って写真を撮ることもできる。河鹿橋を渡って50m程先の遊歩道脇にある洞窟である。洞窟からは勢い良く冷風が噴出している。洞窟内に入り、フラッシュをたいて内部の写真を撮ろうとすると冷風の線で真っ白な写真しか撮れない。フラッシュ無しで内部の写真を撮ることができた。数分留まっているだけで体が冷え冷えしてしまう程の涼しさであった。遊歩道の終端部になり、手前には上ノ畑集落の跡に向かう分岐がある。おもかげ園には休憩用の東屋、公衆トイレが整備されている。芝生で休んだり、長者池を眺めたり、のんびりするには丁度良い場所である。おもかげ園の入口に“銀山白銀公園案内図”が掲示されていて、鉱洞は南側(南口)と北側(北口)の2本があることが解るが、経路が少々複雑である。今回は南口から入り鉱洞を抜けた後、再び北口から入って長者池に抜けるルートで廻ってみようとしたが、残念ながら崩落によって南側は入坑が出来なくなっていた。長者池の裏側に南側と北側に分かれる経路の三叉路があり、入口だけでも見ようと南側に向かった。南側の入口付近や鉱洞内部にも崩落した泥岩の破片が落下していて、危険な状態であることが良く解った。北側の入口に戻って入坑した。北側の方が延長が長い。鉱洞内部の通路には鋼製の屋根が掛けられていて、落石への安全対策が取られている。入口から20m程下ると広い空間があった。延長40m、幅20m、高さ20m程もあろうか。岩盤の褐色の地肌に苔の緑や鉱物等の黒褐色の模様が混在して、それらがライトアップされて非常に奇麗な景観を創っていた。空間の天井には100匹余りの蝙蝠が留まっていた。空間の端から20m程登って探検は終了である。鉱洞内部は非常に涼しく、延長100m強、10分強の入坑の間にすっかり身体は冷え切ってしまった。無料では申し訳ないと思える施設である。北側の延沢銀鉱洞を出て出口脇の石段を上ると直ぐ岩山の頂上に出る。頂上には芝生の広場があって、その奥に儀賀市郎左ェ門の銅像が立っていた。延沢銀鉱洞内にあった広い空間の直上である。延沢銀鉱洞から10分強で白銀の滝に戻った。白銀公園の入口の脇に“疎水坑口”の表示があったので、観光の最後に立ち寄ってみた。疎水坑は鉱洞掘削のために整備された排水・運搬・アクセスを目的とした坑道であるそうだ。入口から20m程でその先は柵で入れなくなっている。柵の先は真っ暗で、ライトで照らしても何も見えなかった。涼しい場所である。
























