行程・コース
天候
晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
県道75号脇駐車スペース
この登山記録の行程
県道75号脇駐車スペース0908……0911防ヶ沢登山口0913……1016防ヶ沢分岐0116……1035駒ヶ岳山頂1116……1119本宮分岐1119……1129駒ヶ岳山頂1129……1131本宮分岐1131……1143防ヶ沢分岐1143……1230防ヶ沢登山口1231……1235県道75号脇駐車スペース
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
防ヶ沢登山口から箱根駒ヶ岳に登ってきました。
登山道の一部規制解除に関しましては本サイトの下記記事に委ねますが
https://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=7635
百名山より駒ヶ岳派の自分にとっては、本当に待ちかねた報でした。
とは言え今回の規制解除はあくまで本コースのみ。
神山や早雲山方面に縦走はできませんし、言ってみればシンプルな往復しかできない訳です。
ただそのお陰もあってか、秋晴れの山日和にしてはかなり静かな山行を楽しめました。
登山口近くの駐車スペースには9時に入りました。
何せCTは往復で3時間弱。頑張れば今から登っても午前中には下山できる勘定です。
普段のお山の様に夜明け前から歩き出さずに済むことは、訛った身体にはなんとありがたいものでした。
舗装道路を少し歩き、登山口からお山に入りました。
9年振りの開通とのことでしたが、コースは全般整備されていました。
登山口の看板には
「10/31までハイキングコースの整備を行っています」
とありましたから、この11月に入ってからの登山は
整備の方の邪魔にもならず、良いタイミングだったのかも知れません。
道中、標識こそ数か所しかありませんでしたが、「防n」「Bou n」といったマイルストーン標柱がこまめに配置されていましたので、心強かったです。
ただ今日に限っては山肌がかなり水分を含んでおり、にるにるした地面は特に下りで神経を使わされました。
一度すっ転びかけましたしね!
悔しかったです。
途中にピークなどはありませんから、基本登りっ放しです。
前半の登りはなかなか厳しかったですが、1200m標高線あたりからは緩やかなトラバースになり、防ヶ沢分岐から先も胸突八丁の様な厳しい箇所はありませんでした。
久し振りのお山でしたのでゆっくり登りましたが、それでも1時間半程で登頂。
大体ですが、多分11座目の駒ヶ岳登頂です。
山頂に着くとロープウェイ組の方々が沢山いました。
山シャツ袖まくりの自分に対し、ダウンジャケットなどを羽織るみなさま。
ガチ登山スタイルの自分は浮きまくっていましたね。
若干気温が上がったからか早々に富士山は姿を隠してしまいましたが、その他のお山は見渡せました。
東西南北、登ったお山ばかりでしたので
キミは丹沢の**さん、あなたは伊豆の##さんなどなど、心の中で点呼を取ってました。
山頂で小1時間ほど景色を楽しんだ後下山開始。
昼過ぎには山行終了しました。
短距離・短時間の山行でしたが景色も楽しめ、
こっそりヤブ漕ぎなぞも楽しめた、良い山行でした。
またしばらく登れない日々が続きそうですが、こういう小さな登山を挟んでいければと思います。
楽しかったー!
なお山頂広場は工事中でしたが、
2025年4月に『箱根駒ヶ岳 芦ノソラ』としてリニューアルされるとのことです。
https://www.seiburealsol.jp/news/detail/news260.html
今の山頂風景は今の内ですね。
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余談です。
山頂で声をかけてきたハイカーらしきおじさん。
「神山へは行くんですか?」
「いえ、ガス規制で行けないはずですよ」
さすがに即答です。
しかし食い下がるおじさん。
「それは知ってる。でもみんな行ってるみたいだよ?」
正直彼が自分からどういう言葉を引き出したかったのか分からなかったのですが、自分の答えは
「何があるかわかりませんから行きませんね」
でした。
まあ何と言いますか、自分の登山のルールのひとつは
「山行記録を(そこそこ)堂々とヤマケイオンラインに載せられる」
ことなんです。
行政やお山のルールを逸脱してまで山を歩こうとは思いません。
だったらバリやそもそも経路のないエリアへの立ち入りはどうなの?ともなるのですが、明確に禁止されたエリアへの立ち入りだけはしません。
ちょっとだけなら、の意識のほころびがいずれ大事故につながりますからね。
入るなと言うなら入らない。
来るなと言うなら行かない。
踊れというなら踊ります。
とは言え今回、山頂からやや東の電波塔脇の三角点、
とても見たかったのですが、柵が設けられ辿り着けませんでした。
正直次々と来るロープウェイ組の方がいなかったら、柵を踏み越えなかった自信がありませんね。
偉そうなことを書きましたが、まあ所詮自分の分別もそんなモンです。
もうひとつ。
かなり軽装なハイカーファッション?なご夫婦。
自分が下山開始しようとすると
「あの~、登山道はどんな感じですか?歩けそうですか?」
難しい質問です。
ただその質問が出てくる時点で登って来た方ではない訳です。
道は一本道ですが、結構ぬかるんでいる箇所があることは伝えました。
その後どうされたかは確認できていませんが、思いとどまってくれたことを祈るのみです。
思い付きで下山のみ歩いてみようというのは、気持ちは分かるのですが危険です。
この箱根駒の様にロープウェイなどがあるお山でしたら、むしろ登りのみを歩いてみる方がまだ安全だと思います。
それでもお勧めしませんけどね。
フォトギャラリー:72枚
ゆっくり登っても大丈夫だから9時山行開始じゃないんです。
きっちり朝から渋滞も食らってます。
なんか凹んでますが
とりあえず防ヶ沢登山口です。
こちらは2023/4時点、閉鎖されているころの防ヶ沢登山口です。
私有地みたいな遮断ですよね。
規制解除が駒ヶ岳だったのは本当にうれしいです。
神山ファンの方には申し訳ないですが。
ガス注意。
ただ正直言いますと、この看板前でしばらくガスの臭いを感じたんですよね。
下山時には消えてましたが。
何の許可なのかよくわかりませんが、少なくともこの近辺でシカの真似はやめておきます。
さあ歩くぞ!
沢を渡ります。
こういう四辻かつ同じ様な幅だと、深夜にはうっかり曲がってしまうこともあります。
ふじさまだー!
お日様が高くなった分拝顔は諦めていましたが、これはうれしかったです。
マイルストーンさんです。
トラバースエリアに入った途端、駒ヶ岳がどーんと現れました。
正直樹林帯をただ登っていくだけだと思ってましたから、心震えました。
お山は高さでも険しさでもないです。
防ヶ沢分岐に着きました。
神山方面です。
強い意志を感じます。従いましょう。
この方もにらみを効かせている訳ですし。
いつか神山に登れる日も来るでしょう。
恋人とは昭和レトロな訴え方です。
70年代週刊マーガレットの様な。
ただですね、文章としてちょっと推敲が必要ですよね。
良い天気です。
こちらは神山。
いずれ登りたいです。
迷い込みそうな踏み跡にもロープはありました。
何か沢筋に堰堤?の様な木造物がありました。
なんなのかな。
旧道とも思えないんですよね。
さあ意味ありげなゲートが見えてきましたよ。
元宮分岐、とでも便宜上呼びましょうか。
その元宮方面、ヤブでしかないんですが。
まあこの道自体9年振りの再開なんです。
ヤブが育つくらい当然でしょう。
青空!
そして見覚えのある巨大建造物!
箱根駒登頂です。
厳密にはもう少しだけ上ですが。
手前に芦ノ湖、そして奥に大好きな愛鷹山!
愛鷹山は本当に好きです。
一度しか登ってませんが、海から挑んだ上、その一度でほぼすべてのピークを回ったのでとても思い出深いのです。
さて、なぜか山頂でティッシュをもらいました。
シルエットの消防署の方々からですが、火災予防のキャンペーンとのことでした。
受け渡しの写真も撮影してましたが、顔は出ずともどこかの報告書に自分が載るのかも知れません。
ライターや燃料はデフォルトで持ち歩いていますが、今日はストーブ使いませんよ。たばこも喫みませんよ。
山頂の元宮です。
最後にお参りに行きます。
山頂案内図ですね。
で、まずは三角点を探しに行ったのですが、残念ながら柵を設けられており、辿り着けませんでした。
無念。
これは違うと思いますが
「大切にしよう三角点」
みたいのも良く見ますよね。
ここに三等三角点「駒ヶ岳」があるはずなんですよ。
空中写真だとこの当たりでしょうかね。
しくしく。
丹沢です。右端の大山は「丹沢山塊」の中では中堅かそれ以下の扱いですが、平塚市内辺りからですと存在感が半端ないです。
信仰対象になるのも納得なレベルです。
では参拝。
お馬、馬降石(ばこうせき)に立つ!
そしてお馬、箱根駒ヶ岳に立つ!
今回はちゃんと歩いて登ってだ!
こちらは前回、大体7年前にロープウェイで来た時の写真です。
次は歩いて登るぞと思ったものの、7年もかかるとは全く想像できませんでした。
それにしても、7年で看板も随分痛んでしまいましたね。
風雪厳しいのでしょうね。
ああ愛鷹山。しゅき……。
因みに愛鷹山山塊の中の愛鷹山は
左端のピークです。
伊豆方面です。
芦ノ湖。
お船が働いてました。
さて、三角点探しも難しそうですし、そろそろ下山しましょうか。
登りでは気づかなかったのですが、何やら聖なる広場の様な場所が。
立ち入り禁止エリアに鎮座する何か。
これがもし聖剣だとしましたら、
少なくとも自分では引き抜けそうにありません。
残念!自分は世界を救えそうにありません。
で、元宮分岐(仮)です。
元宮方面ですがやっぱりどう見てもヤブ。
この部分なのですが
どうにも挑んでみたくなって、
行っちゃいました。
歩き始めは胸まで、その後はまあお腹程度のヤブ漕ぎでした。
本来きちんとした登山道なんですよねえ。
ただほぼ緑に戻ってますねえ。
確かに山頂の元宮の裏手に出ました。
手前の黄緑色の稜線にその道があると思って頂ければ。
三度元宮(仮)。
満足したので今度こそ下山します。
途中出会った唯一のキノコ。
ん~~~~、
アンズタケかなあ……?
水切りから土砂の取り除き、ですか。
こんな感じでよろしかったでしょうか。
防ヶ沢分岐まで戻りました。
サルスベリが何本か。
苔のむすまで。
因みに「むす」って「生す」って書くんですよね。
読めませんて。
登山口が見えてきました。
無事帰って来れました。
これくらいの距離と時間が今の自分には適当なのかも知れません。
楽しかったです。
少し歩いて
駐車スペースまで戻って山行終了です。
お疲れ様でしたー!
なんか空いているような道路の写真ばかりですが、実際はひっきりなしに車が走っていて、映り込まない様に撮影するのが大変でした。
箱根バターサンドなるものを娘のお土産に買い
ロマンスカーに手を振りつつ帰りました。
因みにお山の帰りは下道を走ることが多いのですが、今回ばかりは失敗でした。
1000円くらいの高速代、払った方が良かったです。
渋滞、のろのろ、変な車線変更、運転疲れた……。
おつかれさま!
お土産はバターサンドと「箱根のうり坊(石川県産)」、山頂神社のお守りストラップと寄木細工ストラップです!
「箱根のうり坊」はお菓子でなければ山行メンバーに加えたい愛らしさ。
味もよかったです。
「販売者」しか書いてないお土産が多い中、石川県で製造ときちんと書いていることに好感が持てて、思わず買っちゃいました。
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | Tシャツ | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 |
| タオル | 帽子 | グローブ | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
| 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 | ツエルト |
| 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー |
| 携帯トイレ | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | チェーンスパイク | GPS機器 |
| 燃料 | ライター | カップ | エイト環・ATC | 安全環付きカラビナ | クイックドロー |
| スリング | ハーネス | ||||
| 【その他】 アマチュア無線機、予備ヘッドライト、モバイルバッテリー、2バンドラジオ、風力計、スカイフック、細引き、プルージックコード、ウエビング | |||||




