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薩摩富士・開聞岳へ

開聞岳( 九州・沖縄)

パーティ: 3人 (おりちゃん さん 、ほか2名)

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行程・コース

天候

晴れ

利用した登山口

かいもん山麓ふれあい公園  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: さつま町から松元、皇徳寺を抜け中山インターから指宿スカイラインを通り、かいもん山麓ふれあい公園駐車場へ。
皇徳寺や谷山インターでは、交通ラッシュが始まりかけており少し時間を使う。

この登山記録の行程

かいもん山麓ふれあい公園(08:43)・・・二合目登山口(09:00)・・・五合目(救助第4ポイント)(10:03)[休憩 8分]・・・仙人洞(11:05)[休憩 9分]・・・開聞岳(12:20)[休憩 30分]・・・仙人洞(13:55)・・・五合目(救助第4ポイント)(14:42)[休憩 5分]・・・二合目登山口(15:21)・・・かいもん山麓ふれあい公園(15:33)

コース

総距離
約7.2km
累積標高差
上り約842m
下り約842m
コースタイム
標準4時間30
自己5時間58
倍率1.33

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 今回、母の法事に合わせ長期の里帰り。この機会に、まだ登っていない鹿児島県の百名山の一つ「開聞岳」へ。この山に思い入れ(若いころ、青年団で開聞岳登山を計画し盲腸で一人だけ登れず、そのリベンジ...)がある兄とその息子の卓也が同行。
 かいもん山麓ふれあい公園駐車場に車を置き出発。近道をしようとするも道が分からず、もとの道に帰り二合目登山口へ。兄のペースでと思い、先頭に立ってもらう。登り始めは、結構いいペースになっている、じっくり登った方が良さそうなので僕が先頭に立ち兄を挟んで最後を甥の卓也が歩く。猟をしている兄だが、猟期も始まったばかりで、まだ体が出来ていないようなので、ゆっくり休み休み登る。
 登山道は木々の中を伸びている、五合目の展望所に着くと木製の展望所があり視界が開けている。兄は、体重が僕より10㎏ほど重いようで、重力に逆らって体重を上に持ち上げるのが辛いようだ、心臓への負担も気になる。まあ、ゆっくり休み休み登ろう。
 七合目を過ぎるとゴロゴロしている大きな石の上を足を置く場所を選びながら歩く道になる。兄は、二本の手作りのコサン竹(ホテイ竹)のストックでバランスをとりながら進む。やっと仙人洞に到着。ここから山伏たちが修行に出かけたとのこと、洞の中は暗くて見えない。
 八合目まで来た。登山道の前の方から話し声が聞こえる。年配の女性二人のようだ。我々よりゆっくりと登っているようで、先に登ることになる。
 九合目を過ぎた先の、救助第二ポイントに到着。このポイントは西側の視界が開け、眼下に枕崎へと続く海岸線が見下ろせる。高度感もあり絶景だ。
 景観を楽しんで、先に進むと梯子が現れる。この辺りから道がやや険しくなり梯子を乗り越えると、ロープを設置してある所も現れる。
 ロープを頼りに体を引き上げ、岩場の多くなった道を進んでいくと、目の前が開けてきたと思ったら、そこが山頂だ。
 周りに、ここより高いところは見当たらない。南には太平洋が広がり、北を見下ろすと池田湖が。東は、錦江湾(鹿児島湾)を隔てて大隅半島の山々がうっすらと見える。天気は快晴に近いが、空気が霞んでおり屋久島や種子島、桜島が見えないのが残念だ。山頂の岩の根元を見ると、昭和63年7月20日に当時の皇太子が登った御影石の記念碑が座っている。今の上皇様がこの山頂に立たれたということだ。
 さあ、昼飯にしよう。僕らが追い越した年配のお嬢様たちも昼食をとっているが、看護師さん達だそうでお1人は現役とのこと。
エネルギーを補給し、山頂からの景観をもう一度楽しんで、下山にかかる。
 ロープを頼りに、そしてはしごも慎重に下り、大きな石の上を杖を使ってバランスを取りながら歩く。登りは太ももなどの筋肉がつらくなるが、下りは特に膝の関節への衝撃が大きくなるので、負担が少なくなるようにゆっくりと歩く。九合目を過ぎ八合目までやたら長く感じる。兄たちの足腰への影響を気にしながら下っていく。八合目を過ぎ仙人洞まで来た、一息入れよう。11月半ばというのに暖かい日だ。水分をしっかり補給し出発だ。大きな石の道を乗り越え、やっと七合目を過ぎ下っていく。
 五合目の展望台まで来た。14時40分過ぎだ。16時に今日の宿泊地の「白水館」で学生時代のクラスメートと会う約束をしているが、間に合うかな?四合目を過ぎたあたりで、連絡を取ったら、「急がずにいいですよ、気を付けておりておいで」との事、安全第一で降りよう。
 二合目の登山口から、ふれあい公園の駐車場まで少し距離があり、登山口まで車を持ってこられるので兄と卓也の二人はゆっくり下りて登山口で僕の車を待つことにして、先に下る。 ふれあい公園から二合目登山口へ車を移動し兄たち二人と合流し、甥の卓也が手配してくれた指宿の白水館へ向かう。
 
 白水館では、学生時代のクラスメートだった”みどり”さんと50年ぶりくらいに再会。彼女の明るさは学生の時と変わらず、再会を喜び話が弾む。 白水館では、今日の登山による筋肉の疲れがほぐれるようにと、初体験の砂風呂を経験。砂に埋められ砂の熱でたっぷり汗をかき、兄もかなり楽になったようだ...との事。
 
 翌日は、近くの山川港からフェリーで大隅半島にわたり、僕と卓也は初めてだが、僕らの出生地のさつま町から江戸時代(と思われる)分かれていった子孫が住んでいた大隅半島の田代の折小野を訪ねた。田代折小野に着く前に、知人から教えてもらった宿利原の小学校前にある原田商店の奥さんに会うと、思いもしない繋がりが分かり、兄も僕もびっくり仰天!人の出会いに不思議な縁を感じる....

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登った山

開聞岳

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924m

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最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
4時間30分
難易度
★★
コース定数
19
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