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東海道箱根旧街道ハイキング(小田原宿~箱根宿)

箱根山( 関東)

パーティ: 2人 (MORO さん 、ほか1名 )

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行程・コース

天候

低温ながらも無風、晴れ

利用した登山口

元箱根  

登山口へのアクセス

バス
その他: 前夜、小田原市内で宿泊。小田原から箱根湯元温泉まで徒歩、白山神社参拝後、早雲公園前(バス停)から発電所前(バス停)間、徒歩4km分は箱根登山バスを利用。

この登山記録の行程

スタート地点(10:57)・・・畑宿(11:34)[休憩 6分]・・・甘酒茶屋(12:43)[休憩 23分]・・・興福院(13:32)・・・元箱根(13:42)[休憩 7分]・・・箱根神社(13:59)[休憩 18分]

コース

総距離
約6.0km
累積標高差
上り約650m
下り約217m
コースタイム
標準2時間21
自己2時間26
倍率1.04

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

湯本温泉から先の旧街道は比較的交通量があり、見通しが悪く、路肩や歩道が整備されていない歩行者にとっては歩き難い2車線の舗装道が暫く続く。白山神社の参道入口にバス停があり、時刻も丁度良かったので、早雲公園前(バス停)から発電所前(バス停)間、徒歩4km分は箱根登山バスに乗り、飛ばすことにした。発電所前(バス停)を降りると山側に“須雲川自然探勝歩道”の入口の“割石坂”の表示があり、狭い石段が山中に向かって続いている。いよいよ本物の箱根旧街道の始まりである。“割石坂碑”から“接待茶屋跡”までは平らな石が敷かれた歩き易い石畳であった。その先、一度沢に下りてから登る“大澤坂”の石畳みは割石が敷かれていて歩き難かった。丸い石や割石が無造作に敷かれた石畳みは見掛けは正に「箱根旧街道の石畳」で風情があるものの、歩き辛く危ないことこの上ない。登山靴に近い底が固めの靴を履いてきて正解であった。割石坂から1km、30分強上ると畑宿に出る。“畑宿一里塚”から先、“西海子坂”“橿木坂”と急登が連続する。現在の国道を上越しする箇所や“七曲り”は、昔は上り下りの急登であったことを想像すると、凄まじい坂の連続である。“橿木坂”に「橿の木の さかをこゆればくるしくて どんぐりほどの 涙こぼるる」という歌が掲示されているが、現状でも凄い急登である。駕籠や荷を担いだ参勤交代の行列が超えられたとは到底信じられない。畑宿は宿場として名前は載らないが、“茶屋本陣跡”もあって、休憩だけでなく箱根まで登り切れない旅人が急場を凌いで泊まった集落で、結構栄えていたようだ。歩いて上ってみるとその気持ちが良く解る。現在の畑宿には寄木細工の店が並んでいる。“畑宿の一里塚”から再び勾配のきつい箱根旧街道が始まる。手前に公衆トイレが整備されていて有難い。畑宿から1.5km弱上ると小田原方向が一望できる見晴らしの良い場所に出た。“見晴し茶屋”があった場所である。現在は上品な料理店が建っていて、しそジュースが美味しいようだ。旧街道のベンチで休憩していると外国人旅行者と行き会った。2歳程の子供連れである。元箱根から4時間程を掛けて上って来たそうであった。「甘酒茶屋までは、まだ結構あるよ」と教えてくれた。小田原方向の急登のことを教えようかとも思ったが、やめておいた。見晴し茶屋から先も、それ程急ではないが、まだまだ上りである。“猿滑坂”“追込坂”を超えたやや平坦になった辺り、見晴し茶屋から1km半、30分程で“甘酒茶屋”に到着した。正に一服に丁度良い場所にある茶屋であることを実感した。大寒波で気温が低いせいで、茶屋の周りの地面は霜柱で覆われていた。茶屋は以前は数軒あったようだが、現在は1軒が営業しているだけである。茅葺屋根の茶屋の薄暗い店内は車で訪れた客等で結構混んでいた。屋外にも席が設けられていて、寒い中でも屋外で甘酒を楽しむ客も見られた。甘酒、力餅、味噌田楽を注文した。冷えた身体に甘酒が最高で、しょっぱい力餅は空いた腹に丁度良かった。甘酒茶屋の先も未だ上りである。”於王坂““白水坂”を通り、”天ケ石坂“を超えた辺りが最高点で、その先は”権現坂“を一気に下って”ケンベル・バーニー碑“のある元箱根の出口であった。”橿木坂“から”権現坂“間は概ね奇麗に旧街道、石畳が残っていた。

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