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古の道を辿る Part 1

M古道( 関東)

パーティ: 1人 (Noob Scouter さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: JR東海道線「吉原駅下車」

この登山記録の行程

Start・・・天照教社・・・富士塚・・・吉原駅・・・富士市役所前・・・Goal

コース

総距離
約38.3km
累積標高差
上り約1,025m
下り約1,022m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

今日は、先月の浜石岳に続き再び静岡を訪れてきました。場所は富士市です。田子の浦から頂上を目指すルート...ですが、その旧道バージョン?といわれているルートを複数回に分けて歩くその初回で行ってきました。最終目的地は5合目です。
市街地ルートもいまのコースと対比すると中盤から大きく現コースを離れて行き、したがってその後の森の区間もまったく違う足取りになります。

事前の地図へのルート書き込みについては、この道の存在を教えてくれたフォロワーさん紹介で知った専用地図を取寄せて参照しています。実際に書き込みをしていると、森の区間のスタートとなる神社から先、地形図にある道やそうでないところの複合で、非常に不規則なラインどりでした。聞けばこの道は廃道だったのを復活?させたマイナールート。加えて火山という、一般的な山のような尾根・谷というはっきりした起伏のほとんどない場所でどんな読図になるだろうか、というドキドキも相まって期待と不安が同居する中での今回のお出かけでした。

また長距離の為どこで区切るかを最後まで悩みましたが、街中だけで1回を終えるのも寂しく思い、それで神社からその先の車道にある別の社殿まで行ってみることにしました。無理そうなら手前の神社で終わらせるつもりでもありました。

さてその街中区間もかなり長いので、前泊パターンでお出かけです。金曜に仕事終わって帰宅したら、ささっとごはんを済ましてすぐに出発。あらかじめ荷物をまとめておいて良かったです。電車でまずは新宿に向かい、そこから小田急乗り換えです。最近乗る機会がそこそこでてきましたw
帰宅ラッシュ時の小田急がどんなものかドキドキです(;・∀・)

そしてやはり結構な混み具合。因みに登山用のウェアはザックにしまって行きは普段着にしました。その方が疲れも少ないので(笑)どの駅か忘れましたがごそっと人が降りて、ようやく座れて一段落。寝不足に気をつけるため適当にうたた寝しつつ乗っています。すると丹沢で有名な?渋沢駅で乗客の8割が降りて行って軽く驚きでした。

そこそこ長い時間を小田急に揺られ、無事に小田原に到着です。遅延とかあったらその後の接続が大変そうなのでノートラブルで良かったですw
出掛けに忘れていたことがひとつ。この小田原から吉原駅に向けて乗る東海道線がエリア跨ぎとなるため紙の切符が必要。えきねっとで申し込んだのを自宅最寄りで発券し忘れていたので改めて小田原で。

予定通りの便に乗車。時間はもう10時を回っているためさすがに人も少なく、余裕を持って座れました。その先夜で景色の見えない根府川を過ぎて熱海、沼津と2度の乗換を経て目的の吉原駅に到着しました。今回スタート地点となる田子の浦は吉原駅が最寄り。加えて少し歩いた先にネットカフェもあるので前泊にはもってこいでした。

そういえば数年前に富士宮旅行をした時に、岳南電車でこの吉原駅に降り立ったことをこの時になって思い出しました。以前山梨の甲府で前泊した時も感じましたが危うさを感じる暗さですね(^o^;でも比較的、こちらは交通量もありました。

駅から20分ほど歩いたらネットカフェ到着ですー。私は快活クラブに無料会員登録をしているので事前に予約を入れていました^^ 店舗によって有無は様々ですが、ここのお店は鍵付きの個室があるのでありがたかったです。これだと部屋ごとに空調と照明がいじれるので、仮眠にももってこいです。予約通り午前零時に入って、コーヒー飲みつつ早速仮眠。

今回は海で日の出を見てスタートの予定なのでそれに合わせて起床。その日の出が5:08なので、4時起きして着替えしたりの段取り。⑯無事起きられて、予定通り4:15に退店。ここから海べりまでは45分。
その道について、周辺の様子はどことなく、横浜の本牧のあたりににていました。工業地帯ですね。うっすらと明るくなっていく中で、吉原駅を通り過ぎてその向こうの田子の浦を目指します。そして予定通り5:00に到着しました♪

晴れ予報だったんですが、あいにく早朝は薄曇りでした。果たして、東の伊豆半島のほうが明るくなっていきましたが、太陽までは見られませんでした。
事前に、この田子の浦から村山浅間神社までの時間をグーグル先生に聞いたところ4時間20分。ただ機械的に最短距離を導き出しただけなので、少し遠回りになる今回のコースは5時間前後と見做してます。

そして日の出の時間を過ぎたら早速スタートです。

そしてそのすぐ先で、さっそく道をロスト(^^;) 実は紙印刷していた地図で序盤が半端に端切れしており、こんな単純なところでうろうろして5分浪費する羽目に...w
なんとか位置を把握しなおして、以降は順調に進みます。スタートで既にコンパスを用意し、紙地図にも事前にルート書き込み済みです(距離が長いだけに、事前の線引きは大変でしたw)。道路の伸びる方角にコンパスを当てるだけでおおよそ今の道の正否が分かるので、やはりコンパスは強力です。
余談ですが、持っている地図の拡大率で結構見え方が変わります...そのためにここで2度目の道間違えをやらかしましたw単純な右折だと思っていたら、実はヘアピンした後に道なり...これによって予測が大幅にズレ、結果混乱する基になりました。

話を戻します。この日はネットカフェを発った時から、空気がすでに生暖かい感じでした。なので持ってきたウェアはザックにしまいます。晴れの予報に対して先ほどの海辺では曇りなので、カンカン照りになるのかそうでないのかちょっとわかりかねます。

駅の北口まで出たら、まずは昨晩ネットカフェに向かった同じ道を行きます。すぐ先でR139に交流し、東海道新幹線の高架下を抜けたら目の前の川の向かって右手沿いの道を進みます。が、反対の左、ネットカフェ方面に少し進んだところに蕎麦屋があるのでそこで朝食を取ります。チェーン店なのでささっと提供してくれてスムーズでありがたいです(^人^) 食べ過ぎると重くなりそうだったので量はセーブ。

さて食べ終わったら道を戻り本線復帰です。川の右側を進み、ここまでと同じ工業地帯の風景が続きます。主に製紙業でしょうか?そういえばこの区間はトラックバンバン通るので排ガスで喉が少し調子悪かったです(^o^;
(なので持参していたマスクで対策しました)

途中に旧道起点の標がありました。こういうのロマン感じますね(´-`*)
その先、東名高速の高架下をくぐると風景が少し変わります。住宅街から今度は畑や会社の倉庫など空が近い感じの風景に。私の記憶の中の静岡の風景(主に御殿場w)がそこにありました。
同時に、高く影を作るような建物もないので、折しも日が高くなる中で気温がぐんぐん上がってきました。帽子を持ってきて良かったです(^o^;

人通りも車の量もさほどではなかったのは時間帯もあるかと思います(早朝なのでw)。
しばらくすると右手に公園が見えてきます。大きな国道を反対へ移るんですが、地図では園内の地下道を案内しているのでそれに従います。お手洗い&コーヒータイムで少し休憩します。その地下道をくぐって再度地上に出たらすぐ左折して道なりに公園の外へと出ます。出たところですぐ右手に向かいへ渡る信号があるので渡ります。そして目の前の小川を渡してる橋を通過してすぐ右手に川に沿って歩きます。

その先でイレギュラー発生。進路上の敷地がどこかの会社の工場、倉庫?になっていて通り抜け不可になっていました。なので迂回します。そこにセブンイレブンが一軒。今回のルート上で、ここが最後のコンビニになりますので、飲み物や行動食の補給をば。

休憩もそこそこに行動再開。振り返ると海がもうあんな遠くに。新東名をまたぎ、送電線の下を通過し、二股は右へ。その先に釈迦堂というのがあり、また「村山道」の文字が出てきました(^^)
あちこちに標石も出てきて一層味わい深いです(´-`*)

あとの道は単純なもので、最後に一回だけクランク状に角を曲がれば、今回の舗装路区間のゴールである村山浅間神社に到着です!\(^o^)/
10時20分。田子の浦から5時間、よくぞここまで歩いてきました(^o^;)

お手洗いも自販機もあるので、ここで10分ほど休憩に。最初の計画で、もしここまでで時間が押しているようだったら切り上げてもと思っていました。が、なんとか行けそうな雰囲気だったので、山の区間に入って上の神社を目指そうと思います。もちろん、時間の経過次第では途中で引き返します。

その山の区間、地図に記載の道と記載のないところを交互に縫うようなラインどりになっています。標高差約500m。等高線は間延びしているので、極端な疲労なく歩けそうです。CT設定はありませんがおおよそ片道2時間かなと見積もり。したがって3時前後の浅間神社帰還と踏んでいます。

とにかく道なりに。今歩く道があの頂上へ続いているというのも不思議な感じです。
そしていよいよそこからが本番です。途中の二股を右手、チェーンの先へ行きます。ここから道がアホな辿り方になりますw

ドキドキワクワク...久しぶりな感覚です。
しばらくは明瞭な道をそのまま進みます。するとちょっと分かりずらいですが道標もあります。

ちなみに↑ポイント、参考の地図では位置が間違っていました。その証拠に、先に送電線の下をくぐったのですが、地図だとくぐった後にこのポイントが出てくることになります。

こうやって実際を見破るのも地図の楽しみの一つですね
(^-^)v

そしてですが...正直に以降の読図で白旗を上げます...orz 予期していた通りなんですが、いや予想よりもめちゃくちゃな感じで、読図がホントに難しかったです
(´;ω;`)ウゥゥ

本音ではじっくり取り組みたかったんですが、いかんせんタイムアップを迎えることは避けたく...そのためざっくり方角だけはコンパスに記憶させ、ピンクテープを頼りにスピード優先に切替えてしまいました。今にして思えば、それこそ距離を打ち捨てて近辺の探り歩きに振り切ってもよかったと思えますが、それを選択出来なかった時点で地形にも自分にも負けていた格好です(´;ω;`)ウゥゥ

地図上のルートに乗ったり、そこから外れたり、を絶え間なく繰り返します。視界から途切れず確実にテープが続いていくのでそれを見続けていればロストのリスクはぐっと低くなります。それでもおおよその位置の把握のために、起伏には意識を向け続けます。道標も時々出てきます。

そして何が厄介かって、頑なに洗堀を歩かせようとしてくるところw読図で周囲からの情報がシャットアウトされるここばかりに誘導してきます^^;前述の通り時間が惜しくて素直に通ります。
蜘蛛の巣は当たり前に張っているわ、地面は落枝だらけで靴やスパッツ、メンタルをガリガリ削ってきますw

途中テープの誘導が途切れ、向かって右の谷をまたいだ先に移りました。この、移るときにテープが見えずらいです。なので一旦丘の上に戻って見渡した時に向こう岸の木にくくってあるのを見つけそれめがけて突っ切りました。
そして当然ですが...誰にも会いません。静かな森の中を黙々と進んでいきます。途中でGPSの助けも借りつつ。これは帰宅後に見返した地形図ですが、変化に乏しい地形の中でかろうじて位置を追い続けられたようなそんな感じですw

森の中、ほどよい陽気で2時間が経過。当初の見込みから少しオーバーです。最終的に12:50、村山浅間を発ってから2時間20分で上の神社に着きましたー
\(^o^)/

そしてここをセーブポイントとし次回の入り口も確認できました☆
そしてここからが問題...帰りは一応、JR身延線の富士宮駅を目指す予定なんですが、場合によっては来た道ではなく車道で降りようかとも考えていました。

が...電波の入るところで地図見てみると明らかにピストンした方が早いのでそうすることに。基本テープを辿れば大丈夫なのでサクサク進みます。改めて下りから見てみると、荒れっぷりが凄まじいw

14:20、都合1時間30分で神社まで戻れました☆前述の通り靴やスパッツも結構痛めましたし、最初の市街地区間で足に豆出来て地味に痛いですw
水分補給かねて15時まで休憩しました。だいぶ気持ちがほっとしていますw

あとはグーグル先生の誘導に従って人里へと降りていきます。
16:30、約90分かけて電車までやってきました(^^;)
電車がきたらのんびり帰りましたー

今回はフォロワーさんに教えてもらった道に初チャレンジでした。読図的にも歴史的にもすごく刺激的で楽しかったです(悔しくもありましたがw)
次はいよいよ後半。駐車場の問題など事前の検討事項も色々ありますが、楽しんでチャレンジしたいと思います

今回はこんな感じです。

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フォトギャラリー:42枚

海からスタート

GO

富士塚にこんな幕が

まずはお参り

吉原駅を通過

歴史を感じます

分かりにくい曲がり角も地図で確認しつつ

こういうのにそそられます( ̄▽ ̄)

愛鷹連峰もみえます

じわじわ高度を上げていきます

公園内の地下道を通過

一か所迂回路を

最後のコンビニで飲食物を補給

釈迦堂

村山道を進みます

やさしい案内

うっすら富士山

段々農道っぽい雰囲気に

神社に到着☆

さてその奥へ!

ここは右へ

分かりにくい

送電線

優しい道標

地形の起伏皆無...w

洗堀を歩かせないでくださいw

歩けません...w

林道合流

社殿にでました

次回の入り口も確認

戻ります

戻って駅まで帰還しました☆

電車でGOw

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア Tシャツ ソフトシェル・ウインドシェル フリース ロングパンツ
サポートタイツ 靴下 登山靴 バックパック 水筒・テルモス ヘッドランプ
予備電池 タオル 帽子 グローブ 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 登山計画書(控え) ナイフ ツエルト
健康保険証 医療品 熊鈴・ベアスプレー 行動食 GPS機器

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