• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

熊野古道中辺路赤木・大日越

熊野本宮大社( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 2人 (shiro さん 、ほか1名)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 道の駅「奥熊野古道ほんぐう」に車を停め伏拝口から中辺路に入り発心門王子・猪鼻王子を通り、赤木越分岐から未踏ルートとして歩く。

この登山記録の行程

Start(06:46)・・・水呑王子(07:32)・・・発心門王子(08:03)・・・船玉神社(08:29)・・・けんじょう茶屋跡(08:58)・・・なべわれ地蔵(09:23)・・・柿原茶屋跡(09:49)・・・道標石(10:13)・・・湯の峰温泉(10:34)・・・鼻欠地蔵(11:47)・・・月見ヶ丘神社(12:02)・・・熊野本宮大社(12:44)・・・熊野本宮大社本殿(12:50)・・・Goal(13:39)

コース

総距離
約19.7km
累積標高差
上り約1,295m
下り約1,293m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

熊野古道中辺路でまだ歩いていない赤木越と大日越での本宮参拝を実現する為、道の駅「奥熊野古道ほんぐう」に前泊。まだ夜も明けない早朝に起床、お湯を沸かしサーモスに入れて出発準備を整え、道の駅を6時49分に出発する。今回のルートは伏拝口まで舗装道路を歩き、中辺路の道標67番から発心門王子方面に古道歩きを開始。猪鼻王子・船玉神社までは前回の中辺路ルートを歩き、赤木越分岐から湯ノ峰温泉方面に向かい、湯ノ峰温泉から大日越で大斎原・熊野本宮を参拝後、祓殿王子を通り、国道168号線に入り、道の駅に戻る周回ルート、20kmほどのロングコースとなった。天気は快晴なれどかなり冷えている。ミトンで手先を保護しながら舗装道路を伏拝口バス停まで緩やかな上り坂を進む。20分ほどでバス停を通過、7時12分に中辺路の古道に入り、水呑王子方面を歩き出す。すぐに中辺路の道標67番を通過、すでに3回目の道なので見慣れた風景といった感じで西に進む。7時32分に水呑王子を通過、赤い衣を纏った2体のお地蔵様に手を合わせ、次の発心門王子に向かう。水呑王子から発心門王子までは舗装道路を歩く。途中大きなカラスの「熊野古道」道標を見つける。愛嬌のある道標で思わず写真に収める。7時53分に発心門王子のバス停・休憩所に到着。トイレ休憩を取り、発心門王子には8時3分に到着。中辺路の主要なポイントで世界遺産を記念した立派な石碑の前で写真を撮り、次のポイント猪鼻王子・船玉神社に向かって下り始める。発心門王子から猪鼻王子の間は急斜面の針葉樹林帯で、朝日が木々の間を通り美しい輝きの中を歩く事が出来る。中辺路道標60番からは急降下も終わり沢に沿って西に向きを変える。8時17分に猪鼻王子、8時25分には船玉神社に参拝して、8時30分いよいよ赤木越分岐から今回の目的のルートに入る。沢にかかる鉄製の橋を渡り、登りへとギアを変え進む。見慣れた丸太造りの道標も中辺路から赤木越へと変わり、番号も1番から再スタート。道標2番まではジグザグの急登だが、そこからは尾根筋の緩やかな道になりとても歩きやすい。道標4番あたりで一旦下り登り返すと景色がひらけたポイントに出て南西方面の山並みを見渡せる。すぐに鍋割地蔵
が現れ、案内板を読みその由来を知る。ここが赤木越の最高標高地点のようで、ここからは下りに入る。次のポイントは柿原茶屋跡、真新しい木造りの祠の中には弘法大師像が安置され、隣に柿原茶屋跡の案内板がある。ここからちょっとの登り返しがあるが、すぐに湯ノ峰温泉への下りが始まる。途中で木々の間から東側が開けたビューポイントが現れる。手前のシダ類、朝の日差しを浴びた斜面の明るい緑色、向かいの山の斜面を覆う針葉樹林の濃い緑、その奥に奥深い山の稜線と美しい色のグラデーションを目で楽しめる。道標9番と10番の間には石板に指差しの絵を彫った漫画チックな道標を見つける。指先は湯ノ峰温泉を指しているようだ。ここから一気に高度を下げ、温泉街の家の間を抜けると湯ノ峰温泉に出る。これで赤木越は完了、時間も10時40分でちょっと早いがランチ休憩を取ることにする。バス停のベンチに移動してカップラーメンにまだ熱々のお湯の入ったサーモスを取り出し、お湯を注いで5分待つ。今回はカップ正麺で量は多め。二人でラーメンを食べ、いつものように菓子パンとコーヒーのデザートを楽しんで次の大日越に向かう。11時20分、ランチ休憩を終え、つぼ湯脇の石橋を渡り大日越開始。温泉街からの最初の急登を登っていくと、湯峰王子社跡がすぐに出てくる。その近くには高浜虚子の句碑と案内板がある。高浜虚子は本宮から田辺に向かって中辺路を歩いたそうだ。この大日越は距離は短いが結構な登り下りで赤木越で疲れた足には結構効いてくる。次のポイントは鼻欠け地蔵、大日越の最高点で、ここからは一気に本宮(大斎原)まで急降下。大日越の道標2を通過し、さらに下ると月見ヶ丘神社の祠が出てくる。さらに急降下して眼下に民家の屋根が見え出し、細い石段を下ると熊野古道の入口に設置されている石碑が立っている大日越登り口に到着する。あとは国道168号線を横切り大斎原入口から大斎原、大鳥居、本宮大社と進み無事完歩出来たことを感謝してお参りを済ませる。あとは道の駅まで戻り車を回収するだけ。本宮の北側の鳥居をくぐり、祓殿王子を通ってから国道に戻り、熊野川の広々とした河原とその向こう側を仕切る山並みの雄大さを眺めながら歩き、トンネル手前の県道に入って13時39分に道の駅に到着。ザックと中身を片づけ、湯ノ峰温泉に向かって車を走らせる。公衆浴場の切符を購入したが、結構多くの外国からのトレッカー・観光客が公衆浴場にもトライしているようだった。特につぼ湯は世界遺産として登録されているせいか、日本人も含め人気があり、沢山の人が順番を待っているようだった。公衆浴場(男風呂)は熱めとぬるめの2つの浴槽があり、どちらも源泉掛け流しのようだ。2つのお風呂に交互に入ると疲れも取れ体がシャキッとする。シャンプーやボディーソープも備えていて、これで400円は破格の安さと言える。トレッキングの疲れを取った後は、明日の田辺⇨滝尻の中辺路始点からのルートの為、田辺方面に移動する。

続きを読む

フォトギャラリー:78枚

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ Tシャツ ソフトシェル・ウインドシェル ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下
レインウェア トレランシューズ バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ
予備電池 タオル 帽子 グローブ サングラス 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー
携帯トイレ 非常食 行動食 トレッキングポール GPS機器

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

shiroさんの登山記録

登山計画を立てる