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只見線を利用して要害山登山

要害山( 上信越)

パーティ: 1人 (TOM さん )

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行程・コース

天候

曇り後、晴れ。前日の台風15号の通過で、早朝から快晴を期待したものの、台風の雲が残っていた為か?日の出時刻は、ガス(雲)がかかっていました。日が高くなるにつれて、晴れてきたものの、非常に暑くなってきました。

登山口へのアクセス

電車
その他: 小出駅から徒歩10分位の小出公園の市営の無料駐車場に車を停めました。小出公園の市営の無料駐車場は40~50台停められそうです。関越道の魚沼IC(旧小出IC)近くにコンビニがあり、そこで買い物が出来ます。小出公園の無料駐車場に車を停めて、小出駅から只見線の始発に乗りました。到着した只見駅から瀧神社が見え、瀧神社から右すぐに一服尾根側の宮ノ沢登山口があります。

この登山記録の行程

只見駅(07:06)・・・一服尾根(07:31)[休憩 5分]・・・要害山(08:05)[休憩 6分]・・・南尾根登山口(08:43)[休憩 1分]・・・三石清水(08:46)[休憩 1分]・・・三石神社(08:51)[休憩 9分]・・・三石清水(09:02)・・・只見駅(09:10)

コース

総距離
約3.5km
累積標高差
上り約403m
下り約403m
コースタイム
標準2時間3
自己1時間42
倍率0.83

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 職場にローカル線マニアが居て、時々只見線の話題が出るので、どうしても只見線に乗りたくなり、山登りと只見線との組み合わせを考えていました。只見線の福島県側の只見駅からタクシーを利用して浅草岳に登り、新潟県側の大白川駅に降りる事を考えたものの、ヤマタイムで12時間程かかる事が判明し、現在の自分の体力では難しいと判断し、只見線を使った浅草岳登山は止めました。ヤマタイムを見ていたら、只見線の只見駅そばに低山の要害山がある事が判明。只見線の時刻表を見ていたら、①只見線の小出駅始発5:35に乗り、只見駅7:01に到着する事、②要害山まで2時間程で往復出来る事、③只見駅9:30発小出行きに乗れば、只見線と要害山とをセットで堪能出来る事が判明。急遽只見線を使って要害山を登る事にしました。
 只見線小出駅5:35の始発に乗る為に、車で東京を午前1時過ぎに出発。練馬ICから関越道に乗り、魚沼IC(旧 小出IC)で降り、小出駅近くの小出公園の市営無料駐車場に4時半頃到着。そこに車を停め、歩いて10分位の小出駅に向かいました。かつてターミナル駅だった小出駅は現在無人駅となっており、5時前でも小出駅構内(駅構内に綺麗なトイレ有)に入れます。只見線のホームに行くと、既に2両編成の只見線の始発列車が停まっていますが、社内には入れず、ホームベンチで社内に入れるのを待ちました。5時15~20分頃、先頭車両の後ろ側ドアから入れる様になり、全員がボックス席を確保する中、私は直ぐに降りられる様に先頭車両のシート席を確保しました。この日は鉄道マニア10名程が始発列車に乗り込みました。定刻5:35小出駅出発。前日の台風で、車窓から越湖三山の眺めを期待したものの、生憎のガス(雲)で山は見えませんでした。しかし、収穫間近の黄金色の稲穂のとても美しい風景を車窓から眺める事が出来ました。新潟側最後の大白川駅で10分程停車し、長い六十里越トンネルを通り、定刻7:01に只見駅に到着しました。
 只見駅を出て、右側に進み、踏切を越えて直ぐの瀧神社で参拝し、登山の無事を祈願しました。只見駅9:30発の列車に乗る事が必須で、時間的余裕がなければ、南尾根側にある三石神社を省略する事を想定し、瀧神社の直ぐ右側の一服尾根側(宮ノ沢登山口)から登り始めました。小川の堰堤を越えて直ぐにロープのある急登となりました。急登の連続で運動尾不足の為か?時間的焦りからか?翌日登った守門岳(1537m)より 登りはきつく感じました(https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=323940&preview_flg=1)。少し登ると只見町が一望でき、更に登ると会津のマッターホルンと呼ばれる蒲生岳が見えました。約1時間程で要害山山頂に到着。山頂は、樹林に囲まれ、ほとんど眺めはありませんでした。要害山山頂で休憩し、時間的に問題無いと判断して南尾根を下りました。途中、浅草岳や田子倉ダムが良く見えました。少し変わった三石神社により、瀧神社を経由して9:10頃只見駅に到着しました。
 要害山登山道は、一服尾根側も南尾根側も一本道で道迷いする様な分岐はありませんでした。但し、三石神社付近で、瀧神社へのショートカットの様な道や、三石神社から更に登る様な道があり、分かりにくい所があったものの、道案内の無い所を進まない様にすれば、問題ないと思います。一服尾根側の山頂近くで地蜂の巣を掘り返した様な跡があり、恐らく熊だと思われます。熊鈴があった方が無難だと思います。また、蚊やアブの様な虫が少しいた為、長袖や虫除けをした方が良いかと思います。尚、Googleマップのストリートビューで、一服尾根の登山道の様子が確認できます。

(只見駅に到着してからの話)
自分が乗った始発列車が只見駅の先で、前日の台風15号の影響で線路内に倒木があり、不通との事。当然9:30只見駅発小出行きも不通との事。昼頃には復旧するのでは?との情報があるものの、確かではありません。車を新潟県の小出に停めており、予定では11時前に小出駅に到着し、翌日登る守門岳の登山口までの車道を確認する予定でした。只見駅前にタクシー会社があるものの、新潟県の小出駅までナビタイムのタクシー料金目安\23000円で、復旧を待った方が良さそうでした。只見駅構内売店を管理している只見町インフォメーションセンターの方に相談した所、「只見 エスネットレンタカー」営業時間8~18時(Tel:090-8928-8916)を紹介されました。そこに電話した所、会津川口までのレンタカーの回送は行っているものの、新潟県側は行っていないとの事。仕方なく、只見線の復旧を待っていました。そうした所、先ほどの「只見 エスネットレンタカー」の方(山中 美明さん)から折り返し電話があり、新潟県側まで行く用事があり、乗せて頂けるとの事。お言葉に甘えて新潟県の只見線の大白川駅まで連れていって頂きました。しかし、大白川駅も無人駅で、列車が通っている気配が無く、結局新潟県の小出公園駐車場まで、山中さんに乗せて頂きました。本当にありがとうございました。
ちなみに、山中さんは、只見町で素泊まりの宿泊施設「GuestHouse ORAHO」(電話番号0241-84-2121 090-8928-8916(担当:山中))も経営されており、素泊まり\4500との事です。
https://guesthouseoraho.wordpress.com/
今度、私が会津朝日岳登山の際は、必ず利用させて頂きますので、宜しくお願い致します。
この記事を読んで、今度、日本二百名山の会津朝日岳に登られる方は、是非「GuestHouse ORAHO」の利用を検討してみて下さい。

(所感等)
今回、只見線に乗って美しい黄金色の稲穂の田園風景を堪能出来ました。また、要害山に登る事が出来、要害山から蒲生岳(会津のマッターホルン)浅草岳、田子倉ダムを見る事が出来、瀧神社、三石神社に参拝する事が出来ました。更に只見町の方(山中 美明さんやインフォメーションセンターの方)の親切に助けられ、感無量です。本当にありがとうございました。必ず只見町を再訪しますので、宜しくお願い致します。













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フォトギャラリー:60枚

只見線、上越線 小出駅看板

只見線ホーム案内と只見線時刻表

只見線ホームに停車した列車(気動車)。

只見線の社内

車窓から、越湖三山方面の眺め。ガス(雲)で山は見えず、収穫時期の黄金色の稲穂が見える。

車窓から、これから登る要害山の眺め。

車窓から、これから到着する只見駅ホームの様子。

只見駅下車。運転手交代

只見駅看板

只見駅前の様子。この写真の右側に40~50台は停められそうな広い駐車場有。

只見駅直ぐの踏切。

只見線の線路から停車した列車を見た所。

瀧神社入口

瀧神社

瀧神社直ぐ右側の宮ノ沢登山口の案内。

前の写真の直ぐにある堰堤。

前の写真の堰堤の直ぐにあるロープのある急登。

次のロープのある急登。

手前:只見駅。奥:只見町集落。

開けた尾根の道。

一服尾根

雲海の奥に蒲生岳(会津のマッターホルン)。

前の写真の蒲生岳(会津のマッターホルン)拡大。

尾根状の道。

一服尾根側の最後に見える蒲生岳(会津のマッターホルン)拡大。

尾根状の道。

ブナ太郎

ロープのある最後の急登。

要害山山頂の様子。白い建物はテレビ塔。

要害山案内。

「浅草岳眺め」と呼ばれる展望スポット

中央:浅草岳。左:鬼ヶ面山(雲で山頂部分が隠れる)。

キノコ

田子倉ダム方面の眺め

前の写真拡大。中央下:田子倉ダム。後ろの山並みは、倉前沢山から丸山岳にかけての稜線(ネットの情報では、猿倉山?から横山?にかけての稜線)

登山道

田子倉ダムと、倉前沢山から丸山岳にかけての稜線(ネットの情報では、猿倉山?から横山?にかけての稜線)

ロープのある急な下り。

白い馬の背

只見町の眺め。

尾根状の登山道。

ヒメコ松群

登山道と只見スキー場リフト乗り場が見える。

南尾根登山口案内。

南尾根登山道途中から三石神社に入る所。

三石清水

大きな岩(一の岩)を回り込む道。大きな岩の反対側からも行く踏み跡有り。

一の岩

大きな岩の下に建てられた三石神社

縁結びの岩

三石神社を横から見た所。

三石神社から出る所。

振り返って三石神社鳥居

三石神社と瀧神社の間にある黄金色の稲穂のある田んぼ。

縁結び三石神社への案内

前日が瀧神社のお祭りで、瀧神社が開いていたので、中を撮影。

瀧神社の鳥居。この外に更に石の鳥居有り。

只見線の踏み切り。

只見駅

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装備・携行品

シャツ ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴 バックパック
水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル 帽子 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー
非常食 行動食 トレッキングポール GPS機器
【その他】 水1L、クエン酸飲料500ml、ポカリ500ml

登った山

要害山

要害山

705m

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