行程・コース
天候
晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
小黒川スマートICから約50分ほどで、杖突峠/ 守屋登山口バス停の前の駐車場に着きます。広くて上段にも駐車場があり、登山口が近くになります。なお、トイレはありません。トイレは休憩できる「分杭平」にあります。
この登山記録の行程
Start(07:59)・・・分杭平(08:46)・・・立石コース分岐(09:58)・・・東峰(10:01)・・・守屋山(10:46)・・・東峰(12:10)・・・立石コース分岐(12:19)・・・分杭平(13:15)・・・Goal(13:55)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
守屋山に登ったのは、秋の入口を感じる九月の一日。駐車場に降り立つと気温は20℃ほどで、ひんやりとした空気が肌を撫でた。だが歩き始めるとすぐに汗が滲み、体は夏を思い出すように熱を帯びていく。それでも道中には時折涼やかな風が吹き抜け、山頂に立ったときには、かえって少し肌寒さを覚えるほどだった。
登山道を彩っていたのは、紫に艶やかなトリカブトの花。毒草として知られるその姿はどこか畏怖を誘うが、同時に秋の山を象徴する清冽な美しさを放っていた。
山頂は人気の山らしく、多くの人で賑わっていた。景色の良いベンチはすでに先客に占められており、私たちは近くに腰を下ろしておにぎりを広げた。隣からは、ベテラン女性たちの北アルプス縦走の武勇伝が耳に届き、まだまだ現役で山を駆ける彼女たちの姿を想像して胸が熱くなる。やがて話題は地元のぶどうへと移り、その言葉に導かれるように、下山後のスーパーで「ナイアガラ」を買い求めた。口に含むと、種のある昔ながらの酸味と甘みが広がり、懐かしい味に頬が緩む。
その店の地名は「美篶」。帰宅して調べると、「篶(すず)」は細い竹や篠笹を指し、「みすず」は信濃を詠む枕詞として万葉集にも歌われていると知った。なんと深い響きを持つ地名だろう。
そして、スーパーの横から仰ぎ見た中央アルプスの眺めが忘れられない。住宅の屋根越しに、空木岳をはじめとする山並みが圧倒的な大きさでそびえ立っていた。あれが日常の風景だという人々の暮らしを思うと、羨望の念が込み上げてきた。
フォトギャラリー:37枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
| バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル | 帽子 |
| 腕時計 | カメラ | ツエルト | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 行動食 |
| トレッキングポール | GPS機器 |









































