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ヘンテコな名前の黒磯バッケ

黒磯バッケ( 関東)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: カーナビには「春友彫刻の森」をセット。その「春友彫刻の森」の駐車場を利用させて頂くのが一般的なようだった。20台程度。無料。トイレは彫刻の森のところにあり。マップコード(379 019 749*42)。

この登山記録の行程

春友彫刻の森駐車場(07:45)・・・登山口(07:52)・・・黒磯バッケ眺望台(08:04)・・・黒磯バッケ(08:14)・・・黒磯バッケ眺望台・・・登山口・・・春友彫刻の森駐車場(08:33)

コース

総距離
約3.0km
累積標高差
上り約287m
下り約291m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

先週、奥久慈リンゴを買うついでに生瀬富士へ登ってきた。その際に、たまたまだったが、「常陸国ロングトレイルバッチキャンペーン」が今年も行われていることを知った。
常陸国ロングトレイルバッチキャンペーンとは、現在、茨城県で整備している「常陸国ロングトレイル」のPRを兼ねYAMAPとコラボしている企画で、山を幾つか登りデジタルバッジを集めて一定の条件を満たすと、記念の手ぬぐいが貰えるというもの。ここ数年開催されているが、毎年、失念していてエントリーを見逃していた。
しかし、今年はまだ始まったばかり。
「いっちょ、やってみるか!」とやる気スイッチが入った。
ルールは、4つの山エリアと1つのお勧め観光スポットエリアに登録されているリストから、それぞれ自分の行きたいところを1つ選択し歩きデジタルバッチを入手する。全部コンプリートすると手ぬぐいが貰えるというもの。
先週行った「生瀬富士」はエリア①に含まれているため、既に1つ目のバッチは入手している。従って、残り4つのバッチを入手すればよいことになる。
折角なので遊び感覚で一日のうちに巡ってしまおうと、地図を見ながらターゲットを探しつつ、一番効率的な順番はないかと考えながらその日は知らない間に眠ってしまった。
翌日、あまりにも布団が心地よくて二度寝しそうになったが、なんとか抜け出して冷たい水で顔を洗い、車に飛び乗り目的地に向かった。
最初に目指すは「黒磯バッケ」。標高213mの小さな山。
初めて聞く名前だったが、それにしても変わった名前だ。調べてみると千葉から茨城にかけて、「崖」のことを「バッケ」と呼ぶらしい。小さい山ゆえに普段登ることのないが、初めての山は大きさ関係なくワクワクするものだ。
春友彫刻の森に車を停めて、暫く車道に沿って歩いていく。
数100m進んだところで、民家の脇に設置された「黒磯バッケ」と書かれた立派な看板が目に留まった。意外にちゃんとしている。
看板に誘われ山へと踏み込んでいく。
暫く水平移動で進んだのち斜面に取り付く。
徐々に斜度が増し、最後は短い距離ながら息が上がるような激坂へと変化していく。急登好きにはたまらない斜度だ。
ゆっくり登ったつもりがじんわりと汗が噴き出してきた。
息を整えて、さらに進むと「黒磯バッケ眺望台」へ到着。
バッケという名前の由来の通り、切り立った崖の上から遠くまで見渡すことができた。
眼下には小さな部落。その向こうには長く連なる山なみが見えた。一番高いところに大きなアンテナの塔が見えたが、おそらく位置的に「高鈴山」だろう。
まさに田園風景と呼ぶにふさわしい眺めだった。
危うくここがゴールかと引き返しそうになったが、もう一つ先にピークのようなものが見えたので、再び歩き出す。
軽いアップダウン。
プチ縦走が実に楽しい。小粒ながらいろんな魅力が詰まった山だと思った。
ほどなくして黒磯バッケへ到着。
到着と言っても、頂を示す標識らしいものは一切なく、常陸国トレイルの標柱が設置されていなければ通り過ぎてしまいそうな地味な場所だった。
この奥にも何かあるのかと、気になってネットで調べてみると、どうやら周遊コースもあるようだった。あまりにも心地よい登山道だったので「このまま周遊もいいかな?」とも思ったが、今日の目的はあくまでも手ぬぐいゲットなので、大人しく折り返すことにした。黒磯バッケには、また改めて遊びに来ることにしよう。
とりあえずこれでデジタルバッチ2つ目をゲットだ。
このイベントの良いところは、日ごろ見落としているその土地の魅力に気付かされること。そういう意味では、黒磯バッケ。実に良い山に出会うことができた。
駐車場に戻ると、ちょうどこれから登ろうとしている方に出会った。
何気なく会話をすると、やはりその方も手ぬぐいを目指しているという。しかも、登る山のチョイスも巡る順番も同じ。「考えることは一緒ですね」と笑い「頑張ってください!」と言って別れた。

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