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行程・コース

天候

3日間晴れ

登山口へのアクセス

この登山記録の行程

1日目:古寺鉱泉(100分)ハナヌキ峰分岐(70分)古寺山(40分)小朝日岳(110分)大朝日小屋
2日目:大朝日小屋(10分)大朝日岳(60分)平岩山(110分)御影森山(100分)上倉山(100分)朝日鉱泉
3日目:朝日鉱泉~バス~左沢駅

コース

登山記録

行動記録・感想・メモ

【コース状況】
○古寺鉱泉~大朝日小屋間には3ヶ所の水場があります。一服清水・三沢清水・銀玉水、どれも冷たくて美味しいです。
○大朝日小屋は避難小屋です。夏季には管理人さんが常駐しています。
○大朝日岳山頂直下は急なザレ場の下り坂です。足元要注意です。上倉山から先も急な下り坂です。
○1日目、2日目ともに山形市の最高気温は36℃でした。山の上もかなり暑いです。コース途中の水場で多めの水を補給することをおすすめします。

【感想・コメント】
1日目
スタートは古寺鉱泉からです。このコース、前半は展望のない上り坂です。よって樹林に囲まれて風もなくかなり蒸し暑い!最初の水場の一服清水で冷たい水を飲んで生き返りました。朝日岳に何度も登っているという方とコースが同じだったため、道中所々で一緒に歩きました。三沢清水のあたりの急な上り坂が一番きつかったですが、古寺からのコースで苦しい所はこれで終わりだよ、と教えられて何とかもうひと踏ん張りです。
古寺山に着いてやっと目の前の展望が広がります。小朝日岳と雲に隠れた大朝日岳が見えました。直登と巻き道がありますがそのまま直登へ。小朝日岳から先は急な下り坂です。鞍部へ下りるとそこから先は風の強い稜線の道です。さっきまでのほてった体には大変涼しく感じました。朝日連峰で一番美味しいと言われている銀玉水は確かに一番冷たくて最高の味でした。
大朝日小屋に着いて受付を済ませました。2階が宿泊者の寝るスペースです。すでに満員に近い状態で、屋根裏スペースに案内されました。夕方、夕食の調理で一斉にバーナーを使うと小屋の中がプチサウナ状態に・・・。急いで半袖1枚になりました(笑)
夕焼けは見れなかったけど、あす晴れることを信じて寝ました。

2日目
3時。すでに準備を始める方たちがいました。今回、朝日岳から朝日を見る、というのが隠れた一つの目標でしたので、自分も外の様子を気にしましたがまだガスっていました。結局、朝日は見れず、とりあえず水を補給するため往復20分の金玉水へ出かけました。水場へ向かう途中だんだんと日が射してきて雲が取れてきました。ふと見上げると完全に雲が取れた中岳の姿が!広大な緑の草原が続く山肌の光景に圧倒されました。
小屋へ戻り、登り10分の大朝日岳山頂を目指します。そしてついに大朝日岳の山頂へ。そこは360度の大パノラマです。北には月山、鳥海山、東には蔵王山、南には雪渓残る飯豊山が見えました。そんな中一番圧倒されたのが西朝日岳方面の眺めです。雪食地形のためすごく急な削られ方で、そそりたつ姿はまるで屏風のようでした。そして、感動の先に待ち構えていたのは暑さとの戦いでした・・・。
大朝日岳からは稜線歩きです。風が強く長袖を着て歩きました。しかし、直射日光が徐々に厳しくなってきました。高度を下げて風が収まってくると灼熱の暑さに・・・。このコース、ずいぶん先まで行かないと日陰が全くありません。(一応小さな草の日陰はありますが。)この時に助かったのが朝に多めに補給した水です。実は先月の岩木山で夏バテを起こしてしまい、その反省点から今回はいつもより多めの水を持つことを意識していました。今回の登山は今までで一番汗をかいた登山でした。夏の朝日連峰では水場での補給が大事です!こうして御影森山山頂から数十分後ようやく樹林帯へ。ずいぶん長いこと日に当てられたもんです。しかし、この後さらなる悲劇が待ち構えているとはつゆ知らず・・・。
標高1000m以下になってくると樹林帯の中の気温がさらに上昇、風も通らないためまるで蒸し風呂。灼熱で風もなく下りれば下りるほど温度が上がるという蒸し風呂地獄状態?(笑)先ほどまで天国のような稜線を歩いていたのに・・。これに追い討ちを掛けるように始まった、上倉山から先の激下り坂。もうカメのようにのんびり下ります・・・。このコースを上りで使うと大変なことになりそうです。実際、登ってくる登山者は一人もいませんでした。必死の思いで下りきり、吊り橋を2ヶ所渡ってゴールの朝日鉱泉へ。

3日目
朝日鉱泉ナチュラリストの家に宿泊しました。ここは携帯の電波の入らない山奥にある小屋です。食事がとても美味しくて、自然に溶け込んだ雰囲気の良い小屋です。朝日鉱泉から左沢(あてらざわ)駅間のバスは夏季限定で今年は8月16日までとなっています。ちなみに、今回偶然町田店を利用しているお客様と出会いました。山形の山奥の小屋で会うとは、まさに奇遇でした。

今回歩いてみて朝日連峰の山の深さに驚きました。そして一度稜線に上がると歩いていて山に抱かれているような気分になりました。体力的には大変でした。でも登って良かったです。朝日連峰のことがすっかり気に入りました♪
来年は大朝日~以東岳間を縦走したいと思います。

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