• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

木曽五木の美しい森・南木曽岳(なぎそだけ)

( 中央アルプス)

パーティ: 1人 (好日山荘: 山口 英彦 さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

曇り後晴れ

登山口へのアクセス

この登山記録の行程

南木曽岳登山口(蘭)→31分→下山道分岐→64分→南木曽岳→8分→南木曽岳避難小屋→74分→下山道分岐→26分→南木曽岳登山口(蘭)

コース

登山記録

行動記録・感想・メモ

【コース状況】
急な木の階段、梯子が非常に多い
雨や露で濡れているときはスリップに注意
大きな危険個所はありません

【感想・コメント】
南木曽岳。「みなみきそだけ」ではなく、「なぎそだけ」と読みます。
中央アルプスの南西部、恵那山のやや北東に位置しています。
標高は1,679m。

それほど有名なお山ではありませんが、木曽駒ヶ岳、御嶽山と並んで「木曽の三岳」として数えられています。
中山道の妻籠宿の近くにそびえる山なので、古くからたくさんの人に知られていたのではないかと思われます。

登山地図で「なぎそだけ」という表記を見て、その音感の良さが頭に残っていました。いつか登りに行ってみようと。

蘭(あららぎ)登山口から周回して戻ってくるプラン。
南木曽岳は登り専用と下り専用のルートが定められており、時計回りで1周できます。

登山口の標高が930mなので、標高差は700mほど。
標高の低いうちは木曽の森の中で展望は全くありません。
江戸時代に伐採を免れた木曽五木(ヒノキやコウヤマキなどの大木)が生い茂り、新緑がとても美しいです。

それをかなりの急坂で登っていくのですが、木の階段や梯子、橋がしっかり整備されていて、急坂のキツさを感じさせません。
登りは、ほどよい歩調で一定のペースで歩き続けることができ、2時間ほどで山頂に到着できました。

山頂は2等三角点があるのですが、木に囲まれ展望はありません。
山頂から3分ほど進んだところに見晴台があり、北の方角の景色が望めます。
御嶽山や中央アルプスが望めるはずですが、あいにく天気が悪く、雲の中。

南木曽岳の山頂付近は奇岩が多く、緑のクマザサと相まって独特の景観を作り出しています。
山頂付近にはとても立派な避難小屋とトイレもあり、ここで泊まって宴会することもできそうです。

下りも同じく、急坂を木の階段と梯子で下りていきます。
下りのほうが斜度が急に感じました。
今日のように雨上がりだと、木が濡れて滑りやすくなっているので、下りは特に注意が必要です。
あまりに階段や梯子が多いので、トレッキングポールが役に立たないでしょう。

今回、花には出会えませんでしたが、木曽の美しい森の雰囲気を十分に味わうことができました。

※木曽五木とは江戸時代に木曽の森を守るために伐採を禁じられた5種類の木
ヒノキ・アスナロ・コウヤマキ・ネズコ・サワラ

続きを読む

フォトギャラリー:20枚

すべての写真を見る

装備・携行品

登山計画を立てる