行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
まず、祇園山の登山口八丁坂の鳥居に自転車をデポ
木野山駅に移動し木野山神社奥の院を目指す
この登山記録の行程
8:50木野山駅P9:00→10:00鉄塔№50→10:12奥宮→10:23三角点→11:28山峠→13:34河原地→14:06祇園寺→14:30祇園山昼食15:00→15:36川原地駐輪地→16:40木野山駅P
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
登山口6℃ 行動時間7:36分 29.9㎞(内自転車12.3㎞)↑1,139m↓880m 31,164歩 1人
今日も里山歩きに出かけました。分県地図50座の未踏峰の続き、木野山と祇園山だ。
地形図を眺めていると中国自然歩道が通っている。祇園寺から有漢川へ下り巨瀬町から313号を8㎞程下れば元に帰れそうだ。下りばかりのサイクリングができそう。
自転車デポ後、木野山駅を目指す。駅に自然歩道の案内がある。吉備高原横断ルート「木野山神社と祇園寺を尋ねる道」の起点となっている。
駅から木野山神社里宮へ移動、ガイドブックに従って神社下の舗装路を西へ山すそを登ってゆく。2百メートルほど進むと、山側に古い墓石を寄せた塚があり、自然歩道の指導票もたっている。ここが登山道入り口だ。
しばらく登ると道は折り返し山に入ってゆく。入口に祠があり前を掃き清め、。正月飾りをお祀りしてある。ここから有漢川と高梁川の合流へ落ち込む木野山の南斜面を登っていく。下の伯備線を列車が通過していく。
30分ほどで6丁の休憩東屋に到着した。しばらく進むと丁目石を抱いたまま枯れてしまった、古株が現れた。たぶん5丁目の道標だろうが、これほど大事にされれば嬉しい限りだろう。この丁目石は新ルート岡山の山100選でも取り上げられている。
さらに5分で、大きな送電線鉄塔の下に出た。岡山幹線№50とある。後で解ったのだが、今日はもう1本のJR西日本川面線№19送電線も横切った。送電線は現在位置を知るのにとても都合がいい。
木野山神社奥宮は瓶の上にたくさんの塩をお供えしてある。お清めの意味だろうがこれほどたくさん備えなくてもと思える。(後で調べると、祭神が狼様で、その好物の塩を供えるそうだ)神社にお参りし、三角点を探策しに行く。少し間違えたが、入口のマーキングを見つけて、すんなりと木野山3等三角点517.8mに到達した。
木野山からは、神社西の電波塔の下が裏参道下山口だ。しばらく下ると自然歩道の指導票がこれから目指す祇園寺を案内している。まだ10キロ先だが目的地名が発見出来、心強い。
裏参道の鳥居を潜ってどんどん下っていくと、車が通れる林道へ出た。ここでも指導票が祇園寺を示してくれている。簡易水道施設の横を通り、池のそばを通過し、JRの送電線鉄塔の下をくぐって山峠(さんたわ)へ下り着いた。
峠は石仏が祀ってあり古い古道の雰囲気が残っている。小型のバスが下山してくる客を待っている。何処かの徒歩の会と表示してあった。
ここから、田園風景の里道を、自然歩道の指導票に従って延々7㎞歩いていく。要所に自然歩道の指導票、地域や史跡の説明板があって、楽しみながら歩ける。
井才(いさい)・国時と桐山・才峠(さいだわ)と、いくつもアップダウンを繰り返す。ここで祇園寺3.5㎞の表示がある。あと一頑張りだが、舗装道路が腰に効いてきた。
鬼つぶしの説明版を過ぎると、前方に祇園山が見えてきた。たぶん電波塔が見えるのであそこだろう。目標が見え、少し元気復活。しばらく頑張っていると、道は山肌をまく道と谷へ下る道の分岐についた。
倒れた自然歩道の指導票がありどちらに行くか思料する。下る道には少し下に常夜灯があり、今まで見てきた道標だと解るのだが、上の道をちょっと先まで進んでみることにした。集会所の横を通り、山を回り込むと次の谷間が見えた。名和谷の上部に出たようだ。
さっきの常夜灯道標まで引き返し、下っていくと指導票もあり、見覚えのある道に降り立った。今朝自転車をデポした河原地についたのだ。ここまで来れば後は祇園寺を訪ねて大杉を見、下ってきてサイクリングで下るだけだ。
時刻は13:20分、9時から4時間強の行程だった。荷を置いて、お湯でα米を準備し、再び出発。祇園寺参道の階段をカウントしながら登ってゆく。ここも南向きの斜面で、日当たりのよい明るい道を気持ちよく登れる。
丁目石があり探しながら登っていると、一組の石仏が祀ってある。新しいお堂に納まった御大師と薬師如来様が六番と表示されている。
祇園寺は弘法大師が開基された名刹だそうなので八拾八ヶ所巡が出来るようになっているのだろう。鬼ノ城で見た石仏群とよく似た感じだ。このあとも何カ所か発見するが、88番まであるか定かでない?
祇園寺につくと、大杉をバックに境内が広がって明るい広場になっていた。北に祇園山を従えて、南側に眺望が広がり、朝から歩いてきた木野山の電波塔や送電線鉄塔が見える。東側は有漢川の谷を隔てて岡山道が吉備高原の山腹を走り、西に広島へ続く山並みが望める。いい景色だ!!
お寺にお参りして西の鳥居を潜り、今度は神社から大杉にお参りする。巨大な杉で、二上山両山寺で見た杉を思い出した。岡山県東西横綱のようだ。鳥居の額には牛頭天王の額が掲げられて、祇園精舎の守り神が祭神のようだ。
神社横の道を山頂に向かう。ご神水の池ノ横を通り、ピンクテープに導かれて笹の道を少し登ったところに中国電力の電波中継基地がある。その裏手が山頂のようだ。
山頂で遅い昼食を取り、15時に下りに向かう。下りで4等三角点「祇園寺480.7m」を探索し、登ってきた道を、再び階段をカウントしながら下る。下まで600段をカウントすれば8丁坂鳥居下に降れる筈。河原地は15:30分に到着。ここからサイクリングだ。
巨瀬町陰地まで4㎞を一気に下り、国道313号で木野山駅まで8㎞自転車走行する。55分、16:35分に木野山駅の駐車地へ無事帰着した。
里山歩きを十分楽しめた。お山の雰囲気もいいし、丘に広がる集落の風情もいい。 途中で出会ったおばさんに、「あんたのようにすたすた歩けて羨ましい」と挨拶されたことが、背中を押してくれた。
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