行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
国道161号線、ドライブインしのはら横の駄口登山コースからスタート。
駐車場などの情報は以前の「駄口コースから岩籠山~夕暮山」のUPに記載しています。
この登山記録の行程
ドライブインしのはら(05:19)・・・~小ブナ平~ブナ林~・・・インディアン平原(06:33)・・・岩籠山頂(06:48)・・・夕暮山頂(07:10)・・・山コース出口(08:02)・・・野坂山あらたに林道コース登山口(08:35)・・・藪漕ぎ・直登・・・野坂山頂(11:32)(休憩~11:55)・・・野坂いこいの森(12:41)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
鈍った身体を整えるべく、早朝、敦賀三山の一つ岩籠山を目指す。
日の出5:15。少し遅れて登山開始。前回、駄口コースを登って、ブナ林が気に入ったため今日もこのコースとした。(本当は夏場は市橋コースの沢沿いがおすすめ)
気温が上がる前に一気に登ってしまおうと足を速める。
ブナ林が最も美しいシーズンは過ぎてしまったが、朝もやのブナ林もなんとも趣がある。
ふと、林の中に甲高い声が鳴り響く。同時に、4頭の鹿がドッと走り去っていく。静寂を壊してしまったようで申し訳ない。今年は鹿に出会う確率が高い。結局この日はさらに3頭をみかけた。
誰もいないインディアン平原をひとり堪能する。いつもここは風が吹いていて心地よい。
もう少しゆっくりしていたかったが、足を進めることにした。
岩籠山の山頂を経由して、夕暮山へ。なんの変哲もない木の枝にいきなり赤い看板で夕暮山と書かれていた。以前はこんなのあったかな?ぇ?ここが山頂?とか思いながら通過する。
思い出せば初めて岩籠に登った時は、山コースからだった。結構な長い道のりで、夕暮山を岩籠と勘違いして下山してしまったのを思い出した。我ながら一番、面白くないコースでアプローチしたものだ。
山コースの登山口に出てくる。自動販売機を見かけたので、冷たいスポーツドリンクを買って飲む。パンをほお張り、いざ、野坂山へ。野坂山は野坂山いこいの森のルート以外は整備が怪しい。この「山」(地名)からあらたに林道から入る登山口にあたってはいきなり入り口の橋が流されている状態。途中、道が分かれても看板もないので、ここから登るのはお勧めしない。自分もよく考えたら、雪山でまっすぐに降りてきたことは二、三度あるが登るのは初めてだ。もっとも、今日は山頂目指して藪漕ぎで直登するつもりなのであまり関係はないが。
しかし、この藪漕ぎが大きな失敗となった。山頂まで残り1/3くらいからか。雑木の密度が上がり、押し分けても進めないほどに樹木が密集しているうえに棘があちこちに群生していて、回避しても回避してもトゲ地獄から抜け出せず、タイツは破れるは、血がでるは。大事なサングラスは吹き飛ぶは。降るにも降れず、しまいには迂回もできず。
こんな時にはイノシシになって猪突猛進あるのみ。気が遠くなるような作業を繰り返し牛歩のように進む。たとえ速度が遅くとも踏みとどまっていない限り、いつかはたどり着くものだ。気が滅入るのでGPSは見ないようにしていたが、安全のために現在地を確認すると、登山道までわずか数mを指している。周囲に人がいたらきっと驚いたかも知れないが、思わず「うぉおおっ」と声をあげながら最後の力で藪をかき分け、藪の上を波乗りするように進むと、いきなり視界が開けた。山道に出るとなんの変哲もない景色が広がっている。もう自分がどこから来たかもわからない。山は恐るべしだ。
出たところは山頂の少し下。僅か1分ほどで山頂にたどり着く。先客が1名いた。
山頂に腰を下ろして、ジュースを飲む。ゆっくり&少し飲むつもりが、一気に飲み干してしまった。
もう当分、藪漕ぎはしまいと心に誓った。
本当はもう少し距離を延ばす予定でいたが、藪漕ぎで予定以上の時間を費やしてしまったので、ここで下山することにした。下山と決めたからには一気に降る。
下山した駐車場の手前に水場がある。藪漕ぎで泥だらけになっていたので、顔と手を洗い。ついでに来ていた服を水洗いする。思えばこの時、どうもGPSを置き忘れてしまったようで。
移動する際にバタバタとしていたため、見た記憶があるのに、帰ってきた時にはすでに無くなっていた。自由な山歩きが好きなだけにGPSは必需品だし、今までの思い入れもある。なんとか出て来てくれることを祈ります。。。。。
今回の記録はそういう訳でGPSがなくなってしまったので、手動で編集しています。
藪漕ぎのルートはほんとお勧めしませんが、もしサングラスを見つけたら教えてください。:)