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日本千山 1158/1357 (新百名山最終座)

那智山烏帽子山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (1357 さん )

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

その他: レンタカーで熊野那智大社へ上がって大滝口の駐車場にテントを張って寝る。
那智の滝の音が轟くが、人工音と違ってあまり気にならない。

この登山記録の行程

駐車場(235m、17:10~6:25)二俣(365m、7:05)P548(7:50)那智川(435m、8:05)林道(705m、9:05)烏帽子山(9:50~10)林道(705m)右俣(95m、12:20)駐車場(13:00)

コース

総距離
約11.0km
累積標高差
上り約1,108m
下り約1,116m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

店終い中の土産物屋に登山道の状況を聞くと、「陰陽ノ滝の道は完全に駄目です。青岸渡寺コースは、以前は林道を車で上がると30分で山頂に登れたが、台風で如何なっているか判らない」と言う。
落口から一直線に130mを落下する貴公子然たる那智の大滝を眺めて写真に撮り、駐車場の隅にテントを張って寝る。滝が夜通し大風のような音を響かせるが、人工音と違って睡眠の妨げにはならない。

地図を注意深く読んで墓地から山道に入る。『聖域に付無断立入禁止』とあるので門の所まで引返して人を探すが、早朝の事とて叶わない。
古く緩い道を歩いて大滝上の二俣へ下り、川原を100m程歩いて右俣左岸の尾根に取付く。踏跡が薄く躊躇するが、川原沿いの旧道は板橋が流失して通れなくなっているようで、密な赤テープに励まされながら瘤を2つ越える。
古い鉄柱の道標や屋根付き掲示板(倒壊)が現れるので「古くからのコースみたいだ」と幾分安心して進み、P548の上に出るとピンクや黄色のテープも現れて『滝ノ尾根コース』の真新しい木札を見出す。途中数ゕ所の分岐で確信が持てないまま進み、鞍部から濃い道に踏み込むと川原の旧道へ下りてしまい、稼いだ標高を無駄にしてがっかりする。
 已む無く川原沿いに北上し、枝沢を数本横断して奥の右俣へ入るが、テープが見当たらず判り難い所だ。杉の枯枝が散乱して最近歩いた人は皆無と思われる右岸沿いの道を半時間ほど登って行くと待望の林道と出合い、「正しいルートだった。山頂を踏めそうだ」と胸を撫で下ろす。
 倒木が塞いで路体が流失した無残な林道の右カーブを進むと『滝ノ尾根』の道標が現れ、直ぐ先で林道が分岐して右へ水平に伸びている。終点の広場から山道に入り、途中で烏帽子山頂と岩峰を垣間見て榊の目立つ細道を鞍部へ上がる。小ピークを越えた鞍部の『大杭峠 悪路』の道標を見て、「残り100mだ」と鼓舞して急斜面に取付くと雪が残るようになり、凍結部も現れる。
 思ったより長い道程となった烏帽子山頂はぽっかりと開けた日溜まりで、一等三角点が立っている。東面が開けて太平洋が望まれ、左手には台形の山容が目立つ。『俵石 高田』の道標もあり、山頂へ通じる幾つものコースが存在することを知る。
 林道へ戻り、滝ノ尾根コースに入ってP548を目指す。緩い尾根の分岐毎に地形図上の位置を確認しながら歩いた心算だが、見覚えのある鞍部にも出合わずP548に気付かないうちに標高が500mを割って何時の間にか木札も消え、赤テープと黄テープが付いた南東尾根に入り込んだと気付く。
 やがて仕事用とも思われる黄テープのみとなり、在るか無きかの踏跡を追って急斜面を下ると関電の導水路の上へ降りる。下流方へ歩いて圧力水管の脇を発電所へ下り、巨石や遊歩道の手摺の残骸が横たわる陰陽滝下流の川原へ下山する。

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装備・携行品

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登った山

烏帽子山

烏帽子山

910m

よく似たコース

烏帽子山 和歌山県

那智四十八滝の源流にそびえる鋭鋒

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
5時間50分
難易度
★★
コース定数
24
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