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呉枯ノ峰

呉枯ノ峰( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (うめぞー さん )

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行程・コース

天候

曇りのち晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 京都駅7:16発木ノ本8:55着の電車(途中、米原駅で乗り換え)で木ノ本に着いたら北国街道に出て菊水飴本舗方面(北国街道を左折してそのまま道なりにまっすぐ進む。)へ進む。
菊水飴本舗の左横の鳥居をくぐり坂道を上がり北陸自動車道のガードを越えた先に登山口がある。

この登山記録の行程

京都駅発(7:16)・・・米原駅(8:30)・・・木ノ本駅(8:55)・・・登山口(9:40)・・・管山寺(10:10)・・・呉枯ノ峰山頂(11:30)・・・田上山(12:00)・・・意富布良(おふほら)神社(13:15)・・・木ノ本地蔵院(13:35)・・・木ノ本駅(14:00)・・・米原駅(14:50)・・・京都駅(15:10)

コース

総距離
約11.3km
累積標高差
上り約941m
下り約941m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今日はいつもの友人が仕事のため、一人で行ってきました。
最初は湖南アルプスに行こうと思っていたのですがこの時期(9,10,11月)は松茸のせいで入山規制されており一部のルートしか通れないため断念しました。
その代わりに選んだのは呉枯ノ峰です。
この山自体は眺望もなく500mほどの山ですが何が特筆しているかというと途中にある古刹の管山寺にある大木が有名なのです。
巨木好きの私はどうしても自分の目で見てみたくてここに決めました。
また、私は北国街道を歩きたくてアスファルトの道をチョイスしましたがアスファルト歩きが嫌な方は私のコースを逆から回って一旦、先に管山寺に立ち寄ってその後、呉枯ノ峰に登りそのまま下山もできます。
ただし、道標はほとんどないため地図とコンパス、高度計は持っておいてください。
それではコース案内です。
木ノ本駅を東口に出たら右へ進みます。
すぐに地蔵通りという木之本地蔵院が真正面に見える坂道がありますので北国街道に出るまで進んでください。
北国街道を左折したら北国街道を楽しみながらひたすら進んでください。
昔の宿場町の雰囲気を楽しんだらまずは菊水飴本舗の看板を目指します。
途中に意波閇(おはへ)神社が右側にありますので山行の安全祈願を済ませましょう。
意波閇神社を通り過ぎて少し行くと右側に待望の菊水飴本舗の看板がありますので右折します。
少し坂道を上がると丁字路になっており、左側に菊水飴本舗があり、その左横に朱の大きな鳥居があります。
この鳥居をくぐり坂道を上がっていくと北陸自動車道の高架がありますのでくぐります。
その先に道標(道標はここと管山寺分岐のみです。)があります。
ここが登山口ですのでここから上がって行きます。
ただし、意外ときつい坂道が続くのでゆっくり上がってください。
山道は素敵な道でこの季節は落ち葉に覆われ黄色や赤の絨毯を敷き詰めたようです。
ただ、落ち葉で滑りやすくなっていますので足元には注意してください。
左右にお地蔵さまが鎮座されている道を進むのですがお地蔵さまの首が結構取れているものが多く、最初は猪か何かけものかな?とも思ったのですが明らかに人の手が加えられたようなものもありました。
いたずらにしては質が悪いのでやめてほしいものです。
気を取り直して進んでいきます。
ちなみにこの道は結構広く道迷いの心配は皆無です。
しばらく道なりに進むとやがて坂道が平坦になりだした頃に二回目の道標があり、左へ示唆しているので従い下って行きます。
この下りは結構下っていくので登り返さなければならないことも頭の片隅においてゆっくり進みましょう。(足を痛めないように。)
しばらく道なりに下っていくと左側に先代住職たちのお墓が見えてきます。
ここを越えたところが山門となっており私が見たくて熱望していたケヤキが山門を左右から守るように聳えています。
もう、まさしくそびえるという形容詞しか思いつかないほどの巨木です。
人間は会いたいものや見たいものに出会えるとこんなに興奮するのかというほど興奮をしながらひたすら写真を撮ったりそっと触らせていただきました。
一見すると立ち枯れているように見えますが上の方の枝から立派な葉っぱがたくさん出ていいたので一安心です。
どうかいつまでも元気でいてくださいと人間に語りかけるように言葉を残してから名残惜しくその場を離れます。
ちなみにこのケヤキは菅原道真公がお手植えされたとされているのでゆうに1000年はそこに佇んでいるのでしょう。
人間がどんなに頑張ったところで100年ほどなのでスゴさがわかります。
ケヤキの木から少し離れた場所に本堂と鐘楼がありますが鐘は現在取り付けられていません。(国宝らしいので保管されているのでしょう。)
また、ここは現在無住寺なので管理する方が常駐されていません。
本堂など壊れやすくなっているので立ち入らないようにしましょう。
本堂から先へ進むと朱雀池があります。
弁財天が祀られた池のほとりを周遊しながら本線に戻れますので来た道を引き返す必要はありません。(先代住職の墓の手前に出ます。)
さあ、ここまで来たら登り返しです。
結構急な坂ですので落ち葉で足を取られないよう注意しながら進んでください。
分岐まで戻ったら左へ進みます。
ここからは先程までの管山寺ルートとは違い、いきなり道が細くなります。
また本格的な山道(言い換えれば整備されていない。)となるためここからは地図やコンパスなどがないとイザ迷った時にどうしようもなくなります。
また、結構悩ましい道もあり今日もひと組のカップルが迷っていたみたいです。(無事です。)
細い道は崖伝いにあるため足を滑らせると滑落します。(命の危険は少ないですが怪我をする可能性と本線に復帰するのが面倒です。)
細い道をひたすら上がっていくと熊笹が現れます。
これが一つの目安です。この熊笹が終わったぐらいで道が平坦になり、呉枯ノ峰山頂に着きます。(眺望はありませんが一等三角点があります。)
ご年配のグループがここで休憩を取られていましたが私は日当たりがイマイチだったので写真を撮ったら来た道を引き返します。(樹林帯なので木漏れ日くらいしかありません。)
このまままっすぐに進んでも下山できるのですが私は田上山城跡を見たかったので引き返したわけです。
田上山城跡は公園となっているため地図上では田上山公園分岐と記載されていますが道標は壊れておりそれとわかるのは地図上の分岐と実際の距離感で算出します。
一応、赤テープも巻かれているのでわからないことはないと思いますが初級者の方は注意して進んでください。
ここからは気持ちの良い山道となり道幅も広がります。
高度計で高度を確認しながら分岐を見落とさないように進んでいくと風化して文字がかすれた看板が分岐にあり、よく見ると砦という文字がかすかに見ることができます。
看板に従い、登っていくと途中から平坦な道となりさらに進むとあちこちに看板が出現します。
これが田上山城跡で説明看板によると豊臣秀長が賤ヶ岳の戦い(豊臣秀吉VS柴田勝家)で築城したと記載されています。
城跡とはいえ説明看板や「曲輪跡」などの看板があるだけで石垣など何もないので空き地に看板が立っているという感じですが結構高地にあるのに広々としており当時の権勢が伺える場所です。
またここは日当たりもよく、落ち葉がひらひらと落ちてくるのが心地よかったのでここでお昼をいただきました。
誰も訪れない城跡ですが結構いい場所なのでこの方面にこられる際はプランに組み込むことをオススメします。(後で紹介する神社からなら簡単に来ることができます。)
食後のコーヒーを満喫し休憩を終えた私は唯一あった道標に従い、意冨布良(おふほら)神社を目指します。
ここからは公園らしくよく整備された道となり清々しい道ですがひとつだけ間違えると厄介なのが林道と合流しており階段の道を選べば問題ないですが林道の方を選ぶと遠回りになってしまいます。(注意するところはここだけです。)
後は道なりに土留めの階段を下りていくだけです。
途中、とても見晴らしのよい場所がありますので景色を楽しみましょう。
ここでも食事を取れますので(ベンチがある。)城跡よりこちらのほうがいいかもしれません。
さらに下りて行くとお地蔵さまが現れます。
このお地蔵さまは西国観音石仏なのでそれぞれ特徴のある石仏となっています。
石仏に導かれながら下っていくと意冨布良神社の境内に到着します。
ここはこの季節紅葉がとても綺麗なため見学されている方がたくさんいらっしゃいました。
私は神社で無事に下山できたことを感謝してから次の目的地である木之本地蔵院を訪れ、拝見してから帰路につきました。

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装備・携行品

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登った山

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