山道具詳細

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A-30 スント(SUUNTO )
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cycle-oyaji さん
購入年 1996年くらい
購入価格 2,000円くらい
重量 30g (グラム)くらい
スペック suunto A-30 NH Metric
ルーペ付プレートコンパス NH:北半球用 メトリック目盛
このスペックは今年、買い直したモデルのものです。以前のものも目盛以外はほぼ同一です。
お気に入りの点
1.基本的にプレートコンパスの利点である正確な方向設定、正確な方向確認が瞬時に出来る。
地図やGPS画面を参照しながら指導標の無い地点、道の無い積雪期の山などで威力を発揮してくれる。
MTBのハンドルに付けたコンパスとのスピーディな連係にも必須。

2.直径30mmの大型ルーペは視野が広く歪もなく非常に見易いです。特に老眼が出てきた身には有り難い。

3.比較的コンパクトなオイル入のコンパスユニットは磁針の振れがおさまるのが速く気持ち良い。
 GarminやスマホのGPSと連係して使っていますが、これらの内蔵電子コンパスの反応が遅いので、この点が気持ち良く使えます。
 中に入っているオイル?はどのメーカーもほぼ同じような石油に似たサラサラの液体で、正月の大雪山系で-20℃でも全く問題が有りませんでした。この点はSILVAもYCMもMoscow-compassも一緒です。

4.構造がシンプルで丈夫。このモデルを20年近く山スキーやMTBで使ってきて問題が有りませんでした。先日紛失してしまい、結局同じものをつい先日購入しました。

5.コンパスユニットを樹脂製の7本の爪で保持する構造はガタが無く、砂やホコリにも影響されずに、
 回転の重さも樹脂の爪の先端を削る事で調整出来るのでお気に入りです。頻繁に方向確認をする山スキーなどでは、この点を自分で改造出来て使い易くなるのが特に有り難い。

6.方位角度の目盛線を自分で間引いて見易くする改造がし易いのも良い点です。私は10度間隔の目盛だけ残して不要な目盛線を削り取ってしまうのが角度が読み取り易くて好みなので、表面にプリントされているだけの今の構造が好きです。改造後に厚手の透明ポリプロピレンテープを上に貼り付けて20年近く使いましたが、製品のままより傷が付きにくくて、いつまでもクリアに目盛線が読めるので標準状態で使う方にもおすすめです。

7.電池が無くても動作するという安心感は代えがたいです。

8.これだけお気に入りのものが現在でも3000円前後で入手出来るというのも驚きです。
もうひとつの点
1.吊り下げのための穴が1ヶ所というのは、付属のクイックジョイントですぐにヒモから外せるので、オリエンテリングの時などは地図と重ねてコンパスを片手に持つスタイルが採用出来て便利なのは理解できます。
ただ山スキーやMTBなどのように両手がストックやハンドルで塞がっている状態では首から下げる方式になると思いますが、この時に吊り穴が1ヶ所だとコンパスがくるくる回ってしまって吊りヒモがねじれてしまい、コンパスを手に取る時に鬱陶しい思いをする事になります。
現在の穴のちょっと下の左右に3mm程の穴が有れば2ヶ所の穴で吊り下げることで、くるくる回ることはほぼ無くなります。メーカーさんで加工しておいてくれると助かります。まあ自分でも加工できるので私自身は問題ありませんが。この点は、どのメーカーも一緒ですが。
2.このモデルに限りませんが suunto compass のプレート側に刻まれる距離目盛などは世界各国の単位系の違いや各国のオリエンテリング用地図の縮尺の違いに合わせて実に多様な目盛がラインナップされているようです。
ただ今回新規に購入した suunto A-30 NH Metric モデルのプレートの距離目盛では、1/25000地図対応の距離目盛が50m間隔で付けられているのは距離を読み取るのに却って数値を読み取り難くしているように思います。以前のモデルのように目盛を100m間隔にしてくれた方が余程距離の読み取りがし易いと思うのですがどうでしょうか?

蛇足ですがこれらの目盛線も梱包用の厚手の透明ポリプロピレンテープで保護しておくと摩耗で目盛線が消えることも無く、10年以上の長期間に渡ってクリアに目盛線を読み取ることができます。

3.気泡発生 このメーカーに限らずオイル封入型コンパスを長年使っていると、コンパスユニットの中に気泡が出てくる事が有ります。温度というよりは高度が高い所で気泡が大きくなり、低地に戻ると気泡が小さくなったり消えたりするというようになってきます。磁針の動きを妨げる程気泡が大きくなって来たら、買い替えのタイミングかも知れません。

気泡の原因はどうやらコンパスユニットの樹脂のガス透過性から来ているようですがバラツキも大きく、どのメーカーが優れているとかよりも、同じメーカーの同じモデルでも気泡が出てくるまでの年数が違っていたりするので仲々難しい問題のようです。
モノがたり
1.偏角(declination)について
世界の磁気偏角図は色々なサイトに出ていますが、例えば京都大学関連のサイトを例にすると
http://wdc.kugi.kyoto-u.ac.jp/igrf/index-j.html
磁気図(2015) / 偏角 / メルカトル図法 / GIF , PDF などでdownload可能です。
これを見ると東南アジアのタイ辺りや西ヨーロッパ辺りは地磁気の偏角が比較的少なくてコンパスの方向をそのまま読み取っても大きな誤差にはならないようですが、日本では地域により西偏が7度から10度、北米では西偏、東偏が地域によって逆転したり、偏差の大きさも大きく変化するようなので海外旅行などする際には事前に良く調べておいた方が良いかも知れません。

2.地磁気の伏角によるコンパスのバランスにより北半球用、南半球用など使用地域に合わせてメーカーが供給しているので、地域によってコンパスを変える必要も有るかも知れません。

3.私自身はコンパスを使って数十年になりますが、今でも用途に応じた各種のコンパスを使ってスピーディに方向を決められるというコンパスのメリットがあるので、山だけでなく都市部の裏道散歩でも、このコンパスに限らずポケットに何らかのコンパスを忍ばせています。まあGPSによって現在地確認がきっちり出来るようになったのは大きな進歩ですが、まだまだコンパスの良いところもあるのでこれからも活用して行く事になるでしょう。
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