商品レビュー
【お気に入りの点】
調理器具というと、何分でお湯が沸くとか、燃料が少なくて済むとか、鍋の安定性とかに目がいきがちですが、テント泊の場合は、もっと大型の共同装備で煮炊きします。
むしろ日帰りの山行でお湯を沸かしてコーヒーをドリップしたりお茶を飲んだり、FD味噌汁やミニカップヌードルを握り飯をほおばりつつ作るために、個人装備として持っていく価値が重さ・嵩を上回るかで決める方が実践的です。もちろん単独行なら軽装備にして三食作れます。
【もう一つの点】
付属の点火ノズルが華奢なので壊れないか心配しています。そうした事態に備えて、ライターとマッチは別途持っていますが。
【使用時のエピソード】
40年前はホエーブス725にホワイトガソリンを詰めて愛用していました。ブオーという吠え声に単独行の寂しさを癒されました。
今もきれいに磨いて持っていますが、重さとケースも含めた嵩、余熱の手間を考えると、その後ガスカートリッジが席巻していったのも当然の成り行きでしょう。
使い残しの250タンクと114はコッフェルの中に軍手を詰めものにしてもっていき、下山時に手早く沸かした御湯で淹れた渋茶で非常食の羊羹をふるまうと、あまりの使い勝手の良さと味の両方に同行者が感激します。