北岳 | 南アルプス市 北岳山荘

9/初旬に接近した台風12号の影響が出ています。大樺沢左俣、両俣左俣コースは通行しないでください

北岳山荘付近のウラシマツツジ紅葉(ピークは過ぎている) (2011.09.27 南アルプス市 北岳山荘 )
北岳山荘付近のウラシマツツジ紅葉(ピークは過ぎている) (2011.09.27 南アルプス市 北岳山荘 )
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天気・気温

09/15(木) 快晴、最高14℃、最低7.5℃、微風。日の出05:26、日没17:50
甲府市の天気予報
明日
31℃
14℃
明後日
晴のち曇
28℃
16℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 16:00発表
松本市の天気予報
明日
29℃
9℃
明後日
晴のち曇
27℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

先週の台風とは、うってかわって最高の登山日和で、日中は真夏のような日差しです。ただし朝晩は冷え込みが厳しくなってきました。防寒対策をお願いします。
北岳山荘周辺ではアカイシリンドウ、サンプクリンドウ、ヒメセンブリなどが咲いています。ウラシマツツジが紅葉をし始めました。花の季節の終わりが近づいています。

登山道の状況

9/初旬に接近した台風12号の影響が出ています。以下の登山道情報を確認して登山してください。
・大樺沢左俣(広河原より20分先の御池小屋分岐点~大樺沢二俣間)については、土石流等により数箇所登山道が壊滅しており通行できません。
・大樺沢二俣から八本歯のコルまでの間については、落石の可能性が高く、通行はおすすめ出来ません。
・北岳へは広河原より白根御池小屋経由で登山ください。なお、北岳肩の小屋経由北岳山頂コースは安全に通行できます。
・両俣左俣コース(両俣小屋~中白根沢ノ頭経由・北岳)については現在、増水のため通行を控えてください。両俣小屋周辺については、必ず事前に『北岳山荘(090-4529-4947)』、または『広河原インフォメーションセンター(090-2673-2406)へお問い合わせ下さい。
・北岳~奈良田のコースは開通していて通行できます。

登山装備

雨具、防寒着の装備をしっかりと準備してください。

注意点

現在、林道は全線通行可能となっています。問い合わせ先は山梨県中北林務環境事務所治山林道課 0551-23-3864まで。

お知らせ

北岳山荘は8:30から17:30までは電話を開通させています。荒天時につながりにくい状況がありますのでご容赦ください。
(国立インフォメーションセンターでも登山道の案内をしておりますTEL090-2673-2406)

なお、各種問い合わせ先は以下のとおりです。
■公共交通機関
 甲府・市営芦安駐車場~広河原 山梨交通(バス) TEL055-223-0821
 山梨県タクシー協会 TEL055-262-1212
 広河原~北沢峠 南アルプス市企業局 TEL055-282-2016
 広河原~奈良田(早川町)~身延町 山梨タウンコーチ  TEL0556-62-0064

■登山道状況など問い合わせ先
 国立広河原インフォメーションセンター TEL090-2673-2406
 南アルプス市広河原山荘 TEL090-2677-0828
 南アルプス市白根御池小屋 TEL090-3201-7683
 北岳肩の小屋 TEL090-4606-0068またはTEL055-288-2421
 南アルプス市山梨県北岳山荘 TEL090-4529-4947
 南アルプス市両俣小屋 同上(20人以上は事前予約)またはTEL055-288-2146
 南アルプス芦安山岳館 TEL055-288-2125
 南アルプス市観光商工課 TEL055-282-6294

南アルプス市 北岳山荘周辺の過去の様子

  • 大樺沢上部は凍結しています
  • 北岳山荘付近のライチョウ
  • 北岳山荘から見る朝焼け
  • 北岳の様子
  • 中白根方面の様子
  • ライチョウの親子(中白根山付近)
  • 北岳周辺の稜線の様子
  • トラバース道落石跡、通行時はご注意ください
  • ウラシマツツジ
  • ヒメセンブリの花
  • アオノツガザクラ
  • ミネウスユキソウ

南アルプス市 北岳山荘

現地連絡先:
090-4529-4947
電話番号:
055-282-6294
連絡先住所:
山梨県南アルプス市小笠原376 南アルプス市役所 観光商工課

地図で見る

施設の詳細を見る

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北岳 標高 3,193m

 日本で富士山に次いで高い山は白峰の北岳である。白峰は通称白峰三山と称し、3000mを抜く山5座が、南アルプスの北部に連なっている。すなわち北岳(3192m)、中白峰(3055m)、間ノ岳(3189m)、西農鳥岳(3050m)、農鳥岳(3026m)である。  この連山の最北にある故、北岳。当を得た山名である。古くは『平家物語』に「手越を過ぎて行きければ、北に遠ざかりて、雪白き山あり。問へば甲斐の白根と云ふ」と出ているが、果たして東海道筋から見えたであろうか。時代は下がり、『甲斐国志』(文化11年―1814年編)によれば「白峰、此山本州第一ノ高山ニシテ西方ノ鎮タリ。国風ニ詠スル所ノ、甲斐ヶ根コレニシテ(中略)南北ニ連ナリテ三峰アリ。其北方最モ高キモノヲ指シテ、今専ラ白峰ト稱ス」と記している。  同書によれば、「山上ニ日ノ神ヲ祀ル。其像黄金ヲ以テ鋳ル。長七寸許、容ルニ銅室ヲ以テス。高貳尺貳寸廣方八寸、其四隅ニ鈴ヲ掛ク、風吹ケハ声アリ」と大日如来を祭ってあることを載せている。明治41年7月、この頂に立った小島烏水は「奉納大日如来寛政七年乙卯六月(1794年)」と彫られた小鉄板のあったことを記録している。となれば『甲斐国志』の記事も本当かも知れない。  明治4年、地元、芦安村の行者、名取直江が里宮、中宮、奥宮を造営して開山したという。  登山者として最初にこの頂を踏んだのはウエストンで、明治35年8月23日のことであった。積雪期の初登頂は大正14年3月22日、京都三高山岳部のメンバーで、西堀栄三郎、桑原武夫、多田政忠、四手井綱彦の4人。野呂川両俣から右俣に入り、間ノ岳を経て頂上に立った。次いで3月28日、山梨の平賀文男が広河原から第2登を飾った。  最近は交通の便がよくなり、おそらく南アルプスの山の中で、一番人気のある山ではないだろうか。登山基地の広河原まで車で入れば、1泊2日でゆっくりと往復でき、雪渓あり、お花畑あり、しかも展望絶佳ときている。  展望は南、眼前にどっかと腰をすえた間ノ岳、これに重なり合うは、塩見岳や悪沢岳。南東の櫛形山の上に富士山、東側には鳳凰三山の上に奥秩父。その左には八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳。遠く白馬三山から槍・穂高、その左にずんぐりと仙丈ヶ岳、御岳山、中央アルプスが堪能できる。  登山コースは広河原から大樺沢二俣、小太郎尾根経由で6時間、同じく二俣から八本歯のコル経由で5時間強の登りで登頂可能。

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 白峰三山の真ん中に位置するので間ノ岳とは、当を得た山名である。日本第3位の高峰であるにもかかわらず、極めて地味な山だが、赤石岳、仙丈ヶ岳とともに、大きな山容を見せている。山頂は広くて、通称、間ノ岳のドームといわれるほどで、悪天のとき、方向を間違えることさえある。  一般的に、この山だけを単独に登るということはあまりない。白峰三山縦走時、あるいは仙塩尾根を経て塩見岳へと抜ける際など登頂する。  この山頂からの展望は、北岳のそれと大差がない。しかし、南側から眺めた鋭角の北岳は、さすが南アルプスの王者の風格をもって昂然として迫ってくる。  間ノ岳は『甲斐国志』にその名が載っている。登山者としては、明治14年(1881)8月18日に、アーネスト・サトウが農鳥岳経由で登頂している(出典「日本旅行日記Ⅰ」東洋文庫)。積雪期では京都三高山岳部の西堀栄三郎ら4名が、大正14年3月22日、野呂川右俣をつめて頂上に出た。北岳に登頂の途次の通過であった。  この山を踏むためのベースとなるのは、北岳のコルにある北岳山荘で、ここから中白峰を経て2時間ほどで登頂できる。 ※2014年3月までは、日本第4位の標高の山とされていたが、測量方法の変更や地殻変動などにより1m高くなることが国土地理院より発表され、2014年4月1日より奥穂高岳と並んで日本第3位の標高の山となった(2014.04.01追記)。

ユーザーの登山記録から