石鎚山 | 石鎚神社頂上山荘

台風が去り秋晴れの予感です。リンドウが咲いています。紅葉は10月初旬頃からと予想されます。

シコクフウロ  弥山山頂広場付近ではミソガワソウやシコクフウロが群生。 (2012.09.14 石鎚神社頂上山荘 )
シコクフウロ 弥山山頂広場付近ではミソガワソウやシコクフウロが群生。 (2012.09.14 石鎚神社頂上山荘 )
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天気・気温

09/17(月) 雨 12:00現在の気温13℃。
昨日の天気は曇りのち雨 最高気温12℃ 最低気温11℃
松山市の天気予報
明日
晴一時雨
23℃
16℃
明後日
曇一時雨
18℃
12℃
日本気象協会提供 2024年5月6日 12:00発表
高知市の天気予報
明日
雨のち晴
28℃
16℃
明後日
22℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月6日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

沖縄や九州に被害をもたらした台風16号が去っていきました。これからの石鎚山頂は秋のカラッとした空気に包まれる日が多くなります。秋晴れの予感です。
紺碧の抜けるような秋の空は、大陸からの乾いた高気圧の大気に西日本が覆われるようになると、見られる日が多くなります。
これから10月終わりごろにかけて、石鎚山頂でも、夕焼けに照らされた天狗岳を見に来る観光客や、カメラマンが多くなります。
小屋周辺では、三の鎖のう回路階段の山側に ミヤマリンドウ ミヤマリンドウ の花が咲き、目につくようになりました。
土小屋登山道は、登りはじめ30分ほど歩いたと所に、秋の花 リンドウが咲き始めています。夏に咲いていたハガクレツリフネなどの草花はそろそろ終わりに近い状態です。

石鎚山頂付近の紅葉情報 9月中旬を過ぎましたが、今はまだ紅葉の兆しはありません。
紅葉の条件の一つですが、頂上付近の最低気温が8℃を下回り、日中の最高気温との差が大きくなると、紅葉が始まります。紅葉は今年も、10月初旬から徐々に山頂の天狗岳付近から始まると思われます。
樹木の種類としては、毎年 ナナカマド ナナカマド やもみじ系統から紅葉が始まります。続いて、カエデやツツジ系統になります。
また、石鎚の紅葉が日本一美しいのは訳があり、シラベや松、ブナなどの緑葉樹が紅葉の森の中にバランス良く点在しているのが、大きな特徴。その緑と赤と黄色のコントラストが見事な錦織物のような、また日本画のような絵になる紅葉を作り出しているのです。

登山道の状況

台風通過後の登山道については、通行止め個所の情報はまだ入ってきていません。それぞれ、登られる際のお問い合わせは石鎚神社会館(TEL)0897-55-4168(石鎚神社頂上山荘の宿泊予約&問い合わせ係)まで
登山道の最後にかかっている三の鎖は、三の鎖元小屋の解体工事により現在通行止めです。ただし、山頂へのう回路はありますので、大丈夫です。登り下りに支障はありません。
土小屋までの自動車道として利用されている、「瓶が森林道」は落石対策の工事が先月より始っており、時間規制の通行規制がかかっています。土曜、日曜祝祭日を除く日は、工事がおこなわれております。期間は10/26までの予定。
石鎚スカイラインは通常通り通行可能です。
石鎚ロープウエイ経由成就社登山道へ行くための県道12号線は時間規制の通行規制がかかっています。期間は9/30までの予定です。

登山装備

これから秋にかけての登山に必要な装備として大切なものは、夏山と同様に、飲料です。水分補給は真水とともに、電解質を含んだスポーツ飲料をお勧めします。
登山は、マイペースで歩いている場合は楽しく快適なスポーツですが、炎天下の中や、水分を取らずに歩いていると、熱中症や脱水症にかかりやすい激しい運動でもあります。
熱中症予防として、スポーツ飲料は必携。行動食としての非常食はカロリーメイトやスポーツ栄養ゼリー、パン等は便利でお手軽です。美味しく、温かい食事が摂れるカップめんは保温水筒とともに持参することをお勧めします。逆に冷たい飲料は飲んだ瞬間は口当たりがよく、美味しく感じられますが、体温を下げ、体力が奪われ、再び歩き出すときのエネルギーを大量に必要としますので、お勧めできません。
秋山から冬山にかけての飲料や食事は温かいものをお勧めします。体力を維持しながら、体の中から温まりますので、エネルギーの回復がなされやすいのです。

注意点

これからのシーズンは、予想以上に日暮れが早くなります。時間には余裕をもって、計画を立ててください。グループで登山する場合は、もっとも体力の弱い人に合わせた登山計画を組んでください。初めてのルートを登山する場合は注意が必要です。休憩時間や食事時間を登山計画の中に組み入れるのは当然のことですが、当日の体調不良によるトラブル等が発生しても、到着時間に大きな遅れが出ないように、ゆとりをもって計画されることをお勧めします。楽しく、仲良く、正しい登山を計画されて、良い思い出を作ってください。

お知らせ

最近は週間天気予報の精度が高く、天気予報が当たる確率も上がっています。
天気の良い日を選んで、一度は西日本最高峰の石鎚山頂でお泊まりください。
秋晴れの良い天気に恵まれた日は、昼間は視界が良好なだけでなく、夜になると、夜空から降るような満天の星空が期待できます。天の川はもちろん、北極星や北斗七星、カシオペア座はすぐにわかりますし、平地で見るのと違い、さえぎる建物がないので南の空のさそり座の1等星アンタレスがよくわかります。星空を眺めていると、運がよければ流れ星も見ることができます。
頂上山荘の夕食は通常では、定番メニューの「手作り石鎚チキンカレー」が出ます。カレーライスは「お代わりOK」ですので、おなかいっぱいお召し上がりくださいませ。ただし、お残しの無いようにお願いいたします。
山荘の消灯時間は21:00ですが、消灯以降も天気が良ければ、秋の夜長、石鎚山頂からの街の夜景と満天の星空をお楽しみください~

昨年の今頃の様子は?

5月1日より営業開始しております2023.05.15

石鎚神社頂上山荘周辺の過去の様子

  • 9月1日夕方、天狗岳から出た虹

石鎚神社頂上山荘

電話番号:
0897-55-4168
連絡先住所:
愛媛県西条市西田甲797 石鎚神社会館

地図で見る
https://sanso.ishizuchisan.jp/

施設の詳細を見る

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石鎚山 標高 1,982m

 愛媛・高知県境を東西に連なる石鎚山脈の主峰で、徳島県の剣山とともに四国を代表する山である。西条市と周桑(しゆうそう)郡小松町および上浮穴(かみうけな)郡面河(おもご)村の境界に位置する。  山頂は細長い岩稜で中央部に石鎚神社頂上社のある弥山(みせん)(1974m)、南寄りに西日本最高峰天狗岳が天にそびえる。周囲は目もくらむような断崖絶壁で、安山岩の柱状節理がほぼ垂直に立つ。三角点は弥山北西の標高1921mの地点にある。  石鎚山は見る方向によって山容がさまざまに変化する。南の石鎚スカイラインからは、先端のとがったピラミッド型、西の面河方面からは、ギザギザの岩峰がそそり立ち、東の瓶ガ森付近からは、どっしりとした重厚な姿を見せる。  山頂の岩峰の形が山名の由来とされるが、石之霊(いしづち)(ツは「之」の意、チは霊力をもつ神や物を意味する古代語)という説もある。また、『古事記』には石土毘古命(いわづちひこのみこと)、『日本霊異記』には「石槌」などの名が記され、万葉の歌人山部赤人が「伊豫の高嶺」と詠んでいる。日本七霊山の1つに数えられる石鎚山は、石土毘古命を神とし、古くから御神体山として崇拝されてきた。奈良時代、役小角が開山して蔵王権現を祭ったと伝えられ、以後修験道場として栄え、青年期の空海も修行している。平安期には熊野修験の影響を受け、近世に入って一般庶民の登拝が盛んになり、このころに岩場に鎖がかけられた。明治維新の神仏分離令により石鎚山は権現号を廃止し、神社となった。頂上社、成就社、土小屋遥拝殿、山麓の本社の4社を総称して石鎚神社と呼ぶ。  毎年7月1日~10日までがお山開き大祭で、智仁勇を象徴する3体の御神像が頂上に安置され、各地の信者をはじめ、一般の登山者数万人で賑わう。頂上では、白装束の信者が御神像を体にこすりつけて無病息災を祈願する。  石鎚山の植物は暖帯から亜高山帯まで分布し、土小屋付近のウラジロモミ、山頂付近のシコクシラベなどの純林は見事である。また、ハクサンシャクナゲ、ミヤマダイコンソウなどの貴重な高山植物も見られる。  西条側の登山道を表参道、面河側を裏参道という。西条側にロープウェイ、面河側にスカイラインが開通してからは、西之川下谷と土小屋が新登山口となった。ルート上の岩場には一ノ鎖、二ノ鎖、三ノ鎖などの鎖がかかっており、巻き道もある。表参道はロープウェイ終点から成就社を経て山頂まで3時間30分。土小屋から山頂は2時間。  山頂からは360度のパノラマが展開し、瀬戸内海や太平洋から、はるか九州の阿蘇山、中国山地の大山までも望める。

愛媛県 / 四国山地西部(石鎚山地)

二ノ森 標高 1,929m

 周桑郡小松町と上浮穴郡面河村との境にある山。石鎚山から西に延びて堂ガ森に至る尾根の一峰で、石鎚国定公園に属する。山名は石鎚山に次ぐ県内第2の高峰であることによる。山頂のすぐ西側にある五代ノ別レから南北に支稜が延び、北へ三(みつ)ガ森(もり)、南へ五代ガ森と続く。北側は断層崖の急斜面となっている。  石鎚山山頂からは面河本谷を挟んで、三角錐の堂々たる勇姿が眺められる。また、冬姿にも風格がある。  北側の高瀑渓、南側の面河渓はともに名瀑を擁し、景勝地として名高い。特に面河渓は名実ともに四国を代表する渓谷で、石鎚山の登山口ということもあって、年間を通じて観光客が絶えない。  石鎚山から二ノ森にかけての尾根沿いは、ササ原の中の白骨樹やシラベの純林が美しい。また、西(にし)ノ冠(かんむり)岳北面にはダケカンバの純林が見られ、高瀑渓付近は秋の紅葉が見事である。  堂ガ森から二ノ森を経て石鎚山に至るコースは、松山方面からの登山者に古くから利用されてきた。丹原町保井野あるいは面河村梅ガ市―堂ガ森―二ノ森まで約4時間。石鎚山―二ノ森間は約1時間30分である。

ユーザーの登山記録から