北岳 | 南アルプス市 北岳山荘

トラバース道は全面通行止め。大樺沢は夏道で(雪渓は薄く危険)。秋到来!9/3朝は2℃。日没も早く小屋には15時着で。

稜線から北岳(2017.09.21 南アルプス市 北岳山荘)
稜線から北岳(2017.09.21 南アルプス市 北岳山荘)
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天気・気温

09/03(日) 09:00 快晴 9℃ 最低気温2.0℃ 最高気温14.0℃
15:00 晴 11℃
甲府市の天気予報
明日
曇時々晴
26℃
16℃
明後日
32℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 10:00発表
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
23℃
13℃
明後日
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

・ここ一週間は秋山シーズン到来を思わせるような天候となりました。寒暖の差も大きく服装にも工夫が必要です。
・夕方から一気に冷え込みます。日没も早くなりました。必ず15時までに山荘へ到着するようにして下さい。
・正確な情報と、十分な計画と、万全の体調で秋山を楽しんで下さい。

●クマに注意
8月19日の夕方、北岳山荘から1分程の距離で大熊(一人用テント程の大きさ)が出没しました。登山道以外の散歩、指定のテント場以外へのテント設営は避けてください。
9月3日現在それ以外の北岳山荘周辺での目撃情報はありませんが注意は必要です。

●植物
・満開 ホソバ トリカブト ヤマトリカブト 、ミソガワソウ、イワインチン、ミヤマシャジン
・一部紅葉始め ウラシマツツジ 
・ヒメセンブリ、サンプクリンドウ、アカイシリンドウ、 ヤナギラン ヤナギラン  咲き始め
・散り始め イブキジャコウソウ、タカネ ナデシコ カワラナデシコ 、タカネ グンナイフウロ グンナイフウロ 、チシマギキョウ、 トウヤクリンドウ トウヤクリンドウ  
※高山植物の群生地への立ち入った踏み後が見受けられます。群生地への踏み入りは絶対にしないで下さい。

●気象
・前線通過時は暴風雨となります。ご注意ください。
・朝晩は冷え込み始めてきました。9/3朝の最低気温は2℃でした。防寒対策を忘れずにお願い致します。

登山道の状況

●登山道
・<トラバース道は全面通行止め>
登山道上部に落石の可能性がある不安定な大岩が確認されました。安全確認がとれるまで、稜線の登山道をご利用ください。

・大樺沢の雪渓は薄くなっており雪渓上の歩行は非常に危険です。夏道を歩行して下さい。

・雨天時や霧雨の際は、落石がありますので、登下山に大樺沢ルートを使用しないでください。

・大樺沢、トラバース道以外の一般ルートは問題ありません。

●各小屋の出発時間についての注意
・北岳山頂経由で北岳山荘に向かう場合
→北岳肩の小屋を13時までに出発してください。それ以後の方は、肩の小屋に宿泊願います。

・農鳥岳方面に向かう場合
 大門沢小屋へ向かう場合→7時までに北岳山荘を出発すること。
 農鳥小屋へ向かう場合→12時までに北岳山荘を出発すること。
※農鳥小屋から先の登山道については、必ず農鳥小屋で確認し、情報を得て出発すること。

●台風後の林道、登山道の状況にご注意ください。

登山装備

3000m級の秋の登山装備が必要です。
防寒装備は必携。

お知らせ

北岳山荘
http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/sisetsu/kitadake-sansoh
開設予定期間 ~11月上旬

●小屋着は15時までに

●混雑がひどいため週末や連休の小屋泊は変更を!
・週末や連休の異常混雑が予想されます。全ての週末利用予定者に対し、異常混雑に伴う睡眠不足者を無くすため、利用日変更をお願いしています。
安全登山のため、週末や連休はできるだけ泊まらないでください、翌日の登山(下山)は、不眠に伴い大変危険となります。

・9名未満の利用者数の方については、予約は不要です。
緊急時連絡を受け付けるため、現地への電話はできるだけ避けてください。

南アルプス市 北岳山荘周辺の過去の様子

  • 大樺沢上部は凍結しています
  • 北岳山荘付近のライチョウ
  • 北岳山荘から見る朝焼け
  • 北岳の様子
  • 中白根方面の様子
  • ライチョウの親子(中白根山付近)
  • 北岳周辺の稜線の様子
  • トラバース道落石跡、通行時はご注意ください
  • ウラシマツツジ
  • ヒメセンブリの花
  • アオノツガザクラ
  • ミネウスユキソウ

南アルプス市 北岳山荘

現地連絡先:
090-4529-4947
電話番号:
055-282-6294
連絡先住所:
山梨県南アルプス市小笠原376 南アルプス市役所 観光商工課

地図で見る

施設の詳細を見る

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北岳 標高 3,193m

 日本で富士山に次いで高い山は白峰の北岳である。白峰は通称白峰三山と称し、3000mを抜く山5座が、南アルプスの北部に連なっている。すなわち北岳(3192m)、中白峰(3055m)、間ノ岳(3189m)、西農鳥岳(3050m)、農鳥岳(3026m)である。  この連山の最北にある故、北岳。当を得た山名である。古くは『平家物語』に「手越を過ぎて行きければ、北に遠ざかりて、雪白き山あり。問へば甲斐の白根と云ふ」と出ているが、果たして東海道筋から見えたであろうか。時代は下がり、『甲斐国志』(文化11年―1814年編)によれば「白峰、此山本州第一ノ高山ニシテ西方ノ鎮タリ。国風ニ詠スル所ノ、甲斐ヶ根コレニシテ(中略)南北ニ連ナリテ三峰アリ。其北方最モ高キモノヲ指シテ、今専ラ白峰ト稱ス」と記している。  同書によれば、「山上ニ日ノ神ヲ祀ル。其像黄金ヲ以テ鋳ル。長七寸許、容ルニ銅室ヲ以テス。高貳尺貳寸廣方八寸、其四隅ニ鈴ヲ掛ク、風吹ケハ声アリ」と大日如来を祭ってあることを載せている。明治41年7月、この頂に立った小島烏水は「奉納大日如来寛政七年乙卯六月(1794年)」と彫られた小鉄板のあったことを記録している。となれば『甲斐国志』の記事も本当かも知れない。  明治4年、地元、芦安村の行者、名取直江が里宮、中宮、奥宮を造営して開山したという。  登山者として最初にこの頂を踏んだのはウエストンで、明治35年8月23日のことであった。積雪期の初登頂は大正14年3月22日、京都三高山岳部のメンバーで、西堀栄三郎、桑原武夫、多田政忠、四手井綱彦の4人。野呂川両俣から右俣に入り、間ノ岳を経て頂上に立った。次いで3月28日、山梨の平賀文男が広河原から第2登を飾った。  最近は交通の便がよくなり、おそらく南アルプスの山の中で、一番人気のある山ではないだろうか。登山基地の広河原まで車で入れば、1泊2日でゆっくりと往復でき、雪渓あり、お花畑あり、しかも展望絶佳ときている。  展望は南、眼前にどっかと腰をすえた間ノ岳、これに重なり合うは、塩見岳や悪沢岳。南東の櫛形山の上に富士山、東側には鳳凰三山の上に奥秩父。その左には八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳。遠く白馬三山から槍・穂高、その左にずんぐりと仙丈ヶ岳、御岳山、中央アルプスが堪能できる。  登山コースは広河原から大樺沢二俣、小太郎尾根経由で6時間、同じく二俣から八本歯のコル経由で5時間強の登りで登頂可能。

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ユーザーの登山記録から