北岳 | 南アルプス市 北岳山荘

大門沢小屋~奈良田間は登山道整備が終了して通行可能に。キタダケソウは開花中、まだ蕾もあります

チシマギキョウ(2019.07.28 南アルプス市 北岳山荘)
チシマギキョウ(2019.07.28 南アルプス市 北岳山荘)
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天気・気温

07/01(月) 6/28の天気:雨、最高気温11℃、最低7.5℃
甲府市の天気予報
明日
雨のち晴
27℃
16℃
明後日
曇のち雨
22℃
15℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 0:00発表
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
25℃
14℃
明後日
曇一時雨
16℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

北岳山荘は6/21から営業を開始しています。
周辺の残雪は、例年より2~3割ほど少なめですが、気温が低く雨が少ないことから、雪融けは進んでいません。

周辺は キタダケソウ キタダケソウ の開花時期で咲いていますが、まだつぼみの花もあります。他にも、オヤマノエンドウ、 ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ 、ウラシマツツジ、クモイナズナ、キバナ シャクナゲ シャクナゲ などが開花しています。

なお、大門沢小屋~奈良田間は、登山道整備が終了し、通行可となっています。

【アクセス情報】
・奈良田~広河原区間は、落石の危険があるため、当面の間通行止めです。バスも運休となっています。
・マイカー規制中です。広河原へは芦安または夜叉神峠からのバスを利用してください。

登山道の状況

●大樺沢方面
・大樺沢には仮設橋を設置して歩けるようになっています。
・残雪は例年の2~3割は少なめです。ただし、気温が低く雨が少ないことから、雪とけが進んでいません。
・全面的に雪が固く、上部は急斜面で雪は薄いです。十分な知識と装備で通過をしてください。
・上部は今後落石が多い見込みです。雨天時及び濃霧時は通行を自粛してください。
・総合的に、右俣コースあるいは草滑りコースの利用が無難です。

●草すべり方面
・とくに問題箇所はありません。

●大門沢方面
・大門沢小屋~奈良田間は、登山道整備が終了し、通行可となりました

※熊の平小屋は7月6日から素泊まり営業開始です。7月13日から食事付き宿泊可
※馬の背ヒュッテは7月5日より営業開始です

登山装備

コースによってはアイゼン・ピッケルを用意してください。

注意点

奈良田~広河原区間について落石の危険があるため、当面の間通行止め及びバス運休。
※広河原方面に向かう場合はマイカー規制のため芦安・夜叉神峠からのバスを利用してください。

お知らせ

北岳山荘は、例年、週末に利用者が集中して混雑します。平日の利用が快適です。
・土日祝祭日はカレーになります(おかわり自由)。
・今年度より、お弁当の販売対象は、縦走者のみとなります(高温時は販売中止)。

南アルプス市 北岳山荘周辺の過去の様子

  • 大樺沢上部は凍結しています
  • 北岳山荘付近のライチョウ
  • 北岳山荘から見る朝焼け
  • 北岳の様子
  • 中白根方面の様子
  • ライチョウの親子(中白根山付近)
  • 北岳周辺の稜線の様子
  • トラバース道落石跡、通行時はご注意ください
  • ウラシマツツジ
  • ヒメセンブリの花
  • アオノツガザクラ
  • ミネウスユキソウ

南アルプス市 北岳山荘

現地連絡先:
090-4529-4947
電話番号:
055-282-6294
連絡先住所:
山梨県南アルプス市小笠原376 南アルプス市役所 観光商工課

地図で見る

施設の詳細を見る

関連する山

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北岳 標高 3,193m

 日本で富士山に次いで高い山は白峰の北岳である。白峰は通称白峰三山と称し、3000mを抜く山5座が、南アルプスの北部に連なっている。すなわち北岳(3192m)、中白峰(3055m)、間ノ岳(3189m)、西農鳥岳(3050m)、農鳥岳(3026m)である。  この連山の最北にある故、北岳。当を得た山名である。古くは『平家物語』に「手越を過ぎて行きければ、北に遠ざかりて、雪白き山あり。問へば甲斐の白根と云ふ」と出ているが、果たして東海道筋から見えたであろうか。時代は下がり、『甲斐国志』(文化11年―1814年編)によれば「白峰、此山本州第一ノ高山ニシテ西方ノ鎮タリ。国風ニ詠スル所ノ、甲斐ヶ根コレニシテ(中略)南北ニ連ナリテ三峰アリ。其北方最モ高キモノヲ指シテ、今専ラ白峰ト稱ス」と記している。  同書によれば、「山上ニ日ノ神ヲ祀ル。其像黄金ヲ以テ鋳ル。長七寸許、容ルニ銅室ヲ以テス。高貳尺貳寸廣方八寸、其四隅ニ鈴ヲ掛ク、風吹ケハ声アリ」と大日如来を祭ってあることを載せている。明治41年7月、この頂に立った小島烏水は「奉納大日如来寛政七年乙卯六月(1794年)」と彫られた小鉄板のあったことを記録している。となれば『甲斐国志』の記事も本当かも知れない。  明治4年、地元、芦安村の行者、名取直江が里宮、中宮、奥宮を造営して開山したという。  登山者として最初にこの頂を踏んだのはウエストンで、明治35年8月23日のことであった。積雪期の初登頂は大正14年3月22日、京都三高山岳部のメンバーで、西堀栄三郎、桑原武夫、多田政忠、四手井綱彦の4人。野呂川両俣から右俣に入り、間ノ岳を経て頂上に立った。次いで3月28日、山梨の平賀文男が広河原から第2登を飾った。  最近は交通の便がよくなり、おそらく南アルプスの山の中で、一番人気のある山ではないだろうか。登山基地の広河原まで車で入れば、1泊2日でゆっくりと往復でき、雪渓あり、お花畑あり、しかも展望絶佳ときている。  展望は南、眼前にどっかと腰をすえた間ノ岳、これに重なり合うは、塩見岳や悪沢岳。南東の櫛形山の上に富士山、東側には鳳凰三山の上に奥秩父。その左には八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳。遠く白馬三山から槍・穂高、その左にずんぐりと仙丈ヶ岳、御岳山、中央アルプスが堪能できる。  登山コースは広河原から大樺沢二俣、小太郎尾根経由で6時間、同じく二俣から八本歯のコル経由で5時間強の登りで登頂可能。

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間ノ岳 標高 3,190m

 白峰三山の真ん中に位置するので間ノ岳とは、当を得た山名である。日本第3位の高峰であるにもかかわらず、極めて地味な山だが、赤石岳、仙丈ヶ岳とともに、大きな山容を見せている。山頂は広くて、通称、間ノ岳のドームといわれるほどで、悪天のとき、方向を間違えることさえある。  一般的に、この山だけを単独に登るということはあまりない。白峰三山縦走時、あるいは仙塩尾根を経て塩見岳へと抜ける際など登頂する。  この山頂からの展望は、北岳のそれと大差がない。しかし、南側から眺めた鋭角の北岳は、さすが南アルプスの王者の風格をもって昂然として迫ってくる。  間ノ岳は『甲斐国志』にその名が載っている。登山者としては、明治14年(1881)8月18日に、アーネスト・サトウが農鳥岳経由で登頂している(出典「日本旅行日記Ⅰ」東洋文庫)。積雪期では京都三高山岳部の西堀栄三郎ら4名が、大正14年3月22日、野呂川右俣をつめて頂上に出た。北岳に登頂の途次の通過であった。  この山を踏むためのベースとなるのは、北岳のコルにある北岳山荘で、ここから中白峰を経て2時間ほどで登頂できる。 ※2014年3月までは、日本第4位の標高の山とされていたが、測量方法の変更や地殻変動などにより1m高くなることが国土地理院より発表され、2014年4月1日より奥穂高岳と並んで日本第3位の標高の山となった(2014.04.01追記)。

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