ヨーロッパアルプスで話題のトレッキングブーツが日本上陸!/ダハシュタイン「スーパーフェラータ ミッドカット ゴアテックス」

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『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE PICK UP GEAR」では、毎号、旬な登山装備を紹介している。
2021年5月号で紹介した、ダハシュタインの「スーパーフェラータ ミッドカット ゴアテックス」は、登山客や観光客でにぎわうヨーロッパアルプス山麓で、特に注目を浴びているというトレッキングブーツ。その理由に迫ってみよう。

写真=山田 薫
文=伊藤洋平(『山と溪谷』編集部)

 

スイスやフランス、イタリアなど、ヨーロッパ諸国をまたぐアルプス山脈。「ダハシュタイン」は、その東端に位置するオーストリアのブーツブランドだ。初めて聞く人も多いかもしれない。しかし、新参ではない。創業は1925年、オーストリア北部のモルでトレッキングブーツやスキーブーツの製造を行なう、地元で愛される老舗である。

近年、ヨーロッパではトレッキングブーツとアプローチシューズの特徴を組み合わせたモデルが注目されている。人気の理由は、平坦地や不整地での歩行性能に加え、岩稜での安定感を併せ持ち、街でも履きやすいこと。登山客や観光客でにぎわうヨーロッパアルプス山麓で、特に注目を浴びているのがダハシュタインの「スーパーフェラータ」だ。

最大の特長は優れたフィット感。クライミングシューズから着想を得たというシューレースは、ブーツのほぼ先端から始まり、左右非対称のホールデザインによって細かな調整ができる。ホールド感はあるのに歩きやすさは損なわない、この絶妙なバランスは90年以上に及ぶモノ作りで培われたもの。また、ソールにはヴィブラム社のメガグリップを、アッパーにはペルワンガー社の高品質レザーを採用するなど、素材選びにも抜かりはない。加えて、新しい素材や技術を用いながらも、どこかトラディショナルなデザインは多くのユーザーを引きつける。思わず足を入れてみたくなる、そんな一足だ。

ソールは柔かめ。足運びがしやすく、長い距離も快適に歩けるので活躍の場面は多い

 

ダハシュタイン スーパーフェラータ ミッドカット ゴアテックス

価格
33,000円(税込)
カラー
アンスラサイト、ダークブルー
サイズ
UK7~10(25.5~28.5cm)
重量
523g(UK8.5、片足)

プロフィール

山と溪谷編集部

『山と溪谷』2024年5月号の特集は「上高地」。多くの人々を迎える上高地は、登山者にとっては入下山の通り道。知っているようで知らない上高地を、「泊まる・食べる」「自然を知る・歩く」「歴史・文化を知る」3つのテーマから深掘りします。綴じ込み付録は「上高地散策マップ」。

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