革新的ソールと軽量強靭で動きやすいアッパーを持つ新ライン「AEQUILIBRIUM」/ラ・スポルティバ「エクイリビウム ST GTX」

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『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE PICK UP GEAR」では、毎号、旬な登山装備を紹介している。
2021年7月号で紹介した、ラ・スポルティバの「エクイリビウム ST GTX」は、随所に新技術を搭載し、ストレスのない安定した足運びができるマウンテンブーツ。その詳細に迫ってみよう。

写真=中村英史、文=佐藤慶典

 

スポルティバに新たなラインが加わった。「エクイリビウムST GTX」は、画期的ソールと軽量強靭で動きやすいアッパーを持つモデル。

一般的なソールは、ミッドソールとアウトソールを貼り合わせる構造だが、同モデルは、アウトソールの凹凸部分にまでミッドソールとなるポリウレタンを流し込み一体化。これに樹脂製のトゥー&ヒールキャップを配してソールを形成している。この新技術でソールの軽量化、衝撃吸収性やグリップ力が向上した。新開発のランドラバーで、温度や経年劣化による剥がれ、形崩れなどの心配もない。かかとには独自の「ダブルヒール」構造を導入。かかとの端部が斜めにカットしてあるため、スキー靴で歩くようなカクカクした動きにならず、スムーズな歩行が可能に。また、大きめのラグが下りの際のブレーキ性能をアップさせる。

アッパーには、強力な耐摩耗性がある「防水60.6ナイロン+ハニカムガード」生地を使用。足首のホールド感と動きの自由度を両立させる「3DフレックスシステムEVO」は、形状を一新したことでフィット感が大幅に向上している。

足にぴたりとフィットするラスト(足型)を採用し、肉厚が薄めのアッパー、硬めのソールなど、ややテクニカルな味付けながら、ストレスのない安定した足運びができるため、日帰り登山から岩稜歩き、縦走など、幅広く対応する。

足首は立体的構造で、
常に同じポジションで曲がる。
足首の自由度が増し、トラバースなどでも
フラットフッティングがしやすい

 

ラ・スポルティバ エクイリビウムST GTX

価格
47,300円(税込)
サイズ
EU38~48(24.3~30.3cm)
重量
630g(EU42、片足)
カラー
ブラック×イエローのみ

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プロフィール

山と溪谷編集部

『山と溪谷』2024年5月号の特集は「上高地」。多くの人々を迎える上高地は、登山者にとっては入下山の通り道。知っているようで知らない上高地を、「泊まる・食べる」「自然を知る・歩く」「歴史・文化を知る」3つのテーマから深掘りします。綴じ込み付録は「上高地散策マップ」。

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