岩稜帯や雪渓に対応!足入れよく、タフで軽量なレザーアルパインブーツ/ラ・スポルティバ「トランゴ アルプ エボGTX」

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『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE PICK UP GEAR」では、毎号、旬な登山装備を紹介している。
2022年5月号で紹介したラ・スポルティバの「トランゴ アルプ エボGTX」は、同社の「トランゴ」シリーズで最もタフな3シーズンモデル。その特長を紹介しよう。

写真=中村英史、文=佐藤慶典

 

昨年発売したアルパインブーツ「エクイリビウム」シリーズが、推進力をもつ、と評されるなど、革新的テクノロジーや素材で登山靴をリードするイタリアのラ・スポルティバ。

「トランゴ」もまた、岩稜に対応する硬いソールに、高耐久で軽量なアッパーを合わせた“動きやすい”アルパインブーツという新ジャンルをつくったシリーズで、改良を重ね、現在6モデルを展開する。なかでも「トランゴ アルプ エボGTX」は、高級レザーと縫い目をなくす特殊製法で堅牢性と防水性を高めた、シリーズで最もタフな3シーズンモデル。セミワンタッチアイゼン対応のソールは、つま先で立ち込められる剛性があり、しっかりと前爪で蹴り込むことができる。アウトソールは、ヴィブラム社の専用ラグパターンを採用。無駄のない袋ベロは、アッパーのすっきりしたデザインに貢献。足首をホールドしつつ、自由度を高める「3Dフレックスシステム」も搭載し、軽快で安定した足さばきが可能だ。

足入れがよく、本革ならではの温かみがあり、履くほどに足になじむのも特長。

登攀を伴うテクニカルな山行は当然のこと、3000m峰やテント泊縦走、雪渓歩きなどを見据えた際の選択肢にぜひ。

ソールとランドラバーの張り替え可能。

「3Dフレックスシステム」で、
トラバース時もフラットフッティングが可能。
履き口の後ろ側がカットしてあり、下りでの圧迫感もない

 

ラ・スポルティバ「トランゴ アルプ エボGTX」

価格
54,450円(税込)
カラー
グレイ×イエローのみ
サイズ
38~48EU(24.3~30.3cm)
重量
790g(EU42、片足)

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プロフィール

山と溪谷編集部

『山と溪谷』2024年5月号の特集は「上高地」。多くの人々を迎える上高地は、登山者にとっては入下山の通り道。知っているようで知らない上高地を、「泊まる・食べる」「自然を知る・歩く」「歴史・文化を知る」3つのテーマから深掘りします。綴じ込み付録は「上高地散策マップ」。

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