着用感が向上! 細部まで見直し、さらに完成度を増した定番レイン/ザ・ノース・フェイス「クライムライト ジャケット」
『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE PICK UP GEAR」では、毎号、旬な登山装備を紹介している。
2022年7月号で紹介したザ・ノース・フェイスの「クライムライト ジャケット」は、低山から稜線歩き、日常使いまで幅広く対応する定番レインウェア。今回のアップデートの詳細に迫ってみよう。
写真=田丸瑞穂、文=佐藤慶典
卓越した防水透湿性に加え、耐久性、軽量性、携行性のベストバランスを達成した、20デニール、3層レインウェアとして人気を博す「クライムライト ジャケット」がアップデートされ、さらに完成度が増した。
今モデルから、表地にはリサイクルナイロンを、裏地には、旧作同様に滑りがよく、優れた透湿性と耐摩耗性を発揮するGORE-TEXマイクログリッドバッカーを採用する。また、身幅や着丈を見直し、ゆとりのあるシルエットにした。ミドラーを着込んだ際も動きやすく、ヒップベルト装着時に裾が上がりにくいなど、アルパインシェルとしての性能が向上している。フードはヘルメットなしでも頭部にフィットするのはもちろん、ヘルメットの上にフードを被ったときにもしっかり防雨できるよう、フードを深く設計し、前頭部のカバー率を上げている。
加えて、後頭部のドローコードの引き手に雨よけフラップをつけたり、裾のドローコードの留め具をワンアクションで操作できる内蔵タイプにしたり、ロゴを水分を含まないプリントタイプにしたりと、細部まで改良を施し、着用感や機能面の向上、快適な操作性を実現している。
低山から稜線歩き、日常使いまで幅広く対応し、初心者からベテランまで納得の、進化した定番に仕上がっている。
首を振った際も良好な視界を確保するフード。
ヘルメットの上に被った際も、
ツバが前へ出るパターンに改善
プロフィール
山と溪谷編集部
『山と溪谷』2024年5月号の特集は「上高地」。多くの人々を迎える上高地は、登山者にとっては入下山の通り道。知っているようで知らない上高地を、「泊まる・食べる」「自然を知る・歩く」「歴史・文化を知る」3つのテーマから深掘りします。綴じ込み付録は「上高地散策マップ」。
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雑誌『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE」の連動企画です。
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