ラ・スポルティバ「ボルダーX MID GTX」|低山から岩峰まで! 長く支持される理由は汎用性の高さと、違和感のない履き心地

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雑誌『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE」では、毎号、旬な登山装備をピックアップ。
2022年11月号ではラ・スポルティバの「ボルダーX MID GTX」を紹介。この一足が長く支持される理由に迫ってみよう。

写真=大童鉄平、文=佐藤慶典

 

イタリアの登山靴専門ブランド、ラ・スポルティバの「ボルダーX MID GTX」は、2014年から続くロングセラー。吸盤状のラグパターンを持ち、濡れた岩場でのグリップ力や、不安定な路面にも対応するヴィブラム社の「イドログリップ」ソールを備え、また、足首を包み込む独自のシューレースシステムから生まれる優れたホールド感が特長のアプローチシューズだ。

長く支持される理由は、使用シーンの幅広さと履き心地だ。低山ハイキングから岩稜まで活用でき、簡単なクライミングまでこなせる守備範囲の広さがある。また「アッパーが硬く、窮屈」「歩きにくい」といった違和感が起きないのも長所のひとつ。高品質なスウェードを使ったアッパーはフィット感が高く、肌当たりがいい。さらに、一般的な登山靴よりも軽く、靴先がスリムでソールが厚すぎないため、足さばきがよく、足裏接地感もしっかりある。加えて、ソールには適度な柔らかさがあり、ロッカー(船底)形状とも相まって、自然な足運びが可能だ。これらの利点は登山初心者ほど享受できる。登山靴のファーストチョイスとして、ご一考を!

前足部には吸盤状のラグパターン。
つま先には、岩場での摩擦力を上げる
クライミングゾーンを備える

 

ラ・スポルティバ
「ボルダーX MID GTX」

価格
29,700円(税込)
カラー
ブルー×イエロー、
カーボン×フレイム
サイズ
EU36~47(23.1〜29.7cm)
重量
540g(EU42、片足)

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プロフィール

山と溪谷編集部

『山と溪谷』2024年5月号の特集は「上高地」。多くの人々を迎える上高地は、登山者にとっては入下山の通り道。知っているようで知らない上高地を、「泊まる・食べる」「自然を知る・歩く」「歴史・文化を知る」3つのテーマから深掘りします。綴じ込み付録は「上高地散策マップ」。

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