驚異の柔軟性をもつ異次元のアルパインブーツ/ラ・スポルティバ「トランゴ テック GTX」

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『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI JOURNAL EQUIPMENT & GEAR」では、毎号、旬な登山装備を紹介している。
2019年6月号で紹介したのは、ラ・スポルティバから発売の「トランゴ テック GTX(Menʼs)」。従来の常識を覆すしなやかさと安定感を併せ持つ、まったく新しいアルパインブーツだ。その魅力を紹介しよう。

文=山と溪谷編集部
写真=中村英史

 

 

これが本当にアルパインブーツなのか、その歩きやすさに衝撃を受けた。アルパインブーツといえば、岩場の小さなステップなど、足元の悪い所にも対処するため、爪先に体重を預けられる硬いソールが常識だ。しかし、「トランゴ テック GTX」は、従来の常識を覆すしなやかさをもっている。

足首の可動域が広いので、足運びがラクで長時間の歩行でも疲れにくい。だからといって、安定感に欠けるということはなく、アルパインブーツに求められる高いグリップ性能と剛性は損なっていない。ホールド感の強いブーツに慣れていない人でも違和感が少なく、軽快に歩きたい登山者にとっても理想的な、まったく新しいアルパインブーツなのだ。

この最先端のブーツは、ドロミテ山麓にあるイタリア工場を中心に、技術提携している各国の鍛錬した靴職人によって一足ずつ仕立てられる。高性能なファブリックと先鋭的なデザインに加えて、優れた技術をもつ職人たちの手作業から生まれる〝究極の履き心地〟が、ラ・スポルティバの特徴だ。1~2泊の稜線歩きや縦走など、歩きやすさと安定感を求める登山で、この新感覚を体感してほしい。

 

タンからミニゲイターまで一体構造の足首まわりが、絶妙なフィット感を生み出す。

 

ラ・スポルティバ トランゴ テック GTX(Menʼs)

価格
39,000円(税別)
サイズ
EU38~48(約24.3~約30.3cm)
重量
595g(EU42、片足実測)
カラー
ブラック×イエロー

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プロフィール

山と溪谷編集部

『山と溪谷』2024年5月号の特集は「上高地」。多くの人々を迎える上高地は、登山者にとっては入下山の通り道。知っているようで知らない上高地を、「泊まる・食べる」「自然を知る・歩く」「歴史・文化を知る」3つのテーマから深掘りします。綴じ込み付録は「上高地散策マップ」。

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