レースのノウハウを投入! 軽量テクニカルパックが アップデート/マックパック「フィヨルド40」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI JOURNAL EQUIPMENT & GEAR」では、毎号、旬な登山装備を紹介している。
2019年8月号で紹介したのは、マックパックから発売の「フィヨルド40」。アドベンチャーレース向けパックをベースに開発された、軽量で高耐久のバックパックだ。その魅力を紹介しよう。

文=佐藤慶典
写真=山田 薫

 

 

特殊なワックスを浸透させた生地「AZTEC」を使用したバックパックで唯一無二の存在感を示すマックパックだが、ナイロン製の軽量パックにおいてもその評価は高い。特に、アドベンチャーレース向けパック「アンプレース」は絶大な人気を誇った。

そのアンプレースをベースに開発されたのが、ファストパッキングに適した「フィヨルド40」だ。強靭な100Dのナイロンを採用し、軽量で高耐久。また、コンプレッション機能に優れ、背負い心地がいい。これを可能にしたのは本体四隅に支柱のように配された硬質フォームパネルだ。コンプレッションすると、本体の上から下までが均一に圧縮され、同時に剛性が増す。荷が下へ溜まらず、ザックの重心が体に近い状態で歩行できる。

アップデートによる大きな変更点は3つだ。①ロールトップが拡張され、容量を9Lまで増やせるようになった。②サイドポケットがより深くなった。③雨蓋のジッパーの位置をユーザー側に変更し、利便性を向上。以上により、テント泊に使いたいが40Lでは容量が足りないという人でも、選択肢に入るようになった。

今季からは、雨蓋のない容量28+7Lの「フィヨルド28」も加わっている。

旧モデルからロールトップが10㎝拡長され、より柔軟に荷物の増減に対応可能。雨蓋やヒップベルトを取り外して軽量化もできる

 

マックパック フィヨルド40

価格
24,000円(税別)
サイズ(背面長)
[S2]37~44cm、[S3]42~49cm
容量
[S2]40+9L、[S3]43+9L
重量
[S2]1040g、[S3]1090g
カラー
ボタニカルガーデン、ミディバルブルー

詳細を見る

プロフィール

山と溪谷編集部

『山と溪谷』2024年5月号の特集は「上高地」。多くの人々を迎える上高地は、登山者にとっては入下山の通り道。知っているようで知らない上高地を、「泊まる・食べる」「自然を知る・歩く」「歴史・文化を知る」3つのテーマから深掘りします。綴じ込み付録は「上高地散策マップ」。

Amazonで見る

YAMAKEI HEADLINE「今月のギア」

雑誌『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE」の連動企画です。