人気のアプローチシューズにゲイターつきモデルが登場!/ラ・スポルティバ「トラバース X トップ GTX」
『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI JOURNAL EQUIPMENT & GEAR」では、毎号、旬な登山装備を紹介している。
2019年10月号で紹介したのは、ラ・スポルティバから発売の「トラバース X トップ GTX」。ローカットシューズとゲイターが一体化した、これまでにない新感覚のアプローチシューズだ。その魅力を紹介しよう。
文=佐藤慶典
写真=山田 薫
ラ・スポルティバのアプローチシューズ「トラバース」シリーズにゲイターつきのモデル「トラバース X トップ GTX」が加わった。
厳冬期用の登山靴にも見えるが、シューズ本体はローカットになっており、同シリーズの「トラバース X5 GTX」のローカットタイプにゲイターが装着されたモデルと考えるとわかりやすい。足首の可動域が広く、軽快な足さばきができ、それでいてミッドカットのような安心感がある。これまでにない新感覚のアプローチシューズだ。ゲイター一体型のため、別途ゲイターを装着する手間が省けるだけでなく、保温性が高まるほか、内部への雪や砂利、泥の侵入を防ぎ、メンテナンスも楽で長く愛用できる。
本体には「GORE-TEX Extended Comfort」を使用し、ゲイター部分にもストレッチ性のある防水素材を採用。また、爪先部分には高さに余裕をもたせ、寒冷下でも指先を動かし、血行を促進できるように工夫がなされている。さらに、ローカットシューズの弱点ともいえる足首の不安定感や剛性不足は、かかとのサイドにプラスチック製のスタビライザーを配することで解消。ソールには、濡れた岩場や路面で圧倒的なグリップ力を誇るビブラムのメガグリップと、衝撃吸収性能とブレーキ性能を高める独自のソールパターンを採用した。
優れた履き心地と機動性で、よりアクティブに山を楽しみたいという軽量志向の登山者や、冬季から残雪期には積雪の少ない低山が中心という登山者にも使いやすい汎用性を秘めた一足だ。
プロフィール
山と溪谷編集部
『山と溪谷』2024年5月号の特集は「上高地」。多くの人々を迎える上高地は、登山者にとっては入下山の通り道。知っているようで知らない上高地を、「泊まる・食べる」「自然を知る・歩く」「歴史・文化を知る」3つのテーマから深掘りします。綴じ込み付録は「上高地散策マップ」。
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