軽量、あったか、コンパクト！ わずか300gのダウンジャケット／マムート「メロン イン フーデッド ジャケット AF MEN」

『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI JOURNAL EQUIPMENT & GEAR」では、毎号、旬な登山装備を紹介している。
2019年11月号で紹介したのは、マムートから発売の「メロン イン フーデッド ジャケット AF MEN」。軽量ながら機能性や使い勝手、耐久性も考慮されたダウンジャケットだ。その魅力を紹介しよう。

文＝佐藤慶典
写真＝山田 薫

革新的な登山靴とザックをリリースして話題のマムートから、ハイスペックなダウンジャケットが登場した。ダウンジャケットの長所は軽量で保温性が高く、コンパクトになること。その優位性を最大限に高めたのが「メロン イン フーデッド ジャケット AF MEN」（ウィメンズも展開）。

内部には最高品質の900FPのグースダウンが110gも封入されており、嵩高で優れた保温力を発揮する。アウターとして着るタイプでありながら重量は300gと軽量で、袖を通してみると同タイプのダウンジャケットよりも軽く感じられる。そしてなにより風合いがよく、着ていてストレスがない。これは使用される生地の影響も大きい。表地と裏地には、撥水性のある超軽量な7デニールのリップストップナイロンを採用。内部の羽毛が透けるほど薄く、肌触りがなめらかなこの極薄生地により、上質な着心地とジャケットの軽量化を達成している。

軽量化の過程で、機能性や使い勝手を犠牲にしないのもマムートならでは。ファスナー付きの両サイドポケットに加え、インナーポケット、裾とフードのドローコードやダブルスライダーなどを装備。裾やフードの縁などには、メイン生地よりも厚めの生地を配すなど、耐久性も考慮されている。

日本規格で日本人の体形によくフィットし、タウンユースにも向くダウンジャケット。これまでにないソフトな着心地をぜひ体感してもらいたい。