着心地も耐久性もアップ! 定番シェルが2.5から3層生地へ/パタゴニア「トレントシェル3L ジャケット」
『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE PICK UP GEAR」では、毎号、旬な登山装備を紹介している。
2020年4月号で紹介したのは、パタゴニアから発売の「トレントシェル3L ジャケット」。登山からタウンユースまで幅広く使えるレインウェアのロングセラーモデルだが、今回のリニューアルで着心地も耐久性も向上したという。その詳細に迫ってみよう。
文=佐藤慶典
写真=山田 薫

トップクライマーだったパタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードは、岩を傷つけず自然な形で残す「クリーンクライミング」を提唱した一人だ。環境への悪影響を最小限に抑え、持続可能にするというこの試みは、現在のパタゴニアの環境保護や社会貢献への取り組みへとつながっている。
リニューアルされたレインウェア「トレントシェル 3L ジャケット」もリサイクルナイロンを100%使用するなど、環境に配慮した製品だ(ほかにパンツやプルオーバーなどもある)。マイナーチェンジを繰り返してきたロングセラーモデルだが、今回、採用する生地はこれまでの2.5レイヤーから、裏地のついた3レイヤーへと刷新された。これによって袖通しが滑らかになり、着心地がアップした。また、裏地がついたことにより耐久性が向上、オリジナルメンブレンの改良も伴い、より長く使えるようになった。
もちろん、独自の「H2Noパフォーマンス・スタンダード」による高い防水透湿性能は健在。ピットジップやフォーム入りのフィット感のいいフードなど、レインウェアとしての機能も充分。シンプルな色使いとデザイン、加えてコストパフォーマンスにも優れる。
登山からタウンユースまで幅広く使えるレインウェアをお探しなら、ぜひ!

ウェア内の蒸れは、脇の下のベンチレーションで放出できる
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YAMAKEI HEADLINE「今月のギア」
雑誌『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE」の連動企画です。