"2.8"レイヤーの軽量簡易レインジャケット/マムート「ケントライト HS フーデッドジャケット」
『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE PICK UP GEAR」では、毎号、旬な登山装備を紹介している。
2020年5月号で紹介したのは、マムートから発売の「ケントライト HS フーデッドジャケット」。2.5ならぬ"2.8"レイヤーの防水透湿生地を採用しているという。その特長を紹介しよう。
文=佐藤慶典
写真=中村英史
ユニークな機構や技術を搭載したザックや登山靴をリリースし、最近話題のマムートから、これまでにない2.8レイヤーの防水透湿生地を採用した軽量シェル「ケントライト HS フーデッドジャケット」が登場した。
レイヤーとは、生地を構成する層のこと。ざっくり言うと、防水透湿フィルムに表生地と裏生地を貼り合わせてあるのが3レイヤー、裏地に生地を使わずコーティングで仕上げてあるのが2.5レイヤーだ。同製品は、従来の2.5レイヤーとは違い、裏地に新開発の、かさ高な3Dドットプリントが施してある。これが2.5ならぬ2.8レイヤーのゆえんである。袖通しの滑らかさや、汗ばんでもベタつかない着心地のよさ、耐久性に加え、2.5レイヤーの長所でもある、コンパクト性や優れた透湿性を兼備しているのが特長だ。
重量は145gと超軽量。左胸ポケットやフードに調節用ドローコードを備えるなど、使い勝手も申し分ない。袖口や裾にはギャザーがあり、体にフィット。裏地はフルシームされているが、フロントファスナーは防滴仕様となっている。
簡易的なレインウェアやウィンドシェルとして、また、圧縮性に優れ、かさばらないので、通勤時やオフィスでちょっと寒いときの調整レイヤーとして携行するなど、山でも街でも幅広く使える。
収納袋には余裕があり、さらに圧縮も可能
プロフィール
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『山と溪谷』2024年4月号の特集は「全国 花と新緑の名低山」。木々や草花が芽吹き、山肌が華やかに彩られる季節となりました。うららかな春の日差しを浴びながら、花と新緑の低山をのんびり歩いてみませんか? 全国のガイド著者が厳選した春の名低山を紹介します。第2特集は、雪山登山、雪山ハイキング、山スキーの厳選コースを集めた「残雪の山」です。
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