飯豊山いいでさん

百名山 花の百名山 東北百名山

飯豊山

 飯豊連峰南部に位置する、この連峰の主峰であり、飯豊山または飯豊本山と呼ぶ。福島県耶麻郡山都町(現在は喜多方市山都町)が山形・新潟県境に細長く割り込んだ飛地。実際には、山形県西置賜郡小国町と新潟県東蒲原郡鹿瀬町(現在は東蒲原郡阿賀町)との境に位置する。
 山頂は花崗岩の露岩に覆われ、一等三角点が置かれる。その東500mには飯豊山神社が祭られ、飯豊山頂小屋が建つ。連峰の最高峰は大日岳に譲るものの、その風格と歴史において、やはりこの山が盟主である。
 山頂に祭られる飯豊山神社は、一説に役ノ小角の開山といわれるが、江戸時代から信仰登山の対象として開かれた。当時の登山は「飯豊詣」と呼ばれ、8月の1カ月間に限って14歳前後の若者を伴って3日3晩の間、先達の指導で山に篭る。白装束に身を固めて水ごりをとり、山頂神社でお札を授かり、奥ノ院である大日岳まで遥拝したといわれる。いわば成人の儀式であった。
 それ以外の期間は、修験者にのみ許された山であった。現在でも残る地名(草履塚や御秘所など)や古銭が道端で発見されるのは、古くから行われていた信仰登山を物語っている。当然、女人禁制の山であった。飯豊山神社の神は女神であるため、女性が近づくとやきもちをやいて、その女性を石にしてしまう、という言い伝えがある。
 夏でも方々に広がる豊富な残雪や多くの高山植物は、飯豊連峰の大きな魅力となっている。特に御前坂付近から本山にかけての高山帯には、さまざまな高山植物が咲き競う。そして本山からの主稜線は急坂から一転してのびやかな高原状の散歩道に変わる。本山はその境界の山でもある。
 メイン登山コースは4コースある。いずれのコースも健脚であれば1日で本山に到達することも可能であるが、通常は途中の切合(きりあわせ)小屋などで1泊する。山都口は、古くからの登山コースで、途中、三国小屋、切合小屋、それに本山小屋の3軒が整備されている。川入登山口より切合小屋経由で飯豊本山まで所要9時間。バリエーションとして弥平四郎コースがあり、三国岳で川入コースと合流する。本山までの所要時間は10時間。
 飯豊本山へのダイレクトコースとしてダイグラ尾根コースがある。中級向であるが、一気に標高差1500mを登るのは、苦しいものの豪快な登山を楽しめる。飯豊温泉(長者原)より11時間を要する。大日杉コースは、登山口にも山小屋が整備され、比較的取り付きやすいが、所要時間は切合小屋経由で9時間を要する。

DATA

正式名称: 飯豊山・飯豊本山
山域: 飯豊連峰
都道府県: 福島県 山形県 新潟県
標高: 2,105m
2万5千図: 飯豊山・大日岳・川入・岩倉・長者原

※ 飯豊山の紹介文についての注意点

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飯豊山に行くモデルコース

  • 大日杉から地蔵岳を経て切合小屋へ 1泊2日
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    【1日目】大日杉・・・地蔵岳・・・切合小屋【2日目】切合小屋・・・本山小屋・・・飯豊本山・・・本山小...
  • 展望と花々を楽しみ、飯豊連峰の盟主に登る
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    大日杉小屋・・・地蔵岳・・・御坪・・・切合小屋・・・飯豊本山・・・切合小屋・・・御坪・・・地蔵岳・・...
  • 残雪と高山植物に彩られた桃源郷
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  • 飯豊本山(ダイクラ尾根) 1泊2日
    体力度: ★★★★★ 危険度: ★★★★★ 16時間40分 1泊2日
    【1日目】飯豊山荘・・・梅花皮沢出合・・・檜山沢出合・・・千本峰・・・宝珠山・・・飯豊本山・・・本山...
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    体力度: ★★★★ 危険度: ★★★★ 19時間20分 2泊3日
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  • 飯豊連峰(石転び沢雪渓・北股岳・飯豊本山) 2泊3日
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    【1日目】)飯豊山荘・・・梅花皮沢出合・・・石転び沢出合・・・梅花皮小屋・・・北股岳・・・梅花皮小屋...

飯豊山周辺の最新情報

  • 飯豊山・天狗平ロッジ~飯豊山
    飯豊山・天狗平ロッジ
    飯豊山はまだ多くの残雪があります。先日確認した大日杉コースは滑落の危険が大変高く、しっかりとしたアイゼンが必携
    18年07月12日(木)

登山口情報

  • 川入登山口 / 御沢登山口 
  • 飯豊山荘 / 天狗平 
  • 奥胎内登山口 / 足ノ松登山口 
  • 大日杉登山口 
  • 小白布沢登山口 
  • 弥平四郎登山口 
  • 弥生登山口 / 鏡山登山口 
  • 実川登山口 
  • 大石ダム登山口 
  • 加冶川治水ダム / 湯ノ平登山道登山口 

  • 【川入登山口 / 御沢登山口】
    飯豊連峰の福島県側、長尾尾根、三国岳経由で飯豊山へ行く登山道の登山口。バスの場合は川入バス停から、御沢キャンプ場に向かい登山道に入る。マイカーの場合は御沢野営場まで入れる。
    トイレがあり、登山届記載所が併設されている。

  • 【飯豊山荘 / 天狗平】
    飯豊連峰の山形県側、梶川尾根、丸森尾根、ダイクラ尾根、石転び沢コースの登山口。
    飯豊山荘を出発すると駐車場の南端、湯沢橋(ダム)手前に登山者カード記入所があるので記入して入山する。

  • 【奥胎内登山口 / 足ノ松登山口】
    飯豊連峰の新潟県側、足ノ松尾根コースの登山口。奥胎内登山口から足ノ松登山口間の林道は、6~10月の間は乗合タクシーが運行されるので、利用したい。
    足ノ松尾根コース途中の水場は当てにせず、奥胎内ヒュッテで利用したほうがよい。

  • 【大日杉登山口】
    飯豊連峰の大日杉コースの登山口。大日杉登山口からの道は米沢道ともよばれ、登山道はしっかりしており、昔から歩かれているコース。登山口にある大日杉小屋は3階建ての立派な山小屋だ。

  • 【小白布沢登山口】
    飯豊山の小白布コースの登山口。川入登山口より1時間ほど早く飯豊本山に行ける最短ルート。
    車のみのアクセスで、小白布沢林道の終点に数台の駐車スペースがあるが、飯豊檜枝岐線からの分岐から先は現在、一般車は入場できない。川入の民宿に宿泊すれば送迎が可能の場合がある。

  • 【弥平四郎登山口】
    飯豊山の弥平四郎コースからの登山口。祓川山荘方面へマイカーで行く場合は、弥平四郎から先は林道ゲートが閉まっている場合があるが、登山者の場合は弥平四郎で民家にお願いすると開けてくれる。

  • 【弥生登山口 / 鏡山登山口】
    弥生集落、鏡山登山口から、鏡山経由飯豊連峰(久良谷沢コース)の登山口。マイカーのみのアクセスとなる。

  • 【実川登山口】
    飯豊連峰、実川コース(オンベ松尾根コース)の登山口で、大日岳へダイレクトに登れる。長い林道歩きが強いられる。上級向けのコース。

  • 【大石ダム登山口】
    杁差岳経由、飯豊連峰への登山口。西俣コース(大熊尾根)、東俣コース(権内尾根)のどちらも長い行程を強いられる、上級向けコース。東俣コースの場合は、東俣彫刻公園付近林道ゲート(東俣登山口ゲート)まで進める。

  • 【加冶川治水ダム / 湯ノ平登山道登山口】
    赤谷林道、湯ノ平山荘経由で、おおいんお尾根で北股岳へと登る、湯の平登山道・赤谷林道の登山口。長い林道歩きが続く、体力的に厳しい登山道。近年は林道や登山道の崩れで通行止めが続いてる。
    ※2015年8月現在、登山道通行止め。

周辺にある山小屋

  • 飯豊山避難小屋 
  • 御西避難小屋 
  • 飯豊切合小屋 
  • 三国岳避難小屋 
  • 梅花皮小屋 

  • 【飯豊山避難小屋】
    無人小屋
    場所: 飯豊山東方約0.6km、飯豊山神社近く
    電話: 0241-38-3831
    FAX: 0241-38-3899
    営業期間: 通年 7~8月と9~10/上の金・土・日・祝日、管理人在駐

  • 【御西避難小屋】
    無人小屋
    場所: 御西岳三差路
    電話: 0254-92-3330
    FAX: 0254-92-0081
    営業期間: 通年 7~8月、管理人在駐

  • 【飯豊切合小屋】
    営業小屋
    場所: 種蒔山北西700m
    電話: 0241-39-2217
    FAX: 0241-39-2215
    営業期間: 7/上~8月 臨時営業9月中旬予定(有料)

  • 【三国岳避難小屋】
    無人小屋
    場所: 三国岳山頂
    電話: 0241-38-3831
    FAX: 0241-38-3899
    営業期間: 通年 7~8月と9月の金・土・日・祝日、管理人在駐

  • 【梅花皮小屋】
    無人小屋
    場所: 北股岳東十文字鞍部
    電話: 090-5846-1858
    FAX: 0238-62-5411
    営業期間: 7/中~8/31の毎日と6・9~10月連休までの週末、管理人在駐

飯豊山に関連する登山記録

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18年07月30日(月) 近畿 ・4日間 トラベルギャラリー
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18年08月01日(水) 関東 ・4日間 クラブツーリズム・あるく
★☆★7月出発催行決定★☆★ <登山上級(!)>『日本百名山 イイデリンドウ咲く飯豊山・大日岳 4日間』【東京・上野・大宮出発】
18年08月04日(土) 現地 ・4日間 アルパインツアー
【アルパインツアー日本の山】 飯豊連峰縦走
18年08月05日(日) 関東 ・5日間 トラベルギャラリー
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