御嶽山おんたけさん

百名山

御嶽山

写真:新妻喜永  田ノ原からの御嶽山
 ♪木曽のなあ、仲乗りさん、木曽の御嶽山はなんじゃらほい、夏でも寒い、よいよいよい♪
 哀調を帯びた木曽節に歌い込まれた御嶽山(御岳山)は、富士山、白山とともに信仰の山として知られている。現在でも夏には白衣の御岳講の人たちが、「六根清浄」を唱えながら大勢登っており、『信濃奇勝録』にも「信州一の大山なり、嶽の形大抵浅間に類して、清高これに過ぐ、毎年六月諸人潔斎して登る、福島より十里、全く富士山に登るが如し」と書いてある。
 御嶽山黒沢口の登山道沿いには、「何々覚明」と刻まれた石柱が、所狭しと林立しているのが見られるが、江戸末期から明治初めにかけて、毎年何十万人も登ったといわれる御岳講の賑わいぶりが想像される。
 この御嶽山は何回もの爆発を繰り返したコニーデ型の複式火山で、1979年(昭和54年)には突然、地獄谷に新しい噴火口を現出させ、日本中をびっくりさせている。また、91年、07年にもごく小規模な噴火をしている。
 最高峰は3067mの中央火口丘、剣ヶ峰で、その周りを継子岳(ままこだけ 2859m)、摩利支天山(まりしてんやま 2959m)、継母岳(ままははだけ 2867m)などのピークが外輪山となって取り囲んでいる。
 また、これらの峰々の間にはエメラルド色をした、一ノ池から五ノ池まで数えられる山上湖が散在している。なかでも二ノ池は標高2905m、日本で一番高い湖として知られている。これらの池を結んでの池巡りコースも考えられる。
 登山コースは信州側から3本、飛騨側から1本の計4本がある。7合目の田ノ原までバスが上がる王滝口は歩行距離も短く、日帰りも可能なので最も登山者が多い。田ノ原から荒々しい地獄谷爆烈火口を眺めながら3時間強で剣ヶ峰に立てる。
 御岳山で最も古く、信仰登山のメインルートである黒沢口も6合目までバスが入る。また御岳ロープウェイ・スキー場からロープウェイを利用すれば7合目まで上がることもできる。6合目から4時間30分で剣ヶ峰。
 信州側第3のコースである開田(かいだ)口は、標高差も大きく、行程も長いので、開田高原散策と合わせて下山に利用した方がよかろう。西野から登るとなると距離も標高差も大きく、6時間30分で剣ガ峰。
 飛騨側唯一の登山道で、標高1900mに湧く濁河(にごりご)温泉がベースとなる飛騨口は、原生林の中の静かな山旅を楽しめる。濁河温泉から5時間30分で剣ガ峰へ。
 山頂からの展望は広大で、3つのアルプスや中部、関東一円の山々を見渡すことができる。また遠く加賀の白山も望まれ、日が落ちると名古屋の街の灯が美しい。

 2014年(平成26年)9月27日にも噴火し、大きな被害を出したのは記憶に新しい。噴火直後に気象庁は入山を規制する「噴火警戒レベル3」を発表した。2017年8月21日現在、「噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)」に引き下げられたが、引き続き火口から概ね1km程度の範囲で立ち入りが禁止されている。

DATA

正式名称: 御嶽山・剣ヶ峰
山域: 御岳山周辺
都道府県: 長野県
標高: 3,067m
2万5千図: 御岳山(御嶽山)

※ 御嶽山の紹介文についての注意点

現在の周辺の雨雲を確認する

御嶽山に行くモデルコース

  • 御嶽山・飛騨頂上を濁河温泉から往復
    体力度: ★★★ 危険度: ★★ 6時間5分 日帰り
    濁河温泉・・・湯の花峠・・・のぞき岩避難小屋・・・八合目・・・五の池小屋(飛騨頂上)・・・八合目・・...
  • 歴史ある信仰登山の聖地を歩く
    体力度: ★★ 危険度: ★★ 6時間10分 日帰り
    田ノ原・・・八合目・・・九合目・・・王滝・・・御嶽山(剣ヶ峰)・・・覚明堂・・・女人堂・・・七合目・...
  • コマクサや山上湖が彩る自然豊かな霊峰
    体力度: ★★★ 危険度: ★★ 9時間25分 1泊2日
    濁河温泉・・・のぞき岩・・・五の池小屋・・・御嶽山剣ヶ峰・・・五の池小屋・・・のぞき岩・・・濁河温泉

御嶽山周辺の最新情報

登山口情報

  • 飯森高原 
  • 中の湯 
  • 大滝口/田の原 
  • 開田口登山口(明神温泉やまゆり荘) 
  • 日和田口登山口 
  • 濁河温泉 
  • 胡桃島口 

  • 【飯森高原】
    御岳ロープウェイ終点の飯森高原駅は御嶽山・黒沢口コースの入口で、ここから山頂へは4時間ほどの登りとなる。レストランやトイレがある飯森高原駅からは、四ノ池から落ちる幻の大滝を見ることができる。また、駅周辺には山野草やコマクサの庭園がある。
    ロープウェイの起点である鹿ノ瀬は、夏期は賑わいを見せる。駅から近い順に第1~第7まで駐車場があり、合計1500台が駐車できる。ロープウェイのセンターハウスに売店、レストラン、トイレあり。
    なお、時間に余裕があれば、鹿ノ瀬の南西にある中の湯(休業中)から歩くのもよい。

  • 【中の湯】
    御嶽山の六合目、鹿ノ瀬の南西に位置する登山口。ロープウェイができる以前までは、黒沢口は六合目からであり、最も歴史を感じさせる道である。中の湯は現在休業中。
    広い駐車場もあり、シーズン中はバス便もある。特にマイカーの場合は時間の制約を受けないので、多少山頂での予定が変わっても変えることができる。

  • 【大滝口/田の原】
    田の原は、御嶽山の主峰剣ヶ峰への最短コースである王滝口コースの登山口。夏期にはJR木曽福島駅からのバスが運行される。
    田の原の駐車場西端が登山口で、左側に御嶽山登山口の石碑がある。石の鳥居をくぐると奥に目指す剣ヶ峰が見える。
    田の原バス停と田の原山荘の間、および登山口付近にトイレあり。

  • 【開田口登山口(明神温泉やまゆり荘)】
    開田口登山口は三ノ池への開田口コースの登山口。タクシーで直接乗り入れるか、定期タクシー終点の明神温泉やまゆり荘から車道を4km歩く(約80分)。
    登山口付近に登山届ポストあり。

  • 【日和田口登山口】
    御嶽山北端にある日和田富士と称されるなだらかな山、継子岳。その入口となるのが日和田口登山口。
    登山口へのバスはなく、マイカーかタクシー利用となる。なお、チャオ御岳のゴンドラは2008年からグリーンシーズンの運行を休止している。

  • 【濁河温泉】
    御嶽山の岐阜県側からのメインコースである小坂口コースの拠点となるのが濁河温泉。温泉街の東端に小坂口コースの入口がある。
    登山口には登山届ポストとバイオトイレが設置されている。飛騨頂上へは約3時間30分の登りとなる。
    濁河温泉への玄関口はJR高山本線飛騨小坂駅だが、定期バスは廃止になった。現在はJR中央本線木曽福島駅からの便のみ(夏期運行)。

  • 【胡桃島口】
    ロッジが立ち並ぶ胡桃島キャンプ場付近にある登山口。かつては秋神口と呼ばれていた。
    キャンプ場にはテント場やコテージがあり、貸しテントもあり、売店も充実している。

周辺にある山小屋

  • 御嶽剣ヶ峰山荘 
  • 御嶽頂上山荘 
  • 王滝頂上山荘 
  • 二ノ池本館 
  • 石室山荘 
  • 女人堂(金剛堂) 
  • 飛騨頂上御嶽五の池小屋 
  • 七合目行場山荘 
  • 御嶽観光センター 
  • 田の原山荘 
  • 下呂市濁河温泉高原スポーツレクリエーションセンター 
  • 旅館御岳 
  • 八海山小屋 

  • 【御嶽剣ヶ峰山荘】
    営業小屋
    場所: 頂上南直下
    電話: 0264-48-2311
    FAX: 0264-48-2312
    営業期間: 7~10/中

  • 【御嶽頂上山荘】
    営業小屋
    場所: 山頂東直下
    電話: 0264-46-2588
    FAX: FAX兼
    営業期間: 7/5~9/30

  • 【王滝頂上山荘】
    営業小屋
    場所: 王滝頂上
    営業期間:

  • 【二ノ池本館】
    営業小屋
    場所: 御嶽山頂北東直下、二ノ池畔
    電話: 0264-46-2588
    FAX: FAX兼
    営業期間:

  • 【石室山荘】
    営業小屋
    場所: 黒沢口九合目
    電話: 090-8873-9761
    FAX: 0264-46-2371
    営業期間: 7/1~10/体育の日

  • 【女人堂(金剛堂)】
    営業小屋
    場所: 黒沢口八合目
    営業期間: 7/初~10/初ごろ 年により多少変動あり

  • 【飛騨頂上御嶽五の池小屋】
    営業小屋
    場所: 御嶽山飛騨頂上五ノ池畔
    電話: 0576-62-3111
    FAX: 0576-62-3116
    営業期間: 6/1~10/15

  • 【七合目行場山荘】
    営業小屋
    場所: 黒沢口七合目
    電話: 090-4380-5200
    FAX: 0264-46-2014
    営業期間: 7/中~10/中 9~10月は予約のみ、不定休あり

  • 【御嶽観光センター】
    営業小屋
    場所: 王滝口七合目、田の原
    電話: 0264-48-2240
    FAX: 0264-48-1002
    営業期間: 7/上~10/下

  • 【田の原山荘】
    営業小屋
    場所: 王滝口七合目、田の原
    電話: 0264-48-2240
    FAX: 0264-48-1002
    営業期間: 7/上~8/下

  • 【下呂市濁河温泉高原スポーツレクリエーションセンター】
    その他
    場所: 御嶽山山腹六合目
    電話: 0576-62-3088
    営業期間: 通年

  • 【旅館御岳】
    旅館
    場所: 御岳濁河温泉
    電話: 0576-62-2124
    FAX: 0576-62-2711
    営業期間: 通年 (休館日あり)

  • 【八海山小屋】
    営業小屋
    場所: 黒沢口五合目
    電話: 090-2235-0581
    営業期間: 7/10~8/31

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