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テーマ:関西百名山

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東海・北陸・近畿 (奈良県)

大峰山 大峰山・八経ヶ岳

標高 1,915m

 大峰山脈の主峰・八経ヶ岳は仏経ヶ岳、八剣山などの別称もある。山名の由来は、役ノ行者が法華経8巻を埋めたという伝説からきている。上北山村の白川又谷方面から山全体を見ることができる。弥山のコブほどにしか見えないのだが、実際は八経ヶ岳が弥山、明星ヶ岳を左右に従えそびえている。  八経ヶ岳の頂上は露岩の多い平坦なピークに過ぎないが、近畿地方の最高峰にふさわしく、脚下に白川又(しらこまた)川を、そして北山川を挟んで大台ガ原の長大な山容、仏生(ぶつしよう)ヶ岳(たけ)、孔雀岳(くじやくだけ)、釈迦(しやか)ヶ岳(たけ)と波打つような大峰南部の山々など、南方の一部以外、さえぎるもののない大展望が得られる。  山腹は太古の昔から人の手が入らないシラベ、トウヒの原生林が緑濃く取り巻き、北面山腹はその立ち枯れの林に囲まれ、この山域にしか見られない独特の景観を呈している。明星ヶ岳にかけての稜線付近にはオオヤマレンゲの大群落がある。  登山コースは、行者還トンネル西口からなど数多くあるが、川合から入り、八経ヶ岳、弥山と登り、大平辻を通って坪ノ内に下りる1泊2日のコースが一般的だろう。歩行時間は山頂まで7時間、コース全体で12時間30分。

往復 日帰り 6時間25分
四季折々の自然が美しい関西の最高峰

コース定数:26

縦走 一泊二日 8時間40分
名渓から天女花ほほえむ近畿の最高峰へ

コース定数:35

往復 一泊二日 11時間5分
関西の最高峰の山・大峰山へ

コース定数:20

東海・北陸・近畿 (奈良県)

釈迦ヶ岳 

標高 1,800m

 台高(だいこう)山脈の南端サンギリ峠から大峰山脈が描くスカイラインに目をやると、大小2つの尖峰が目につく。右の大きい方が釈迦ヶ岳、左の小尖峰が大日岳である。  釈迦ヶ岳は西方の古田ノ森から見るとお椀を伏せたように見えるが、それ以外は、どこから見ても三角錐の鋭峰である。北の尾根はやせ尾根で、大峰山脈の中で最もアルペン的な岩稜稜をなし、東面は前鬼川の深仙股(しんぜんまた)谷に切れ落ち、極楽ノ都津門と呼ばれる行場を持つ。南方尾根は急坂となって深仙ノ宿に下り、大日岳へ三十三尋のスラブとなって登り返している。  山頂付近には、珍しいシコクダケカンバやシロヤシオ、シャクナゲなどが見られる。また、山麓には役ノ行者に従ったという鬼の子孫の村が残るなど興味深い伝説も多い。  前鬼口バス停から山頂まで7時間30分。前鬼宿坊か深仙ノ宿に1泊することになる。

往復 日帰り 3時間45分
山頂に釈迦像が立つ大峰中部の主峰

コース定数:7

往復 日帰り 5時間20分
強力伝説が残る峯中第一の秀峰に登る

コース定数:24

往復 一泊二日 12時間5分
山頂に釈迦像が立つ大峰中部の主峰

コース定数:22

東海・北陸・近畿 (奈良県)

大普賢岳 

標高 1,780m

 弥山(みせん)の国見八方睨から北方の稜線を見ると、台形の山上ヶ岳の手前に北アルプスの剱岳八ツ峰や前穂北尾根を思わせる鋭峰が連なっている。大峰の名峰・大普賢岳である。この山は見る方向によって姿を変える。厳冬期に大台ガ原への入口のワサビ谷出合から見上げれば、谷川岳のコップ状岩壁にも似た東壁と氷瀑がクライマーを魅了する。山上ヶ岳の尾根筋からだと南アルプスの間ノ岳のような、鈍重な山に見える。  山頂からの眺めは、以前に比べれば樹木の成長とともに悪くなったが、弥山から南へ延びる大峰奥駈の山々や目前の稲村ヶ岳などの姿はすばらしい。また、付近一帯はシャクナゲの大群落やオオヤマレンゲ、シロヤシオなどがあり、花期には美しく咲き競う。  南壁下部の水太(みずふと)谷上流には水簾ノ滝がある。そのすぐ上は無双洞と呼ばれる石灰岩の洞窟で、上下2つの穴が口を開け、下の穴から流れ出す地下水は水簾ノ滝に注ぐ。付近には底無し井戸の縦穴など、石灰岩質特有の地形が見られる。  大普賢岳へは和佐又口から入り、柏木バス停に下るコースがある。所要時間は登り4時間、下り5時間。ロングコースなので、経験のあるリーダーと行動をともにすること。

周回 一泊二日 9時間15分
「関西の前穂高岳」の異名を持つ大峰山脈の峻峰

コース定数:43

東海・北陸・近畿 (奈良県)

稲村ヶ岳 

標高 1,726m

 稲村ヶ岳は山上ヶ岳の西側に延びる尾根の南方に位置し、山上ヶ岳と同様に永い間、女人禁制の山だったが、戦後女性の地位向上とともに解禁された。  稲村ヶ岳の山頂は二峰に分かれていて、北側のやや低い岩峰が本峰となっている。この岩峰を法力(ほうりき)峠からの途中、白倉山付近から眺めると稲叢(いなむら)の形に見える。そのため村の人たちから“稲村ヶ岳”と呼ばれるようになったという。本峰は別名大日山とも呼ばれ、頂上に大日如来の小さな祠が祭られている。二峰の間はキレットになっている。その下には白倉谷が深く切れ込み、西側は切り立った岩壁になっていて、初夏にはオオミネコザクラが可憐な花を咲かせ、さらにコケモモ、ユキワリソウ、ハクサンオミナエシなどの高山植物も岩壁を飾る。  稲村ヶ岳頂上は南側のピークで、二等三角点と立派な展望台がある。山頂からの展望は極めてよく、山上ヶ岳、大普賢岳、行者還岳、弥山など大峰山脈北部の主稜線上の峰々が一望の下である。花期には展望台からバリゴヤの頭までシャクナゲが咲き乱れる。  洞川温泉から法力峠を経て稲村ヶ岳に登るコースがあるが、歩行時間6時間30分と健脚向だ。

周回 日帰り 7時間25分
ユニークな山容が目を引く女人大峯へ

コース定数:13

周回 日帰り 8時間10分
清流の渓谷から高山植物咲く岩峰へ

コース定数:35

東海・北陸・近畿 (奈良県)

山上ヶ岳 

標高 1,719m

 山上ヶ岳は奈良県吉野郡天川(てんかわ)村の東方にあり、北に大天井ヶ岳(おおてんじようがたけ)、南西に大普賢岳(だいふげんだけ)、南西に稲村ヶ岳を配し、大峰信仰の根本道場の中心をなしている。今日では大峰山の代名詞となっている山上ヶ岳だが、昔は「かねのみたけ」「金峰山」と呼ばれ、吉野から山上ヶ岳に至る尾根筋の総称だったという。  頂上部は平坦な広い台地になっていて夏には高山植物のお花畑が美しい。山頂から北へ少し下った山稜の西側と東側の岩壁は、それぞれ西ノ覗、東ノ覗と呼ばれ修験道の行場になっている。また、山頂付近には大峰山寺があり、蔵王権現が祭られている。信仰の山らしく黄金伝説や仏教伝説が多く残っている。  大峰奥駈修行が行われるようになったのは大峰信仰と熊野信仰が結びつく平安時代以降とされている。このころになると吉野と熊野を結ぶ全長150kmの大縦走が盛んに行われ、七十五靡(なびき)と呼ばれる霊所で説教し、約2カ月もかけて修行したという。厳しい修験道の精神は現在も受け継がれ、山上ヶ岳周辺は今なお女人禁制を守る。  洞川(どろがわ)温泉から山頂をめぐるコースが設けられている。山頂まで4時間、下山に3時間30分を要するので、しっかりした計画が必要。

周回 日帰り 7時間50分
「男たちの山」――世界遺産の聖地を歩く

コース定数:34

東海・北陸・近畿 (奈良県 三重県)

大台ヶ原山 大台ヶ原山・日出ヶ岳

標高 1,695m

 奈良県吉野町から三重県熊野町へ続く国道169号線と並行して流れる吉野川、北山川。その分水嶺、伯母峰峠の尾根でつながっている大峰山脈と台高山脈は、相対する形で南北に平行に延びている。大台ガ原山は台高山脈の南部、大峰山脈の大普賢岳と向かい合う位置にある。  昔は魔の山と呼ばれた大台ガ原山だが、大台ガ原ドライブウェイの開通とともに京阪神から日帰りでハイキングができる山となった。  最高峰は日出ヶ岳と呼ばれる標高1695mのピークで、付近に、立枯れの林を持ち一種独特の景色を見せる正木ヶ原(まさきがはら)やヒメザサの草原が広がる牛石ヶ原(うしいしがはら)がある。また、高度差1000mの岩壁を階段状に東ノ川へ落とす大蛇嵓(だいじやぐら)など、多くのすばらしい風景を配している。  山頂一帯には動物が多く、シカやカモシカに出会うことも珍しくはない。日本でも有数の降水量に恵まれるため、植物も豊富でトウヒ、ウラジロモミ、コメツガの樹林の下をスギゴケやタチハイゴケが覆っている。日出ヶ岳から大杉谷へ下る尾根にはシャクナゲの大群落がある。  登山コースは大台ガ原バス停から日出ヶ岳、正木ガ原、牛石ガ原、大蛇嵓、シオカラ谷と巡って戻る。所要3時間30分ほど。

周回 日帰り 3時間20分
眺望の名山へ登り、隆起台地の逍遥を楽しむ

コース定数:13

周回 日帰り 4時間30分
開放感あふれる東大台と深い樹林が魅力の西大台

コース定数:8

縦走 一泊二日 9時間10分
尾鷲道をたどって三重県の最高峰へ

コース定数:37

縦走 一泊二日 9時間30分
日本屈指の渓谷から三重県の最高峰を目指す

コース定数:44

東海・北陸・近畿 (奈良県)

行者還岳 

標高 1,546m

 国道350号線の先、行者還トンネル近く、天川村と上北山村の境界にあたる大峰山脈主稜線上に位置する。大峰山の開祖といわれる役ノ行者が、あまりの峻険さに登ることを断念して引き返したのが山名の由来と伝わる。  大台ガ原ドライブウェイや川迫(こうせい)川の方向から眺めると、行者還岳南面の平均傾斜が45度を超えていることがよく分かる。今では急な岩場にはハシゴがつけられ、無雪期ならさして困難もなく登れるが、大峰山脈の中でも屈指の鋭峰といわれるだけあって、厳冬期にはその名にふさわしい厳しさを取り戻す。一方、初夏になるとヤマシャクヤクの華麗な花が咲き香る、優しさをも備え持っている。  登山コースは川合バス停から山頂まで6時間45分、下山にも2時間20分を要するハードコース。川合からトンネル西口までタクシーを利用すれば約2時間40分短縮できる。

縦走 日帰り 4時間20分
花回廊の奥駈道から異彩の鋭鋒を行く

コース定数:19

中国・四国 (兵庫県 鳥取県)

氷ノ山 氷ノ山(須賀ノ山)

標高 1,510m

 中国山地の東端で、兵庫、鳥取の県境にまたがる氷ノ山は、氷ノ山後山那岐山国定公園の盟主で、兵庫県の最高峰。中国山地では鳥取県の大山(だいせん)(1712m)に次ぐ高峰である。  山容は、この山の特徴である、山頂部にドーム状のゾッコ(ズッコ)と呼ばれる緩やかな斜面が広がり、渓谷は鋭く刻み込まれている。ブナ、ミズナラ、トチなどを中心にした広葉樹林、千本杉と呼ばれる山頂直下の杉の原生林、ヤチスゲ、アイバソウが群落をつくる高層湿原の古生沼(1470m)など、自然の宝庫でもある。  山名は、『日本山嶽志』(明治39年、高頭式(たかとうしよく)編)によると、鳥取県側では古く、山頂に須賀の宮が祭られていたことから菅ノ山(すがのせん・須賀ノ山)と呼ばれ、兵庫県側では氷ノ山(ひようのやま・豹ノ山、標ノ山)と呼んでいた。地形図でも須賀ノ山とも氷ノ山とも呼ばれたが、現在は氷ノ山(ひょうのせん)で通っている。  登山適期は、4月下旬~11月下旬。福定登山口から東尾根経由で所要3時間。また氷ノ山越経由で所要3時間。戸倉坂ノ谷から所要3時間。舂米(つくよね)登山口から所要3時間。大段平から所要1時間30分など、一般向のコースが多数ある。山スキーは3月上旬~4月上旬。東尾根からハチ高原、山頂から戸倉などでできる。

往復 日帰り 3時間40分
氷ノ越から中国地方第2の高峰を目指す

コース定数:18

往復 日帰り 5時間
岩場・鎖場を越える仙谷コースから氷ノ山へ

コース定数:18

往復 日帰り 5時間30分
ブナや杉の自然林を訪ねるパノラマ縦走コース

コース定数:23

周回 日帰り 6時間25分
展望抜群の兵庫県最高峰に登る

コース定数:28

周回 日帰り 8時間25分
阪神間の岳人に親しまれた兵庫県最高峰

コース定数:15

東海・北陸・近畿 (三重県 奈良県)

明神岳 

標高 1,432m

三重県と奈良県の県境にある山。穂高明神とも呼ばれる山で、山頂付近はブナ林が美しく、山頂は静寂な雰囲気に満ちている。 山頂北西部にある明神平は、かつてはスキー場であり、広々とした草原が広がり、開放感のある場所となっている。 明神平には天理大WV小屋などの施設があるが利用できない。水場があるので、テント泊での登山が可能だ。

周回 日帰り 6時間15分
台高山脈のオアシス明神平を中心に山々をめぐる

コース定数:29

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