行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
国道8号線、主計中交差点から、文殊山西麓に角原集落を目指す。登山口へは目立った看板が集落前にあるので迷うことはないが、2018.7月現在、トンネル工事中のため登山口には進入できない。近くの田んぼ脇に停めさせてもらう。
この登山記録の行程
駐車ポイント(08:21)・・・角原登山口(08:37)・・・<角原コース>・・・展望台(09:07)・・・本堂(09:11)・・・胎内くぐり(09:25)・・・奥の院(09:27)・・・<四方谷コース>・・・四方谷登山口(09:54)・・・南井登山口(10:16)・・・<南井コース>・・・山姥の岩洞・・・本堂(11:00)・・・天狗杉(11:17)・・・<大正寺コース>・・・御題目岩(11:36)・・・大正寺登山口(11:46)・・・楞厳寺(りょうごんじ)登山口(12:30)・・・<楞厳寺コース(大村コース)>・・・ツチノコ坂(12:42)・・・七曲坂・・・天狗杉(13:00)・・・本堂(13:11)・・・天狗杉・・・七曲坂・・・<二上コース>・・・水場・・・二上登山口(13:55)・・・駐車ポイント(14:31)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
人生は知恵の輪のやう。
解くには、あきらめぬ試行錯誤と一瞬の閃き。。。。なんつって。
まだ、コルセットなしでは歩けないものの、今日はリハビリ登山として距離を歩く練習がしたくて、大好きな文殊山にやってきた。本当は、縦走コースを歩こうかとも思ったが、先週のリハビリ登山で少し無理をしたので、登山道が整備されていて何かあっても必ず人がいる場所、そして、電話一本で近所の友人が飛んできてくれるであろう場所として、文殊山を選んだ。ただ、文殊山自体はとても低い山なので、代わりにミッションとして、主要ルートを一筆書きで歩く、アスファルト込みで約20kmを歩くことにした。
どこから登ろうかと考えた末、角原にやってきたが、なんとトンネル工事中で駐車ができないとか。諦めてその隣にある登山道から登ろうと、車を近くの田んぼ脇に停めさせてもらう。
台風が近づいているため、空は曇天。相変わらず纏わり付くような湿気がいやらしいが、台風の影響か、風が吹いているお陰で灼熱ほどではない。
山に向かって歩き出すが、手前で足を止める。今日のミッションは主要ルートを結ぶこと。やはり角原抜きでは始められない!と向きを変える。
角原の登山口には大きか看板がって「トンネル工事、禁止」と書かれていた。車は通行止になっていたが、人なら脇から入ることができる。休日だからか工事をやっている気配もないので、様子を見ながら通らせてもらうことにした。(ある意味、確信犯です。すみません。)
工事の資機材の横を通りぬけ、登山道に入って行く。風が遮られて、蒸し暑さだけがどっと押し寄せてきて、玉のような汗が噴き出してくる。今日はリハビリ登山。フォームをチェックしながら、なるべくペースを落とさずに距離を歩く練習。
角原の登山道は少々荒れていたが、すぐにメインルートと合流する。文殊山は低山ながら魅力溢れる山で、例えるなら福井における高尾山や金剛山的な山だ。登山道もとても綺麗に整備されている。
程なくして山頂、本堂に到着。まずは1回目のご挨拶。と思ったら、お堂が解体されていて屋根と柱だけの無残な姿になっていて、びっくり。建替え中だろうか。お堂には、百名山の深田久弥が中学生時代に自分の名前を落書きしたという逸話が残っているが、まさかそれも取り壊されてしまったのか?!と恐るおそるのぞき込んでみると、さすがにそれは守られているようだった。
残念ながら白山方面は霞んでいて見えないが、ここからの景色はいつ見ても良い。5分程度、休憩をして奥の院を目指す。奥の院からは峰沿いに橋立山方面へ進む。途中、お約束の胎内くぐりをする。
峰沿いのコースは程よいアップダウンで楽しい。個人的にはそのまま真っ直ぐに進んで、酒清水コースを降りて登山口にある名水「酒清水」をグビグビと飲むのが好きなのだが、何故かそちらは主要ルートには入っていない。分岐を左に折れて四方ルートで降っていく。降りは意外にも長く感じられた。砂防ダムの脇を抜けて登山口に出る。下山したと、一旦、ホットしてしまうと、人間不思議なものでそこで足が止まってしまう。あくまで、縦走中だ!と気持ちを整える。
民家の横を通りながら次の南井登山口を目指す。南井登山口には、近くの小学生が作った大きな登山口の看板があった。害獣除けの電流が流れている柵を乗り越えて山に入る。柵沿いに綺麗な道があったので、それに沿って歩き出す。斜面をグルッと回ったところで、何かおかしいこんな道はなかった筈だと気づく。どうやら柵の点県道に迷い込んでしまったようだ。南井コースは、いつも降りに使っていたので気付くのが遅れた。南井コースは、登りに使うには一番、しんどいコースだと思う。でも、その負荷がちょうどいい練習になる。
2回目の本堂に到着。登山者の数もだいぶ増えていた。飲みすぎないよう気をつけながら水分補給をとって、次の大正寺コースへ向かう。大正寺コースへは、まず天狗杉まで行って、そこから延びる尾根沿いを降って行く。尾根沿いの部分はとても歩きやすいが、途中でコースは左に折れて斜面へと降って行く。左に折れるところに大きな杉が倒れていた。這うようにして木をくぐる。せっかくなので御題目岩にご挨拶。ここまで来ると登山口もすぐ。登山口はトンネルのすぐ脇にある。
登山口を出て、すぐにトンネルに入る。どんどん歩いて目に入ってきた風景を見て、再びミスルートしたことに気が付く。反対に歩いているじゃないか。山をぐるりと歩いているうちに方向感覚が狂ってしまったか。
気を取り直して楞厳寺コース(大村コース)から3度の目の登山を開始。楞厳寺コース(大村コース)は最もよく来るコースで、人気の二上コースに匹敵するほど、トイレ設備やコースがよく整備されている。時間もお昼をまわって来たので、勢いよく登って行く。
一筆書きという意味では天狗杉で折り返しても良かったが、ここまできたら山頂に行かずしてどうすると、もうひと踏ん張り。頑張って、標準タイム 1 時間のところ約40分で到着。お堂に 3度目の挨拶をして、横にある大きな岩の上にひっくり返る。へたばったわけではなく、流石に腰がカチコチに固まったので、岩の上でストレッチをして体をほぐす。岩の上からは、最後の目標にある二上コースの登山口がよく見えた。
さてと、最後のラストスパートで降る。二上コースで降っている途中、鉄塔沿いに尾根を降りる半田コースが頭をよぎる。実は、二上コースで降りると、車を停めたスタート地点へ戻るには尾根をぐるりと迂回して相当の距離を歩かなければならない。大嫌いなアスファルト歩きでヘロヘロになっている姿を想像して、一瞬迷ったが、はやり初志貫徹。二上コーで一気に降る。
二上登山口のトイレで水道を借りて、顔を洗いすっきりしてから、車に向かう。予想通り、このアスファルトの工程が今日のリハビリ登山で一番しんどい区間となった。
車に戻り、文殊山を見上げる。今日の練習で、だいぶ復活してきたことを実感した。夏山のシーズンは短い。なんとか超特急で治して、早く雲の上の風景を見たいものだ。
ちなみに、文殊山のマップに紹介されている本日巡った主要コースの概要は以下の通り。
角原コース 〔約40分〕大文殊に直行する最短コース。
二上コース 〔約50分〕福井市街地に近いこともあり人気コース。
大村コース 〔約1時間〕急な坂道がなく誰でも登れる楽々コース。
大正寺コース 〔約50分〕文殊山南側からは一番の人気コース。
南井コース 〔約40分〕奥の院への最短だが最初は急峻。
四方谷コース 〔約1時間30分〕急なのぼりの後は尾根伝いに奥の院へ直行。
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