行程・コース
天候
晴れ後曇り、小雨
登山口へのアクセス
電車
その他:
[往路]福岡市内~基山
①7:04発 博多 鹿児島本線区間快速(大牟田行) - 7:30着 基山
[復路]二日市~福岡市内
①16:31発 二日市 鹿児島本線区間快速(小倉行) - 福岡市内
この登山記録の行程
JR基山駅08:06 - 11:54基山12:24 - 14:20天拝山 - 15:19二日市温泉御前湯16:00 - 16:19JR二日市温泉駅
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
「ツツジ寺」の愛称で知られる佐賀の大興善寺のツツジが見頃ということで、熊野古道?と間違えてしまいそうな名がつけられた「きのくに古道」を通って基山、天拝山と歩いてみました。
717年に行基により創建されたとされる大興善寺は、標高400メートルほどの契山という山の麓から中腹にかけて立つお寺です。大正年間からつつじの植栽活動が行われ、現在はその数5万本にもなるとか。一番の見どころは「一目一万本」といわれる、山斜面一面に咲いたツツジ。ちょうど、見頃を迎えており、圧巻の風景が広がっていました。 また、もみじの名所でもあり、新緑が織りなす絶妙のコントラストもなかなか。
今回使った「きのくに古道」は、古くから基山方面から大興善寺を繋ぐ山道だったものを地元の登山同好会が平成5年に名付けた山道のようで、大興善寺にある道標に従い杉の樹林帯に取り付きます。途中、やや大きくなタケノコがニョキニョキ頭を出してる竹林を抜けると南谷地蔵前に出て、そこから瀧光徳寺まで舗道歩き、再び山道に入ると約30分ほどで基山山頂に到着します。
ここでのお目当ては希少種のオキナグサ。ちなみに、オキナグサの名前は、花の後にできるタネの白く長い毛が風にそよぐ様子を、老人の白髪に見立ててそう呼ばれているとか。山頂では、赤紫色に広がるオキナグサの花に初のご対面がかないました(^^)v。既に「オキナ」になっている株もあり、その姿を見て名の由来に妙に納得してしまいました。
基山から天拝山にかけては小雨がパラつく生憎の天気となりましたが、先週につづき、今週も二日市温泉 御前湯で汗を流しサッパリ。これがあるから、山歩きはやめられませんね(笑)。
[参考情報]
〇大興善寺つつじ開花情報
https://daikouzenji.com/spring-azalea-condition
〇 大興善寺の臨時バス
https://daikouzenji.com/topics/sightseeings/2019spring-bus.html
〇二日市温泉 御前湯(\250)
https://goo.gl/maps/WGiLQFTkW2p4ZyGG9
フォトギャラリー:97枚
おはようございます。今日のスタートは基山(きやま)駅です。ちなみに山のほうは基山(きざん)と呼ぶんですよね、なぜか。ここから大興善寺までは約4kmほど、つつじシーズではここから臨時バスも出ていますが、始発が9時10分なので歩いてお寺に向かいます。
シロツメクサ
レンゲ畑
・・調査中(@@)
昭和を感じする風ですね~。
フジも見ごろ
大興善寺に到着しました~。満開のツツジのお出迎えです。
仁王門(山門)
事な新緑が広がっています。
樹齢640年の楠の古木。
本堂
本堂の横につつじの名所、契(ちぎり)園入口。ここで500円払って入ります。
石段を上ったところにあった八万四千最初の塔。江戸末期の僧「豪潮律師」が八万四千の塔を建立しようとした最初の塔が、大興善寺に残るこの塔だったとか。お参りすると罪悪が一時に消滅する功徳があるそうなので、しっかりお参りさせていただきました(笑)!
それにしても、新緑が美しい~。しばし、深緑&つつじ祭りにお付き合いください♪
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「一目一万本」のつつじ。契園の絶景ポイントになっています。
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エビネラン
契園にあった契山観音像。大興善寺がある「契山」は、五十猛命(イソノタケル)という神が、小川で洗濯をしていた「サコ姫」と夫婦の契りを結んだことから名づけられ、中腹にこの契山観音像が建立されたそうです。縁結びのご利益があるそうですよ。
その横にあった絶対にわれないとい最強金属で作ったハートのプレート。一瞬、なにかと思いました(笑)。
なるほど~、大興善寺契山は「恋人の聖地プロジェクト」で選定された「恋人の聖地」になっていたんですね。さっきのプレートはこれを盛り上げるためのもかしらん。全くしらなかったんですが、このプロジェクトは、NPO法人地域活性化支援センターが主催しているそうで、ここは115番目になるそうですよ。
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ツボにはいってしまいました、「石の上にも百年の木」(笑)!
こちらが、その木です(笑)!
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「恋人の聖地」の証です!
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境内を出たところに基肄(きい)城址を示す道標がありました。おそらく「きのくに古道」につながっているのでしょう。ちなみに、基肄(きい)城は。白村江の戦いで唐・新羅連合軍に大敗した後、大和朝廷が日本の防衛のために基山山頂に築いた城です。
ありました「きのくに古道」!
取り付きはやや急な斜面をジグザグをきって登っていきます。
竹の雰囲気、いいですね~。
尾根を横切ってくだっていくと
ここ(南谷地蔵前)にでてきました。ここから瀧光徳寺まで舗道歩き。
テントウ虫~♪
シャガ
瀧光徳寺の横の道を登っていきます。
再び山道に取り付きます。
ギンリョウソウではないですか~!
基肄城跡駐車場にでした。ここから基山山頂にむけラストスパート。
基山山頂ゲット~!今年の2月以来、2度目になります。
山頂(西峰、標高404.5m)にある『タマタマ(霊霊)石』。何度きいても、微妙な名前ですね(笑)。左奥に見える柱は『天天智天皇欽仰碑』です。
天天智天皇欽仰碑。基肄(キイ)城建設を決めた天智天皇を記念して1932年(昭和7年)に建立されたそうです。
九千部山
眼下には筑紫平野。
尾根向こうには、同じく日本防衛のために築かれた『大野城』があった四王寺山、さらに左の奥に見えるのは宝満山。
絶景をみながらのモグモグタイム。
山頂は春が爛漫といった感じです。
ありました~、オキナグサ。
花弁にみえるのは萼片だそうですよ。
開花の頃はうつむいて咲いて、後に上向きになるといった情報があったのですが、どれもうつむいています。
これですね、名前の由来になった毛は!
基肄城の土塁跡から。この斜面を一気に下って天拝山を目指します。奥に見えているのは九千部山と脊振山。
天拝山へ。
・・調査中(@@)
・・調査中(@@)
・・調査中(@@)
・・調査中(@@)
I'm here !
石碑がありました。「今よりは 城(き)の山道は 寂さぶしけむ 我が通はむと 思ひしものを」。令和で注目を集めている大伴旅人が帰任する際、宴にも参加した友人で筑後守「葛井連大成(ふじいのむらじおおなり)」が別れを惜しんで詠んだものだそうです。「城の山道」は、山城基肄城東側の山腹を通っていた山越えの官道と推定されているそうで、ひょっとしてこの辺りを通っていたのでしょうかね。
鹿除けのゲート出ます。
ここから暫く舗道歩き。
天拝湖沿いの車道を進みます。
筑紫野市総合公園を過ぎたところで左に折れ、天拝山に向かいます。ここで小雨が降りだし、ピッチをあげます。
天拝山までの尾根は上ったかと思えば下る、結構、アップダウンが続きます。
筑紫野市総合公園から約1時間半、天拝山ゲット~!
三郡山地、左には四王寺山
山頂にあった菅原道真を祀る天拝神社
ここの狛犬は秀逸でした!「バー」と何やらおどかしているような、ユーモラスな表情がいいですね~!
吽形のほうは、大人の雰囲気を漂わせています(笑)!
下山途中にあった荒穂神社。
こちらの狛犬は、宮地嶽神社、住吉神社でみたマッチョな狛犬にそっくり。
雨がふっていたので慌てていて、うかつにも生年月日を確認するのをわすれましたが、同じころ(昭和30年代)なんでしょうね
さぁ~、あとは下りだけです。温泉へGO!
お世話になったのは二日市温泉御前湯、¥250はありがたい。汗を流してすっきりです。
帰りは二日市駅から。今週も盛りだくさんの内容でしたが、すべてのミッションをコンプリート、今日も無事で「おやっとさぁ」でした。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ |
登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |
カップ |
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