行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
電車
その他:
往)東武東上線経由線寄居駅(7:53着)
復)秩父鉄道 樋口駅(15:49三峰口行き乗車、西武秩父経由にて帰京)
この登山記録の行程
寄居駅(7:53到着/8:05出発)-(太子塔)-鉢形城址散策(8:20/9:48)-(八坂神社)-大正池(10:25)-鐘撞堂山(10:57/11:10)-あんずの里車道交差(11:45)-(カタクリ群生地)-虎ヶ岡城址(12:45)-大槻峠(13:03)-林道交差(13:37)-陣見山(13:42)-岩谷洞分岐(13:49)-林道交差(14:02)-榎峠(14:15)-(途中から林道歩き)-カタクリ群生地(14:47/14:55)-(諏訪神社)-野上下郷石塔婆(15:15)-SL撮影(15:24)-寛保洪水位摩崖標(15:32)-秩父鉄道 樋口駅(15:40)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
寄居の鉢形城址から鐘撞堂山、虎ヶ丘、陣見山を歩いて3ヶ所のカタクリの群生地を訪ねてみました。桜も一緒に楽しめましたが、里のカタクリは既に終わりかけ、、、今年の春は何とも忙しないです。
≫都心の桜は既に満開、通勤路の街路樹もあっという間に新芽色に変わってしまい、春の花巡りの計画も押せ押せです。去年のカタクリはお彼岸3連休での三毳山でしたので、若干の出遅れ感を抱きながら寄居駅に降り立ちました。
昔は至る所に咲いていたというカタクリも今やレッドリストに載る程ですので、それなりの群生を見るなら狙って行かないとどうにもなりません。中には小鹿野の牛首峠の様に、山と高原地図に(*カタクリ群生地)と記されていながらも既に消滅してしまった場所もあるようですので、事前の情報収集は尚更欠かせません。今回は皆さんの山行記録等を参考に鐘撞堂山を絡めながら3つの群生地を繋いでみました。
最初に向かった鉢形城址では、満開の氏邦桜の前の土塁の一画にカタクリが群生しています。花のピークが若干過ぎてしまっているのが悔やまれますが、よく探せば本丸跡付近でもぽつぽつと花を見つけることが出来ました。因みに、事前情報不足で見落とした群生地が他にもあるようです。(☟鉢形城址公園フィールドマップ)
https://www.town.yorii.saitama.jp/uploaded/attachment/739.pdf)
大正池から鐘撞堂山に登り、あんずの里から虎ヶ岡城址に向かう途中の沢の右岸に2つ目の群生地があります。山と高原地図にも(カタクリ)と記されていますが、行ってみると崩落の為通行禁止となっていて右岸径の入口は藪で覆われていました。自己責任で先に進んでみましたが、左岸の道を辿り筑坂峠から迂回すれば群生地まで行くことが出来ますので、レコのトレースには左岸ルートを記録しておきます。
最後に立ち寄ったのは登山用GPS(ジオグラフィカ)で見つけた穴場の群生地です。榎峠から樋口駅に下る途中、仲山城跡に向かう林道を入った山の陰に広がる群生は、如何にも昔ながらの里山のカタクリといった趣きがあって、もう一度訪ねてみたくなる場所でした。
樋口駅に向かう集落の道はうららかで、菜の花越しの大平山もすっかり春めいています。少し遠回りですが西武秩父駅前の蕎麦屋でお久しぶりの秩父錦の熱燗を頂いて、気持ちよく帰路に就きました。
本日の総歩数38,190歩、歩行距離26.8km、消費カロリー2,010kcal、脂肪燃焼量143g也。
フォトギャラリー:84枚
初めて降り立った寄居駅。南口の駅前はロータリーの工事中です。
こちらも初めて見る寄居町のマンホール。キジとヤマザクラとカタクリのデザインになっています。
荒川を渡ります。荒川は多摩川と違って野性味に溢れていますね。
戦国時代の重要拠点、日本100名城にも数えられる鉢形城址です。
入り口に、広大な敷地を象った模型レリーフがあります。(手前の青いプレートが現在地です)
荒川越しに今日歩く鐘撞堂山の山並みが横たわっています。
本丸跡付近に建つ田山花袋の漢詩碑。
空堀の斜面を埋め尽くす黄色い花は、ミヤマキケマンでしょうか。
樹齢150年の立派なエドヒガン。数年前に氏邦桜と命名されたそうです。
個人的には滝山城の氏照の方が好きなのですが、、、この桜は立派です。
手前の土塁の一画にカタクリの群生があります。残念ながらピークを過ぎてしまっています。
スミレは至るところに咲いています。
城の縄張り内には細い川も流れています。
広大な敷地をぐるりと歩いて見ました。
土塁や空堀跡が残っていて、巨大な自然公園の様になっています。
そういえば今年は結局、ミツマタの群生を訪ねることが出来ませんでした、、、。
今年の春は急ぎ足。既にサクラも満開です♪
鉢形城歴史館は、コロナの為に休館中です。
一旦、敷地の外に出て車道を歩きますが、周りも春の花だらけです。
つくしを見ると、小さな子供の頃を思い出します。
JR八高線の線路脇にオオアラセイトウ(別名、ショカツサイ(諸葛菜))が群生していました。
昔は見かけなかった外来の花に空堀も埋め尽くされています。
敷地の一番西端にある三の曲輪跡。石垣も残っています。
二の曲輪の空堀。荒削りの木柵が雰囲気を出しています。
小一時間かけて氏邦桜の所に戻って来ました。
よく探すと、本丸跡近くにもカタクリがぽつぽつと咲いています。
陸橋で線路を超えて、北に向かいます。
八坂神社脇の空地にて。
満開のミツバツツジ
鐘撞堂山登山口の大正池には綺麗な観光トイレがあります。
鐘撞堂山は地元の方が身軽に楽しんでおられるようです。
ユリワサビもありました。
良く撮れましたが、未だ名前が分かりません。。。
山の中腹にぽつんと一軒家。竹炭工房の職人さんの後ろ姿。
東屋と展望デッキがある、賑やかな鐘撞堂山の山頂に到着しました。
色々なサクラに囲まれています。
展望デッキからの眺め。
鐘はおひとり様一回のみ。
鐘撞堂山からあんずの里に向かう途中の稜線でも、数輪のカタクリを見かけました。
名前が分かりません、、、(追記)ジュウニヒトエ、だと知りました。
見事なコブシ。
あんずの里に下りて来ました。
ここは美里町です。マンホールには、沢で遊ぶ子供たちが描かれていました。
車道(R349)を渡って、虎ヶ岡城址に向かいます。
沢の橋の袂にカタクリ群生地の道標(虎ヶ岡城址南側ルート)がありますが、19年の台風影響で通行止めとなっていました。
通行止めルートの入り口は、すっかり藪に覆われています。
カタクリの群生地は、沢の下流部と上流山腹部の2ヶ所があります。写真の上流山腹部には左岸の道から築坂峠経由で行くことが出来ます。
群生地のカタクリ。
調度、見頃を迎えていました。
三毳山のような大群落ではありませんが、自生地ならではの雰囲気が味わえます。
♪
♪
♪
尾根から群生地に下る地点の標識。南に向かえば波久礼駅、簡保の宿方面です。
築坂峠。写真右下からの持ってくるのが左岸径、左に登った先が虎ヶ岡城址となります。
虎ヶ丘城址のピーク。東屋があって、展望もあります。
大槻峠。馬頭観音の石碑が佇んでいます。
陣見山に向かう稜線は広々としています。(ケルンの足元に三角点が埋められていました)
長い急坂。
陣見山の手前で、一旦林道を横切ります。
陣見山山頂。三角点と電波塔施設があるだけで、ベンチも展望もありません。
その先も気持ちの良い稜線歩きが続きます。(小ピークから児玉側の展望)
再び林道と交差します。
林道からの秩父側の眺め。
更にもう一歩きで榎峠に到着しました。先代に代わって、若いエノキが植樹されています。
山の神に挨拶を済ませて南に下ります。
ショートカットの山道は途中で通行止めとなっていて、あとは林道を歩くことになります。
ヤマザクラが春のアクセントになっています。
地形図の道が無くなっていたので、GPSを頼りにカタクリの群落を目指します。
狙いは正面のコルの辺り。
藪も無く、見通しも良かったので、直ぐに辿り着くことができました。
看板は長瀞町教育委員会のもので、昭和63年の物でした。土地は個人の所有地です。
密集しているわけではありませんが、かなり広い範囲にカタクリの花が咲いているのが判ります。
貴重な自生地。末永く今のままであって欲しいものです。
自生地から林道を下ると、静かな集落に出ます。
集落の諏訪神社にお礼のご挨拶。
樋口駅に向かう道。正面は大平山です。
満開のモクレン。
春も満開。
現存する関東型板碑で最大のものとされる国指定史跡の野上下郷石塔婆。高さ約5mです。
撮り鉄さんに教えられ、線路脇で10分程待っていると、SLゲット!
寛保洪水位摩崖標にも立ち寄ってみました。
昭和から時間が止まったような秩父鉄道。駅員さんが切符に日付のハンコを押し、鋏を入れてくれます。
1年と2ヶ月ぶりに西武秩父に立ち寄って、蕎麦屋さんで秩父錦を頂いて帰路に就きました。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
ロールペーパー | 行動食 | テーピングテープ |
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