行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
登山口(6:30)縦走路(1585m)岩黒山(8:55)筒上山(10:2040)手箱越(10:55)手箱山(11:30)手箱越(12:15)下降点(1585m/12:35)登山口(13:55)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
松山から国道11号線を東へ走り、194号線を南下して長沢貯水池左岸の道を西行し、登山口の数キロ手前の路側帯にテントを張って眠る。
5時頃目覚める。空には星が見え、筒上山のデコボコ頭を眺めながら『手箱山登山口』へ上がる。
朽ちた木の橋を慎重に渡って2つ目の沢へ下りると数週前の大雨で丸太橋が流失しており、「雨で増水したら渡渉出来なくなる」と接近しつつある台風を案じながら尾根に取付く。
程良い勾配のシャクナゲの茂る道を歩き、折り返しを交えて順調に高度を稼いで標高1,380mで尾根の背へ上がって1本目を立てる(7:35)。直ぐ先の赤いのは紅葉ではなく、ツチアケビだ。笹が増えて足元が見辛くなる。やがて土小屋から手箱越への横道と出合い、笹の生えていないよく踏まれた道を見て「おー」と感激の声を上げる。ガスが広がって稜線は見えないが、直ぐに雨になるとは思えないので、「3山を踏めそうだ」と考え、最初に岩黒山を目指す。
「これで登りは一段落だ」とほぼ水平な道を歩いて修業場の丸滝小屋へ上がり(1,625m、7:30)、ガスのベール越しに石鎚山と対面する。尾根道に入ってp1,670を越え、横道からの道を合わせて登っていくと樹林から抜け出て笹の斜面に入り、リンドウの凛々しい姿を眺めて山頂へ上がる。男性が1人居り、言葉少なに挨拶を交わす。ガスに包まれて視界は無い。
男性を追って山頂を後にし、分岐から横道へ下りて小屋へ戻り、取付(1,545m、9:35)から尾根沿いに登る。膝上から腰丈の笹が迫ってダニも現れ、大岩が積み重なった尾根を進んで祠の建つ笹に覆われた筒上山頂に立つ。奥のピークには大山祇神社が祀られている。
艶やかな笹の斜面に付けられたトラバース道を行くと急崖が現れ、捨て縄や太い鉄鎖を頼りに手箱越へ下る。手箱山への道が右手の林の中に上がっており、石段の奥に白い鳥居が見えている。
p1,790北面を巻いて笹に覆われた尾根の背に出る。南面が開け、視界は無いが解放感溢れる気持ちの好い所だ。平坦であまり変化の無い道を進むと広場が現れて手箱山頂に着く。
雨が降らないので渡渉の心配が消え、「番所跡の方へ下って、北尾根のP1,306を経て登山口へ下りよう」と考えて広場の端まで行くと、密笹の中に微かな踏跡が認められる。「北尾根の道はもっと歩かれていないだろう」と諦め、手箱越へ引返す。
途中で2人組と会い、手箱越に戻る(12:15)と筒上山の方から男女の声が聞こえてくる。横道で男性と出会って下降点に戻り着き、5本目を立てて笹道の下降路へ入り、沢へ下りて(13:30)裸になって冷たい水で頭を洗い汗を拭き取って車に戻る。
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