行程・コース
天候
薄曇り
登山口へのアクセス
その他
その他:
レンタルバイクでハンターカブで乗り入れ。
この登山記録の行程
6:09 鷹ノ巣登山口出発
10:46 平ヶ岳山頂
14:43 鷹ノ巣登山口下山
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
鷹ノ巣登山口は収容台数が少なく、前日の夕方~日付が変わる前にはすでに満車になる可能性が高いです。公共交通機関も乏しく、標準CT11時間というロングルートであることから近くの小屋に宿泊する、車中泊をするなどして早朝3~4時くらいには出発するというのが一般的です。
ですが私は車中泊が嫌いな性分なので、前日にレンタルバイク屋さんでハンターカブを借り、満車の駐車場の隙間スペースに駐車するという戦略で挑みました。初バイク登山でしたが、これが奏功して朝5時半くらいの駐車場到着で余裕で留めることができました。
出発は6時過ぎくらいで平ヶ岳登山するには遅め。駐車場は満車だったものの、自分と同じくらいのタイミングで登り始めた方は1、2人くらいでした。
登りはじめは最初はゆるい傾斜の林道です。突然急斜面が目の前に現れるのでそこから本格的に登山開始になります。下台倉山までは痩せ尾根&急登になります。いきなり両脇が切れ落ちた、蟻の戸渡みたいなところが出てきますが、実際には十分に足場があるので慎重に足を置いていけば危ないことはありません。遠目に見ると超危険に見えますけどもw
その後は痩せ尾根の上に通った道を歩いていき、急斜面にロープが張られているところが多数出てきます。これも登りでは特に問題になるような難しさではありませんでした。ただしすべりやすそうなツルツルの岩やザレたところがあるので注意してください。手を使うところで砂が多く浮いているので手袋しておくと良いです。
下台倉山までくると急登はひとまず終わり。燧ヶ岳が間近にド迫力で見えます。ここから何か所か水場はありますが、これは当てにしない方がいいです。枯れていることがあったり、水場と言いながらただの水たまりだったりします。自分は6リットルの水分持っていきましたが、10月の気温と薄曇りの天気ではさすがに多すぎました。自分はあまり水を飲む量は少ない方ということもあり、3リットル弱くらいしか消費しませんでした。トレーニングにはなりましたがw
そこから台倉山に向かって細かくアップダウンする尾根歩きです。木道が敷かれているところが多いのですが、これが非常に滑りやすいので注意してください。自分は二回ほどすっころびましたし、周りの登山者もかなり警戒していました。なんならロープ場や痩せ尾根よりこちらの方がけがする可能性が高いので危険かもしれません。また、木道がない部分にはぬかるみが酷く、うっかり水たまりに足を突っ込むと靴が浸水しそうになります。自分含め、ズボンや靴が泥だらけの人が多かったので、ゲイターしていた方が良かったかも。
池ノ岳に近づくと徐々に勾配がきつくなり、池ノ岳を見上げながら笹原の中の急登区間になります。序盤程の難しさはありませんが、注意して登りましょう。急登を上り終えると木道が表れ始め、突然目の前に大湿原がお出ましです。姫の池という大きな池塘に出迎えてもらうと、その向こうには平ヶ岳の山頂。この時点では結構遠くに見えるのですが、高低差が少ないため実際に歩くとそうでもありませんでした。風が弱ければ姫の池に映った逆さ平ヶ岳を拝めるようなのですがこの日はあいにく風があり、水面が波立っていて拝めませんでした。。
木道を歩いて平ヶ岳山頂まで向かいます。平ヶ岳山頂も大湿原になっていて、間近には燧ヶ岳。山頂標識は樹林帯の中にひっそりと隠れています。
小休憩して引き返すと、尾瀬方面からガスが迫ってきて一時霧の中に。玉子石への分岐もありましたが特に興味ないのでそのまま来た道を戻ります。
急登は下りのほうが難しいもので、とくに下台倉山から登山口までの下りはかなり手こずりました。登りでは特に問題なかったのですが、下るときには足をどう置けばいいかわからず、時間を食ってしまう個所も多かったです。そう言った攻略方法を考えたり、ほかの登山者の方の歩き方で勉強するのも楽しいですがw
最後の断崖の痩せ尾根を抜けるとあとは林道を下ってゴール。ただ、林道に出た直後に目の前で草藪に飛び込む黒い影を見てしまいました。やはり山奥で熊の多い山域なので、クマ鈴やラジオなどのクマ避けグッズは必須です。自分は下りで苦戦している間にいつのまにかクマ鈴に泥が詰まり、音が出なくなっていました。熊のほうが先に気づいてくれて本当に助かりました。。教訓ですね。
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鷹ノ巣駐車場の収容台数は少なく、登山口から遠いところに路駐せざるを得ないことも多いようです。バイクなら隙間にぽい。駐車場にはトイレあり。
林道からスタート
痩せ尾根の道を歩いていきます。
下台倉山以降は木道が増えます
このように横木のないタイプの木道は非常に滑りますので気を付けてください。気を付けてても滑りますww
水場という名の水たまり。とても使えたものではないです。
姫の池に出ます
紅葉はなかなか進んでいました。
平ヶ岳山頂へ向けて緩い登り
平ヶ岳山頂
燧ヶ岳が間近
池ノ岳方面
雄大な尾根です
ぬかるみにも注意。意外と深いところもありますので…ちなみに私はトレッキングポールのさきっちょのゴムを吞まれました。
これから下っていく尾根が見えるんですが、これがあまりに長く見えて心が折れそうになりますw
痩せ尾根区間へ戻ってきました。
両側断崖の痩せ尾根。すこし段があるので、右側に落ちた方が助かる可能性高そう。
熊にニアミスしながらも無事下山。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 帽子 | グローブ |
サングラス | 地図 | コンパス | カメラ | 登山計画書(控え) | ツエルト |
健康保険証 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
トレッキングポール | GPS機器 |
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