行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
乳岩峡登山口に車を止めて登る予定が、乳岩峡の入り口で通行止めに…小滝橋駐車場へ
この登山記録の行程
小滝橋駐車場(7:46)・・・乳岩登山口(8:09~8:13)・・・乳岩分岐(8:26~乳岩巡回~8:58)・・・鬼岩(9:53)・・・鬼岩乗越(10:07~10:12)・・・6合目(10:54~11:00)・・・山頂(11:42~12:24)・・・栃木沢への分岐(12:30)・・・鬼岩乗越への分岐(13:10)・・・鬼岩乗越(13:34)・・・乳岩分岐(14:28)・・・乳岩登山口(14:43)・・・小滝橋駐車場(15:09)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
四日市を朝6時に出発。登山口まで2時間ちょっとかかるかと思ったが意外と早く着きそうと、乳岩峡の入口まで来ると、何と通行止めではないか!先月、鈴鹿の宮指路岳に登ったときも目的の登山口手前で通行止めになっていて、こりゃ二度あることは三度あるということわざもあるし、次回からしっかり下調べをしないと…。確か、鳳来ダムの方に行くと駐車場があったと思いそちらへ車を回すと駐車場(小滝橋駐車場)には2台ほど先着あり。
朝日の木漏れ日のさすアスファルト道路を、乳岩口に向かってテクテクと歩く。通行止めの標識を過ぎ、舗装道路を進むと道路端端に初めて見る小さな薄紫の花が咲いている。下田さんによると「ホトトギス」の花では⁉と(その通りでした)。さらに歩いて行くと、左に社がありその周りに石の地蔵さんが整列している。幟には豊鳳二十一弘法大師の字が。
約30分ほどで乳岩口登山口に到着。なんと、軽トラックが一台止まっているではないか⁉この車、登山口の清掃に来られた方の車のようで、清掃をされていた方に聞いてみると、登山口近辺で無秩序な路上駐車の多発で救急車の通行が不可能となったことがあり、昨年春から車が通行止めになったということである。
乳岩登山口から山に入ると、まずは一枚岩の河原を進む。渓谷には、とても澄んだ水が流れている。川を渡渉し、次の橋を渡ると乳岩への分岐に着く。左に折れ登って行くと乳岩の巡回コースの案内板があり、我々も時計回りに巡回することにする。
まず、急な鉄梯子で岩の隙間に入っていく。岩の間を抜け、大きな岩の橋の下を通ると、その向こうには今から登る明神山の山並みが迫ってくる。下りに入ると左側には垂直の岩壁が続き、途中大きな穴が現れる。見どころ満点である。ただ、乳岩らしき岩が見当たらない?
巡回を終わり、乳岩分岐まで下り、1時間ほど乳岩川に沿って登って行くと左側に凄い岩が現れてくる。鬼岩である。本来の登山道を少しだけそれ、絶壁が倒れてくるような岩の隙間を通って登山道に戻る。さらに登って行くと、上から天井がかぶさっているような大きな岩壁が現れ、若いカップルがこの凄いオーバーハングの岩に挑もうとしている。
この大きな岩を過ぎ、登りつめたところが鬼岩乗越である。左に見える山が明神山か?高さを考えると山頂はあの山の向こう側だろう。ここから尾根道の小さなアップダウンを過ぎると胸突き八丁だ。息を切らせ一歩一歩高度を稼いで何とか胸突き八丁ノ頭に着く。頭から10分ほど登ると、三ツ瀬コーストの合流点でもある6合目だ。900mを越えた、山頂まであと100mちょっと。
一息入れ息を整えて出発すると、あ~下りではないか。やっとここまで高度を稼いできたのに…。山頂に続く尾根道のアップダウンが始まる。鎖場が現れる、鎖を頼りに岩の壁を登る。さらに進むと鉄梯子が現れる。この鉄梯子を登り両側が切れた岩のやせ尾根に出る。この岩尾根は両側の展望が開け、左を見下ろせばダム湖の鳳来湖が、右の遠望は南アルプスの山々か⁉最後の登りを登り詰めると展望台が見えてくる。
どうにか三ツ瀬明神山の山頂に到着、いやはやかなり堪えた。まずは展望台に登り、景色を…南アルプスが良く見える。最初は気づかなかったが、東の山と山の間に富士山の頂が顔を出している。先客の年配の女性一人の3人グループに乳岩や明神山のことをいろいろ尋ねる。乳岩は凝灰岩質に石灰岩が混ざった岩で、巡回コースの途中から右に入る梯子の先に乳岩を見ることが出来るとか、それを見逃していたようだ。三ツ瀬明神山はかなりタフな山だけど、見どころが沢山あるとてもいい山だ、と話すと、我が庭を褒めていただいたようで嬉しい…と喜ばれる。鎖場のアップダウンの下山はちょっと心配と話すと、栃木沢へのコースから鬼岩乗越へ分かれるコースが良いと教えてもらう。昼食をとり山頂に咲くリンドウを愛でて下山にかかる。
山頂から西側へ下り、鞍部の分岐から谷筋の道に入る。急な斜面を折り返す道を暫く下ると、分岐の標識が立っているが山頂で出会った3人の話では、この左に折れる道は荒れているとのこと。下りの傾斜が緩くなったころ前方から話し声が聞こえる。先発した3人組に追いついたようだ。鬼岩乗越への分岐までご一緒するが、3人組の一人は御年80歳だそうで、三ツ瀬明神山の主とか…詳しいはず、それと元気!たまに、このような方たちと出会い、色々教えてもらうのも山の楽しみの一つだ。
ご三人とは、分岐で別れ登り下りの少ない道を鬼岩乗越へ向かう。30分足らずで鬼岩乗越に到着。屋根みたいに大きく張り出した岩壁の所では、まだ若い二人が岩壁に挑もうとしている。鬼岩まで下ると、別のグループが鬼岩の岩壁を眺めている。この鬼岩、とても有名な岩壁で、関東からもクライミングに来るそうである。
乳岩登り口を過ぎ、登山口に出ると駐車場までアスファルトの道を歩く。駐車場に着くと、たくさんの車が止まっている。登山開始から7時間半ほど。通行止めもあり、約1時間ほど予定より多く時間を費やしたこともあり、湯谷温泉でひと汗流のをあきらめて帰路につく。
下田さん共々、初めての三ツ瀬明神山だったがとてもタフな登山だった。しかし見どころも多く変化にとんだ山で、とてもいい山だった。
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装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
帽子 | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 登山計画書(控え) | ナイフ |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 携帯トイレ |
非常食 | 行動食 | GPS機器 |
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