行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
2日 千葉(0900)→かじか荘(1400)
3日 かじか荘(1700)→千葉(2200)
この登山記録の行程
1日目
(銀山平14:32)→(15:11笹美木橋)→(15:28一の鳥居15:29)→(15:35庚申七滝15:37)→(16:37猿田彦神社跡)→(16:46庚申山荘)(泊)
2日目
(庚申山荘03:56)→(04:35大胎内(分岐)04:45)→(05:19庚申山05:30)→(05:33庚申山展望台05:44)→(05:53御岳山05:53)→(06:16駒掛山06:16)→(06:24渓雲岳06:26)→(06:48薬師岳06:58)→(07:06白山07:08)→(07:47鋸山07:58)→(08:34不動沢のコル08:35)→(09:31皇海山09:45)→(10:17不動沢のコル10:18)→(11:10鋸山11:11)→(11:50女山11:50)→(11:59六林班峠12:05)→(14:18天下の見晴分岐14:18)→(14:28庚申山荘14:45)→(14:53猿田彦神社跡14:54)→(15:39庚申七滝15:40)→(16:00笹美木橋16:00)→(16:46銀山平)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
残りの日本百名山でこの時期に登れそうな山は皇海山しかないと判断しましたが、群馬県側のアクセスの栗原川林道が数年前に廃道となり、栃木県側の銀山平からのクラシックルートしかなくなり、日本百名山最難関といわれる人もいる程の難コースとなっています。
従って、日帰りは無理と判断し、初めての山小屋泊でトライすることにいたしました。登山口から2時間のところにある庚申山荘に1泊して日没前に戻ることを目標にしましたが、3連休中に宿泊すると山荘が混みそうなので、1日休みを頂き、前日に宿泊することとしました。
登山口の「かじか荘」内の券売機で、庚申山荘の宿泊代2080円を発券し、受付兼登山届けを提出し、登山者用駐車場へ駐車して出発です。
登り始めは林道歩き。しばらくは舗装路で、途中からダートになり、1時間ほどで一の鳥居に到着。ここから本格的な登山道となり標高を上げていきます。一の鳥居付近は紅葉がとても綺麗でした。一の鳥居からさらに1時間少しで庚申山荘に到着。
この日の宿泊者は、最終的に6人で1日前倒しで大正解でした。
翌日は予定通り日没までに下山するために、朝4時に庚申山荘を出発しました。
真っ暗な中、ヘッドライトの灯りを頼りに庚申山まで登っていきます。この庚申山までの登りがなかなかのものでした、反射板になっている赤黄の目印を頼りに、進むべき道を探すことになります。庚申山に辿り着くと少し明るくなり、山頂の少し先に、皇海山の雄姿がモルゲンロートで光っておりました。
庚申山から先は、いくつものピークがあり、白山を越えると、いよいよ難所の鋸山へ突入です。
鋸山は名前の通りのギザギザの山容で、垂直岩壁を鎖・ロープで急登・急降下の連続です。
緊張しながら慎重に進みやっと鋸山山頂に到着すると、雲一つない快晴の360度の絶景でした。男体山、日光白根山、巻機山、上州武尊山、谷川岳、苗場山、赤城山、浅間山と北関東周辺の名峰の数々でした。
鋸山から皇海山へと向かうと、またロープのある急な岩場の下りがいくつか待ち構えており、
そして亡き栗原川林道方面からの登山道と合流する不動沢のコルまで下り、そこからラストの急登をひとふんばりして、ついに皇海山山頂に到着です。
山頂は展望がありませんが、ロング難コースゆえ感動ひとしおです!
山頂で休憩しているうちに、日帰りの登山者が続々と到着。このコースを日帰りする体力は本当にすごいです。
休憩もそこそこに下山です。鋸山に再度たどり着いた後は、緊張した鋸尾根を避け、六林班峠方面へと向かいます。笹薮が続く尾根道で、背丈以上生い茂る笹藪の下に隠れている倒木を避けるためにストックで笹藪を払いながら進みます。笹藪漕ぎを暫く続けるとやがて六林班峠に到着しました。少し休憩し、Uターン気味にその先の庚申山荘までのトラバース道にも笹藪がまだ残っていました。このトラバース道は谷側に傾斜のついた登山道で、非常に歩きにくいです。
下を巻くだけあって距離が長く、いつ終わるのか、傾斜のついたトラバース道が延々と続き、足も疲れており、心理的に本当に辛い道でした。
やっとの思いで庚申山荘に到着して、一息つき、デポした荷物を回収し、あと2時間の下りです。庚申山荘にも、翌日皇海山にアタックする人たちが、大勢おられましたが、庚申山荘からの下山中にも、次々にやってきていました(本当に1日前倒しで良かったです)。
何とかへろへろへろになりながらも、日没前に無事に下山できました。
次の日に登る山も考慮していましたが、絶対に足が持たないと判断して、温泉につかり、千葉まで戻りました。案の定、次の日から2-3日筋肉痛でした(笑)
※庚申山荘でお会いして、2日目終始私をリードして下さった「けんじ」さんのおかげで本当に無事下山できました、この場をお借りしてお礼申し上げます。
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