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ヘロヘロ雪の甲斐駒ヶ岳3日帰り/LEVEL61

甲斐駒ヶ岳( 南アルプス)

パーティ: 2人 (とっち さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴天、弱風、暖かい。

利用した登山口

尾白渓谷駐車場  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 近くのコテージに前泊して、翌朝尾白川渓谷駐車場に停めた。

この登山記録の行程

尾白渓谷駐車場(05:00)・・・笹ノ平(07:17)・・・刀利天狗(08:44)・・・五合目小屋跡(09:24)・・・七丈小屋第1(10:33)[休憩 30分]・・・八合目(12:14)・・・甲斐駒ヶ岳(13:37)・・・八合目(14:25)[休憩 7分]・・・七丈小屋第1(15:02)[休憩 12分]・・・五合目小屋跡(15:56)・・・刀利天狗(16:52)・・・笹ノ平(18:15)・・・尾白渓谷駐車場(21:28)

コース

総距離
約18.0km
累積標高差
上り約2,695m
下り約2,695m
コースタイム
標準15時間10
自己15時間39
倍率1.03

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

年始から彼女の調子が良くなくて久しぶりの本格登山はどこに行こう甲斐駒アゲインよ七丈小屋ねとサイトを見ると満室電話でも空いていない日帰りでいいわよヤマケイレート61だよ?昨年は正味12時間だったからもう少し短縮できるわよ
新潟出張で工場を1150頃出る116号を柏崎方面に走って西山ICから北陸道上越JCT上信越道更埴JCT長野道岡谷JCT中央道で長坂ICで降りる甲斐駒は長丁場だから行動食多めにいるなと検索してすぐ先のベーカリーに入る1524胸焼けせず高カロリーそうなパンを4つ買って長坂駅近くのコンビニは潰れていて一つ手前のコンビニで飲料を買い込む早く駅に着いて小さな直売所に入るとまだリンゴを売っている家近のスーパーじゃ盛りを過ぎて高いからと何個も買い込むとロータリーには出迎えの車がいっぱいで到着した電車からは学生が大勢降りてきて最後方で彼女が車に乗り込んで出発する1615台ケ原長坂線で甲州街道に出て道の駅はくしゅうの手前を駒ケ岳公園線に入る看板を頼りに施設の敷地に入って受付らしき建物に入るとキャンプの受付らしい宿泊の受付を聞くと案内図を渡されて迷路のようなルートを辿ってなんとか受付けの建物に到着する1630寒いから中にいるわと受付に行くとおばさんが対応してくれてまた迷路のようなルートを説明されて今晩はぼくらだけとかお風呂は入浴施設で1930まで明日はどちらへ?甲斐駒です七丈小屋ですか?日帰りです凄いですね夏しか登ったことなくてとワイン付きプランの赤ワインをもらって車にもどり薄暗いなかを感を頼りに奥に進むとようやくコテージ棟に着くけど辺りは真っ暗彼女が先に灯りを点けてくるわと降りていくけど一向に灯りが付かないどうしたかと見に行くとコテージ棟の入口は部屋とは別で灯りのスイッチも見つからないのよ酷いわねと文句たらたら大荷物を抱えて一番手前の部屋に入ると結構な広さ右手には土間続きのトイレがあって正面は10畳だかの畳み敷の部屋テレビ冷蔵庫ケトルワイングラスもあって至れり尽くせり食事に行かなくちゃと暖房を入れっぱなしにして車に戻り何食べる?丼ものがいいわと来た道を先に進んで脇道に入り河を渡って甲州街道方面に戻る途中のお店に着く1655看板も何も出てないわねヤバい店かしら行ってみようよと車を降りるとちょうど店主がのれんを出しに出てくるもう少しお待ちくださいと言っておいて数秒後にお入りくださいと店舗に入って左奥の席に座ると寒いですねとストーブを点けてくれるメニューを見るとほぼ親子丼単品彼女はたれ僕はみそを頼んでシーザーサラダ塩ダレキャベツ焼き鳥何本かを頼むカレーも頼もうか?いらないわ明日ハードだよと言っても聞かないので仕方なく焼き鳥は僕だけが食べるご夫婦客が入ってきて入れ替わりに会計してご馳走さまと店を出る1736真っ暗な中コテージに戻ると彼女は寝巻に着替えてのんびりし始めるお風呂は1930までだってよというと早く行かなくちゃ無料券はどこ行った?と車を往復しても見つからない諦めるかと思ったら畳んだ服の間から出てきてよかったね(笑)と結構デカい入浴施設に入ると1850こんな時間なのに結構な人数無料券を渡して風呂場に入るといくつかの浴槽がある身体を洗って湯船に浸かると大分温いとても露天に入る気になれずに長々と浸かって風呂をでて髪を乾かそうとすると有料のダイソンしかなくてなんだかんだと言い訳の文面が貼られている毎週のようにお山で前泊してるけどドライヤーが無いってなんだよ仕方なくタオルを頭に巻いて彼女を待つとしばらくして出てきてやっぱりドライヤー無いってなによ!(笑)部屋の暖房で乾かそうよと施設をでてコテージに戻る1936ヒーターの前で髪を乾かして明日の荷物を準備していると車から持ってきたはずの手袋がない途中で落したかとヘッドライトを点けて外に探しに行くとすぐ見つかる彼女がチェーンスパイクを嫌がるので買っておいたモンベルの軽量タイプを試すと簡単に付けられると気に入ったみたい二人分のワカンに12本爪にチェーンスパでザックはぱんぱんワカンなんている?七丈小屋のインスタでワカン持って来いって書いてあったからね明日は0330には起きなくちゃねとアラームを掛けて21時頃には暖房を消して寝たかな
朝はアラームで起きるケトルでお湯を沸かしてカップ麺とゆで卵牛乳の朝食を食べる彼女はパンにはちみつを塗って食べている着替えをして脚裏にテーピングしてポットにお湯を入れてカイロを持ってヘッドライトを点けて出発する0445ものの5分で尾白川渓谷駐車場に着くと先客は10台くらいか中に人がいる車もあってこの寒いのに車中泊か何番目の出発なのか準備をして外に出てヘッドライトを点ける0500さっさと歩き出してしまうので写メ撮ったりYAMAP起動したりでちょっと待ってよと言うと毎回待て待てってうるさいわよと怒りだす去年登ったばかりじゃない竹宇駒ケ岳神社の脇を通って橋を渡ると早速の急登は割とすぐに終わって緩斜面に変わった後でまた急登が始まる土の地面は登山靴と降水時の水で掘られて落ち葉が厚く積もる二人とも早々にシェルを脱いでフリース姿になって深い溝を登る地面に雪が残り始めて粥餅石の分岐のあたりで傾斜が緩くなるあたりに笹が目立つ笹ノ平を過ぎるとまた傾斜が強くなってチェーンを付ける調子がいいのかこの辺りからずっと彼女が前を歩く前屏風ノ頭を過ぎて0754刃渡りに差し掛かる0818細い尾根には差した鉄棒に鎖が渡されていて簡単に通過するようやく眺望が良くなって振り返ると遠くの富士山の山頂がちょこっと顔を出す刀利天狗を過ぎると0844急角度の木段を鎖を使って登っていくと駒嶽刀利天と書かれた祠を通過して0844先に進み平坦地を抜けてちょっと下ると5合目小屋跡について正面にようやく甲斐駒が見える0924急坂を下った先には崖支不動の祠があってその右手からまた梯子が始まる0927この当たりで先を歩いていた彼女が下りのソロの姉ちゃんと鉢合わせする七丈小屋泊でもう下るのか屏風岩の手前で12本爪に履き替えて彼女はシェルを着込む11分休む0951木橋を渡って白山不動明王の祠を過ぎると1013今度は黄色いシェルのソロ兄ちゃんとすれ違い最後急角度の大岩を登って七丈小屋に着く1033去年より何分かタイムが遅い手前のベンチにはソロのオヤジが居て下りの装備を整えている菓子パンを食べて彼女はトイレを借りて僕はシェルを着てバラクラバを付けてピッケルを出す予備のペットボトルのお茶は凍っていてもう飲めない冬場だから糖分の高い飲料がよかったかソロのオヤジは12本爪を付けて降りていく30分ほど休憩して出発する1103第二七丈小屋の手前の階段を登って進むと左手にテント場があってテントが黒と緑のテントが二張並んでいて緑のテントの兄ちゃんが声を掛けてくる日帰りですかはい小屋が満室で健脚ですね何時に出ました5時ころですかね早いですね黒のテントは設営中かまばらな灌木の間を地味に登っていくと彼女がワカンいらないから荷物デポしようと言い出すそうだねと登り切った肩のところにザックをデポして八合目1214向いに八ヶ岳と小淵沢の街並みが一望に見えてその先の痩せ尾根の手前に来ると左手の巻道からトレースが合流している彼女と入れ替わって先に痩せ尾根を登ってその先で左に巻くと短い距離のルンゼに合流するこれをそのまま下るとさっきのトレースよ彼女の方が良くルートを覚えている雪付きもいいので苦労なくルンゼを登り切ってその先の垂直な鎖と急登を登り切ると山頂手前の肩に出て七丈小屋のシンボルの二本剣が刺さった岩の上に出る1257このあたりで二人ともヘロヘロになってしまい脚が前に出なくなる山頂まで距離もわずかでもう高低差も無いのに時間が掛かって甲斐駒ヶ岳山頂1337ここまで8時間も掛かっているやっぱり1泊しないと脚が回復しないよね心なしか太陽も弱くなってきたのでゆっくりできないと下りにかかる1344下りのルンゼの手前でソロ男性とすれ違うルンゼは雪付きが良いので前降りして下ると彼女も最初だけ後ろ向きですぐ前降りしてくる痩せ尾根へは向かわずそのままルンゼを下まで降りて左から張り出した岩を避けて痩せ尾根の下に出るとちょうど後続のソロ男性が痩せ尾根に取付いているこっちでいいですか?いいですよ下りはこっちが楽ですねと声を掛けるその下でまたソロ男性とすれ違う3人全員小屋泊だろうかデポしたザックを回収して1432菓子パンを食べて7分休憩して先を急ぐテント場では今朝のソロ男性はもうおらず黒いテントだけが残っているさっきすれ違った誰かかなようやく七丈小屋について1502売店で飲み物を買おうと呼び鈴を押しても誰も出てこない4回めくらいで小屋番の姉ちゃんが出てきてポカリを2本買うと小屋から出てきたおばさんに日帰りですか?と聞かれる菓子パンを食べてバラクラバを外してシェルも脱いで12分休憩して下り始めようとするとピッケルカバーがない寒がる彼女を先に歩かせて落ちたカバーを見つけて数分遅れて歩き出すこの時点ではまだ18時すぎころに下山出来るかなと呑気に思っていた昨年はチェーンスパがなくて凍結地面をこわごわ歩いたので下りを飛ばせなかった今回はチェンスパ脱がずに降りればスピード上げられるしと思っていると彼女が遅くてすぐ追いつく階段祭りを通過して五合目小屋跡1556ここまではまあまあだけど彼女が疲れて黒戸山への緩い坂が登れない何度も立ち止まりながら登り切った後は下りになって刀利天狗の祠1652刃渡り1709を過ぎてもう少しで暗くなる前にチェーンに履き替えようと休憩して1718二人分の12本爪を僕のザックに仕舞いヘッドライトを頭に着ける僕は菓子パンと行動食を多めに持ってきたので菓子パンを食べて行動食を彼女に分けるペットボトルの飲料は凍ってしまい温くなったポットのお湯で溶かして飲む10分休憩して歩き出す前屏風ノ頭1738このあたりでも19時過ぎには着くかなと思っていた前屏風ノ頭を過ぎると斜度が緩くなりスピードが若干上がるり18時ころにとうとう暗くなると彼女があとどのくらい?と頻繁に聞き始めるけど僕らのペースが全く分からないいつもならコースタイムの8掛けで下りなら7掛けすれば簡単に到着時刻が分かるけどいまのペースは?コースタイムなのかそれより遅いのか適当に19時くらいには着くよなんて返事して誤魔化すけどこの登山道の雪が落ち葉に変わってからまだ相当あるよなと思いながら笹ノ平分岐点1826を過ぎると彼女の持病の頸椎痛が出てしまい足指も痛いと言い出して老婆のように一歩一歩しか歩けないなによりシャリばてになっている後どのくらい?これだと20時は過ぎるねと言っても彼女の脚は早くならない足を止めてロキソニンテープと予備の使い捨てカイロを渡すと首にロキソニンを貼ってカイロをその上に当ててまた歩き出す下には手が届きそうに長坂の町の灯りが輝いてるのに一向に近づかない夜空には満月が煌々と輝いて今朝も月が登ってたよなと思い出すようやく地面の雪が無くなって深い溝の落ち葉だまりに変わる彼女のペースに合わせて歩こうとしてもどうやってもそんなに遅く歩けないので100mほど先に歩いて彼女が追いつくのを待つを繰り返すあまり重量は無いはずだけどザックを持とうか?と言ってもいらないわよそのうち21時にも着けないことが分かるけどどうしようもない後でYAMAPのグラフを見たらこの区間は55~60%になっているそれでもなんとか歩き通して尾白川の橋を渡って2110駐車場に戻る2128急いで装備を解いて車を発進させ2147駒ケ岳公園線を下って甲州街道に入りとりあえず何か食べようとコンビニに入る2152彼女になにがいい?どん兵衛がいいわお湯をこれくらいいれてと3センチくらいに指を広げる僕は缶コーヒーにサンドイッチとアイスクリーム彼女にカフェラテとどん兵衛にお湯を入れて車に戻って走りながら食べる車の中でこぼれるのを心配してお湯を少な目と言ったけど少ないお湯はすぐ冷えてしまいどん兵衛がほぐれない彼女はもういいわと諦めてしまう次のコンビニでまた買うよとコンビニに入ると年中無休24時間営業と書いてあるのに店舗は真っ暗なんだよと扉を押していると臨時休業の貼り紙その先にはもうコンビニはなくて須玉ICから中央道に入るコンビニのあるPAで買おうねなんて言って走っているとどこにもない結局八王子ICを過ぎて石川PAにコンビニがあってここで買うよもういいわととうとう彼女は食べられないまま西新宿JCT中央環状線と走って彼女の家に着く0時ジャスト
去年の夏に甲斐駒ヶ岳よりレートの高い幌尻岳に余力をもって日帰り出来たのでそれが基準になっていて甲斐駒も日帰りできるよね去年よりタイムが短縮できるよねと思ってしまったけどやっぱり厳しいそれでもトータルではコースタイムにはおさまってるけど冬場の日照時間の短いときには難易度が高い特に彼女は年末の鳳凰三山や宮之浦岳で調子が良くて僕が追いつけないほど快調だったので高をくくっていた彼女は前日の夕飯も普通にしか食べなかったし行動食も多く持ってこなかった僕はかなりハードだと思っていたので菓子パンも行動食も多めに持っていたのでなんとか間に合った僕は僕で二人分のワカンに12本爪にチェーンスパも持って重量オーバーでザックが肩に食い込んで苦痛だった一番は小屋泊してないので体力が回復出来なかったのが問題だと思う小屋泊なら間に12時間以上の休憩がはいるからな彼女はセクハラ客がいたので七丈小屋に泊まりたくない来年はどうするよ(笑)日帰りか小屋泊か悩むな

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装備・携行品

登った山

甲斐駒ヶ岳

甲斐駒ヶ岳

2,966m

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