行程・コース
この登山記録の行程
乾徳山登山口(06:14)・・・登山道入口(06:44)・・・国師ヶ原(08:10)・・・月見岩(08:38)・・・乾徳山(09:47)[休憩 15分]・・・月見岩(11:01)・・・大平高原分岐(11:46)[休憩 20分]・・・乾徳山登山口(14:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
山梨へ行く用事があったので、行ってみたいと思っていた乾徳山へ。6時前に徳和の駐車場に到着。とてもきれいに整備されている。駐車している車は数台。車内で朝食を食べて出発。快晴。気温は-2℃だったが、風がなかったためかそれほど寒くない。
国師ケ原の辺りから一面雪で、深い所では膝くらいまであった。ひとけのない雪原はとても美しかったが、足跡が残っていなければルートが分からなかっただろう。
月見岩を過ぎると、道が急になり、岩場になってくる。鎖場でヘルメットを着用。雪はそれなりにあったが、やわらかく余り滑らなかったので、軽アイゼン無しで最後まで進めた。自分はゆっくりしたペースだったからほとんど問題なかったが、早いペースでどんどん進みたい人は軽アイゼン、チェーンスパイクが必要と思われる。
雪のある鎖場は初めてだったが凍り付いている所は無かったので滑ることもなく進めた。
有名な鳳岩は、最初の1、2歩の足場がなかなか良い所に見つからずちょっと焦ったが、少々アクロバティックな恰好でそこをクリアすれば後は岩の割れ目が良い所にあってすんなり登れる。
頂上は言われている通り狭く、またほとんど雪で覆われていたため、座ってゆっくり休むことはできなかったが、快晴、ほぼ無風で快適だった。
下りは鎖場を避けて水のタル、高原ヒュッテのルートを進む予定だったが、頂上から水のタルに向かうルートは雪が深く、足跡も無い。先に行った方が「雪が膝上で無理。止めた方が良い」と戻ってこられたので諦めて、鳳岩の迂回路を行こうかと思ったが、こちらも雪で覆われていてどこかわからない。鳳岩を下りる以外に方法が無くなり、上って来た鎖場を下った。これも良いトレーニング。
月見岩から大平高原へ向かう道は足跡が少ないながらあったので、予定通りそちらへ進む。雪は脛くらいまであるが、やわらかいので、少し急でも踏みしめながらどんどん進める。
大平高原を過ぎると雪も無くなってきて、落ち葉が堆積したふかふかの道が多くなる。一見歩き易そうだが、なかなかの曲者で、落ち葉の下がどうなっているか分からないので、安易に踏み出すと危ない。そう思って気を付けていたが、それでも緩斜面で滑って二回尻もちをついた。靴と手袋がドロドロになった。
道満山に向けて少し上り返すが負荷は低い。それ以降も難所は無く、足への負担もほとんど無く下山。月見岩から誰にも合わなかった。なんという贅沢。
乾徳山は日帰りでそれなりの手ごたえと景色を楽しめる。駐車場もきれいに整備されているし、麓の雰囲気ものどかで良かった。また、違う季節に登ってみたい。