再び寒気襲来で雪が増えました。重い湿雪だったので、厳しいラッセルを強いられるでしょう
天気・気温
12:00の山頂の天候 ガス。気温-5℃。風速5~8m/s
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
先週末からの寒波で、大山寺周辺と山は積雪が増え、また真冬のような状態に逆戻りです。ただ今回の雪は水分を含んだ湿気の多い雪ですので、トレースを外すとラッセルがかなりきついと思います。
なお、積雪量としてはほぼ昨年並み、かなり多いです。
登山道の状況
登山道には雪があります。しかkりとした冬山装備で登山してください。
登山道での注意点は、5合目付近から上では6合目手前あたりまで、かなり抜け穴があります。登りでは足を踏み抜く程度で済みますが、下りだと足を捻挫、悪くすると骨折などの事故に繋がります。十分に注意してください。
また、新雪が降ったばかりなので、雪の状態が様々です。特に6合目から上では、アイスバーンあり、クラストした部分あり、重たいラッセルを強いられる所ありとさまざまです。
6合目の避難小屋は、入口が半分以上雪で埋まっていますが、なんとか入れます。
一方、山頂の避難小屋は1階からはまったく無理です。2階を何とか一人が潜れるだけ掘ってありますが、降雪があるとまた埋まってしまいます。基本的に避難小屋には入れないと想定して、装備を準備してください。
ちなみに、今日の場合は、約5~10メートルぐらいの視界しかなく、6合目辺りから8合目までかなりの東風が吹いて、登れる条件ギリギリのところでした。
また6合沢と7合沢については、まだ雪庇が残っています。ブロック雪崩の恐れがありますので、ご注意ください。
少し暖かい日が続いて、表面上の雪が融けた上に湿った雪がかなり積もっていますので表層雪崩の恐れもあります。
登山装備
アイゼンは最低でも10本以上のものをお使いください。今の時期、最近流行のチェーンアイゼンはほとんど役に立ちません。まだまだ6本では危ないと思われます。
またピッケルの使い方を知らない方はストックのほうが便利です。ただしストックが通じるのは5合目までで、6合目より上になると滑落防止の意味でピッケルを使わないと一気に滑り落ちてしまうことも考えられます。5合目以降はピッケルの正しい使い方を習得した方のみが行ける世界です。
服装についても、天候にもよりますが、まだまだ厳冬期の準備で登ってください。
注意点
決して夏に登る程度の知識で気軽に山に入らないでください。経験者と登るようにしてください。基本的な技術が不足していて、それが事故に繋がっているケースっが、ここ何年か続いています。
まだまだ大山は真冬だと考えて、無理をしないようにしてください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドなど、「大山レークホテル」(TEL0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
登りながら、楽な登山の方法であるとか、長続きのできる登山の歩き方であるとかをお教えします。
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